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公開番号2025076892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188834
出願日2023-11-02
発明の名称ブラインド、ブラインドの製造方法
出願人株式会社ニチベイ
代理人個人,弁理士法人i.PARTNERS特許事務所
主分類E06B 9/386 20060101AFI20250509BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】複数のスラットを一体的に傾動可能とする技術を提供する。
【解決手段】重なることにより短手方向における相対移動を互いに規制する長尺に形成された2つの上方スラット31及び下方スラット32を有するスラット対3と、スラット対3を傾動可能に支持するラダーコード4とを備え、ラダーコード4によるスラット対3の傾動がなされる場合、上方スラット31及び下方スラット32が一体となって傾動することを特徴とした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
重なることにより短手方向における相対移動を互いに規制する長尺に形成された２つのスラットを有する遮蔽部と、
前記遮蔽部を傾動可能に支持するラダーコードと
を備え、
前記ラダーコードによる前記遮蔽部の傾動がなされる場合、前記２つのスラットが一体となって傾動する
ことを特徴とするブラインド。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記２つのスラットのそれぞれは、前記短手方向において曲がる形状を有し、前記２つのスラットが重なる場合に互いに重なることで前記相対移動を規制する規制部を有する
ことを特徴とする請求項１記載のブラインド。
【請求項３】
前記２つのスラットは同一形状に形成されており、
前記２つのスラットのそれぞれは、略Ｓ字状に湾曲することにより前記規制部として２つの湾曲部が形成され、
互いの前記湾曲部が上下に重なるように前記２つのスラットが重なることにより、前記相対移動が規制される
ことを特徴とする請求項２記載のブラインド。
【請求項４】
前記２つのスラットは同一形状に形成されており、
前記２つのスラットのそれぞれは、略Ｌ字状に屈曲することにより前記規制部として１つの屈曲部が形成され、
互いの前記屈曲部が上下に重なるように前記２つのスラットが重なることにより、前記相対移動が規制される
ことを特徴とする請求項２記載のブラインド。
【請求項５】
前記２つのスラットの間に介在する断熱部材を更に有する
ことを特徴とする請求項１記載のブラインド。
【請求項６】
前記２つのスラットは、互いに素材が異なる
ことを特徴とする請求項１記載のブラインド。
【請求項７】
前記２つのスラットは、互いに色が異なる
ことを特徴とする請求項１記載のブラインド。
【請求項８】
前記ラダーコードは、前記ブラインドのヘッドボックスから垂下される前記短手方向に互いに離間した一対の垂直コードを有し、
前記一対の垂直コードの間には、それぞれの両端部が該一対の垂直コードのそれぞれに個別に連結する２つの中段コードが連結されており、
前記遮蔽部は、前記２つの中段コードの間に挿通されることにより、前記ラダーコードに傾動可能に支持される
ことを特徴とする請求項１～請求項７のいずれか一項記載のブラインド。
【請求項９】
前記ヘッドボックスから垂下されると共に、前記遮蔽部の前記短手方向における一方側または他方側に配される、前記遮蔽部を昇降するための昇降コードを更に備え、
前記２つのスラットそれぞれの前記昇降コードに対向する前記短手方向一端部には、前記昇降コードが挿通する切欠きが形成される
ことを特徴とする請求項８記載のブラインド。
【請求項１０】
長尺に形成された２つのスラットを重ねることにより、前記２つのスラットを、互いにその短手方向における相対移動が規制された遮蔽部とし、
前記遮蔽部を傾動可能に支持するためのラダーコードに対し、前記遮蔽部を取り付ける
ことを特徴とするブラインドの製造方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本実施形態は、スラットを有するブラインド、及びその製造方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、この種のブラインドとして、下記特許文献１に示されるものが知られている。このブラインドは、ラダーコードによって複数のスラットを上下に間隔を隔てて水平に支持し、且つそれぞれのスラットを通って垂直にのびる昇降コードによってスラットの昇降を行うようにしたものであり、ラダーコードの各段部に２枚のスラットを重ねて支持せしめ、その一方のスラットにおける昇降コードを通す透孔をブラインド前後方向に長い長穴とし、且つこのスラットのラダーコードに接する部分に切欠を形成して、スラット傾動時に該スラットが他方のスラットに対して下方にずれるようにしたことを特徴としている。この特徴により、スラット傾動時に各段部に支持されるスラット間の隙間を完全に遮蔽することを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実公昭６２－３６９４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述したような複数のスラットを重ねて支持するように構成されたブラインドでは、スラット傾動時に一方のスラットに対して他方のスラットが下方にずれるため、これは意匠性の低下につながる。そのため、複数のスラットを相対的なずれを生じさせることなく、一体的に傾動させることが望まれていた。
【０００５】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数のスラットを一体的に傾動可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、重なることにより短手方向における相対移動を互いに規制する長尺に形成された２つのスラットを有する遮蔽部と、前記遮蔽部を傾動可能に支持するラダーコードとを備え、前記ラダーコードによる前記遮蔽部の傾動がなされる場合、前記２つのスラットが一体となって傾動することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、複数のスラットを一体的に傾動可能とする技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施形態に係るブラインドの構成を示す正面図である。
第１の実施形態に係るブラインドのスラット対の構成を示す分解斜視図である。
第１の実施形態に係るブラインドのスラット対及びラダーコードの構成を示す斜視図である。
第１の実施形態に係るブラインドの概略縦断面図である。
第２の実施形態に係るスラット対の構成を示す分解斜視図である。
第２の実施形態に係るブラインドの概略縦断面図である。
第３の実施形態に係るブラインドの概略縦断面図である。
第４の実施形態に係るブラインドの概略縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、遮蔽材として複数のスラットを備える横型ブラインドに本発明を適用した形態を例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、ブラインドが設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、ブラインドの長手方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【００１０】
＜第１の実施形態＞
（全体構成）
第１の実施形態に係るブラインドの全体構成について説明する。図１は本実施形態に係るブラインドの構成を示す正面図である。なお、図１は、ボトムレールが最下降位置まで下降された状態を示しており、ヘッドボックスの一部が透過されることによってヘッドボックスに内蔵された構成要素が示されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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