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公開番号2025077086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189017
出願日2023-11-06
発明の名称製品検査支援システム及び製品検査支援方法
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250512BHJP(測定;試験)
要約【課題】異常の原因の特定を速やかに行う。
【解決手段】複数の対象製品を順次検査する作業を支援する製品検査支援システム10が収音部11と判定部12とを備える。収音部11は対象製品から動作音を収音する。判定部12は、対象製品に異常があるかどうかの判定であって異常があると判定した対象製品の異常の種別の判別を含む当該判定を、収音部11が収音した動作音から行う。判定部12は、当該判定を、正常である対象製品についての動作音と異常がある対象製品についての当該種別毎の動作音とを用いる機械学習によって生成した判定モデルを用いて行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の対象製品を順次検査する作業を支援する製品検査支援システムであって、
前記対象製品から動作音を収音する収音部と、
前記対象製品に異常があるかどうかの判定であって異常があると判定した前記対象製品の異常の種別の判別を含む前記判定を前記動作音から行う判定部であって、正常である前記対象製品についての前記動作音と異常がある前記対象製品についての前記種別毎の前記動作音とを用いる機械学習によって生成した判定モデルを用いて前記判定を行う前記判定部と、
を備えることを特徴とする製品検査支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
異常があると判定された前記対象製品の出現に応じて異常発生の通知を行う通知部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の製品検査支援システム。
【請求項3】
前記通知部は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品の前記順次検査での出現の仕方が所定の条件を充たしたときに前記通知を行うことを特徴とする請求項2に記載の製品検査支援システム。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品が所定個数連続して出現したという第1の条件、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品が所定の閾値以上の出現率で出現したという第2の条件、及び、前記第1の条件と前記第2の条件との両方を共に充たしたという第3の条件のうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項3に記載の製品検査支援システム。
【請求項5】
前記通知は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品の前記種別を示す情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の製品検査支援システム。
【請求項6】
前記通知の通知先を特定する前記種別毎の情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記通知部は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品の前記種別によって前記記憶部の情報から特定される前記通知先に宛てて前記通知を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の製品検査支援システム。
【請求項7】
前記記憶部は、更に、前記種別毎の異常の原因の情報を記憶し、
前記通知は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品の前記種別についての前記原因の情報を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の製品検査支援システム。
【請求項8】
前記記憶部は、更に、前記種別毎の異常への対策の情報を記憶し、
前記通知は、前記種別が同一の異常があると判定された前記対象製品の前記種別についての前記対策の情報を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の製品検査支援システム。
【請求項9】
前記収音部により収音された前記動作音から前記対象製品以外の発生源が発生させた一時的な異音を検知する検知部と、
前記異音の検知に応じて前記判定部を制御して、前記異音が検知された前記動作音が収音された前記対象製品から前記収音部が改めて収音した前記動作音からの前記判定を前記判定部に行わせる制御部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか一項に記載の製品検査支援システム。
【請求項10】
複数の対象製品を順次検査する作業を支援する製品検査支援方法であって、
前記対象製品から動作音を収音し、
前記対象製品に異常があるかどうかの判定であって異常があると判定した前記対象製品の異常の種別の判別を含む前記判定を前記動作音から行い、
前記判定が、正常である前記対象製品についての前記動作音と異常がある前記対象製品についての前記種別毎の前記動作音とを用いる機械学習によって生成した判定モデルを用いて行われる、
ことを特徴とする製品検査支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製品検査工程の作業を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
良品の動作音から作成した基準動作音データに基づいて製品の動作音の異音検査を実行するという技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、検査対象物の異常を振動レベルに基づき判定し、その異常の原因が共振系異常かどうかを判定し、他の原因と判定した場合は周波数軸成分に基づき原因を特定するという3階層の判定で異常原因を求めるという技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-118717号公報
特開2007-64852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製品の異常原因の推定と推定の正否の判定との繰り返しにより真の異常原因を特定する手法では、異常の真の原因を特定するまでに時間を要することがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のひとつでは、複数の対象製品を順次検査する作業を支援する製品検査支援システムが収音部と判定部とを備える。収音部は対象製品から動作音を収音する。判定部は、対象製品に異常があるかどうかの判定であって異常があると判定した対象製品の異常の種別の判別を含む当該判定を動作音から行う。この判定部は、正常である対象製品についての動作音と異常がある対象製品についての当該種別毎の動作音とを用いる機械学習によって生成した判定モデルを用いて当該判定を行う。
【発明の効果】
【0006】
上記の態様によれば、異常の原因の特定を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の一例としての製品検査支援システムの構成を示す図である。
判定部による対象製品の異常の有無の判定の手法の説明図である。
通知判定マスタDBの登録データの一例を示す図である。
複数の対象製品の順次検査における判定部による判定結果の例を示す図である。
対策マスタDBの登録データの一例を示す図である。
異常発生通知画面の画面例を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
製品検査支援処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
制御処理の一例の処理内容を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。
【0009】
初めに、実施形態の一例としての製品検査支援システム10の構成について、図1を参照しながら説明する。
【0010】
図1の製品検査支援システム10は、製造工程1、2、…、Nを経て順次製造された複数の対象製品の出荷時における製品検査の作業を支援する。この製品検査支援システム10は、収音部11と判定部12と通知部13と記憶部14とを備えており、通信ネットワーク20に接続されている。通信ネットワーク20には出力機器30-1、30-2、…、30-Nも接続されている。出力機器30-1、30-2、…、30-Nは、製造工程1、2、…、Nの各製造工程の作業が行われる現場にそれぞれ設置されており、各製造工程の工程責任者によって使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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