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公開番号2025076450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2025016013,2021570966
出願日2025-02-03,2020-05-29
発明の名称適応型サポートアパレルシステムおよび方法
出願人ナイキ イノベイト シーブイ
代理人個人
主分類A41D 13/00 20060101AFI20250508BHJP(衣類)
要約【課題】サポートアパレルにおいて、フィット感および機能を改善した適応型サポート構造、レーシングシステムおよび適応型エンジンを含む適応型サポート衣服に関するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】適応型サポート衣服は、サポート構造体、複数のレースガイド1210、レースケーブル1205、および適応型エンジン1230を備え、着用者の身体構造の一部を包み込み、圧縮をかけるように構成される。複数のレースガイドはサポート構造体上に配置され、レースケーブルはレースガイドに延在し、サポート構造体のレーシング領域にレーシングパターンを形成する。適応型エンジンはサポート構造体に連結され、レースケーブルと係合する。また、適応型エンジンは、レースケーブルへの張力を増減し、身体構造の一部に対するサポート構造体の圧縮を増減するように構成される。
【選択図】図12B
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の身体構造の一部を包み込み、該身体構造の一部に圧縮を加えるように構成され
たサポート構造体と、
前記サポート構造体上に配置された複数のレースガイドと、
前記レースガイドを通って延在し、前記サポート構造体のレーシング領域にレーシング
パターンを形成するレースケーブルと、
前記サポート構造体に連結され、前記レースケーブルと係合する適応型エンジンとを備
え、
前記適応型エンジンが、前記レースケーブルへの張力を増減させ、前記身体構造の一部
への前記サポート構造体の圧縮を増減させる、
適応型サポート衣服。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記適応型エンジンが前記サポート構造体の中心に配置される、請求項1に記載の適応
型サポート衣服。
【請求項3】
前記レーシングパターンが、前記適応型エンジンの上下に、前記サポート構造体の長手
方向軸に沿って延びる、請求項2に記載の適応型サポート衣服。
【請求項4】
前記レースケーブルが前記適応型エンジンの対向側面から延びる、請求項1に記載の適
応型サポート衣服。
【請求項5】
前記適応型エンジンが前記レースケーブルを巻き取るように構成されたスプールを含み
、前記レースケーブルが、前記スプールの対向する側面で該スプールから出るように構成
される、請求項4に記載の適応型サポート衣服。
【請求項6】
前記サポート構造体が第1半部、第2半部、および前記サポート構造体の長手方向軸に
沿って延在するジッパーを備え、該ジッパーが前記第1半部を前記第2半部と接合させて
筒状のサポート構造体を形成するように構成される、請求項1に記載の適応型サポート衣
服。
【請求項7】
前記サポート構造体が、前記レーシング領域の第1側面と前記ジッパーとの間に延在す
る第1の弾性部分と、前記レーシング領域の第2側面と前記ジッパーとの間に延在する第
2の弾性部分とを備える、請求項6に記載の適応型サポート衣服。
【請求項8】
前記第1および第2の弾性部分がメッシュで形成される、請求項7に記載の適応型サポ
ート衣服。
【請求項9】
前記レーシングパターンが分割螺旋パターンである、請求項1に記載の適応型サポート
衣服。
【請求項10】
前記分割螺旋パターンが、前記サポート構造体の下側の内側部分および前記サポート構
造体の上側の側面部分に沿って形成される、請求項9に記載の適応型サポート衣服。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年5月31日に出願された米国仮出願第62/855,712号の
優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
続きを表示(約 3,800 文字)【技術分野】
【0002】
下記の明細書は、適応型サポートアパレルの様々な例、および適応型サポートアパレル
内で利用されるレーシングシステムの様々な態様について記載する。例えば、電動レーシ
ングシステム、電動と非電動のレーシングエンジン、レーシングエンジンに関連するレー
シング/ストラップ構成要素、および自動レーシングアパレルプラットフォームを含む、
手動および自動の様々な適応型メカニズムを開示している。
【背景技術】
【0003】
ブラジャー、トップス、ボトムス、タイツ、レギンス、下着などのアパレルは、様々な
活動時に着用者をサポートするように構築することができる。このようなアパレルには、
特に、サイズ、体型、活動の好みなどに合わせた最小限の調整しか含まれておらず、調整
または適応性が制限されている場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、特に、ブラジャー、タイツ、および他の様々な衣服、下着、またはベー
スレイヤー(本明細書ではサポート衣服とも称する)などのサポートアパレルのフィット
感および機能を改善させる必要性を認識している。アパレルの例として、個人の体形に合
わせてフィットさせ、様々な動的条件(活動レベルの変化など)に自動または手動で調整
できる適応型ブラがある。例えば、適応型ブラは、着用者が休息から激しい運動へと移行
する際に、最大の快適さから最大の乳房サポートまで調整することができる。適応型ブラ
は、動作センサに連結された自動調整メカニズムを利用して、例えばランニングなどの活
動中に乳房の不要な動きを抑制するように動的な調整を行うこともできる。後述する適応
型タイツなどの適応型アパレルは、パフォーマンスを向上させたり、怪我の可能性を低減
させたりする可能性のある動的なサポートを提供することもできる。調整可能な圧縮スリ
ーブは、回復の補助、特定の活動中における身体構造のサポートを行うことができる。本
明細書で紹介する様々なサポートアパレルの多くの例について、以下の開示によって説明
する。
【0005】
説明する適応型サポートアパレルは、レーシング(紐掛け)、ストラップ、レースガイ
ド、および自動/半自動/手動の締め付けエンジン(レーシングエンジンまたは適応型エ
ンジンとしても説明する)などのサポートメカニズムを含み得る。レーシングは、アパレ
ルの選択された領域を、所望の結果に応じて締めたり緩めたりすることができるように、
適応型アパレルアイテムの様々な部分に通された、細いコードの複雑なパターンを含み得
る。レーシングは、製造(例えば、ニッティング)工程中に組み込まれた糸、ブリオケー
ブル、または同様の構造を含み得る。例えば、専用の糸またはブリオケーブルを適応型衣
服の重要な部分に編み込み、衣服の外部に這わせて、他のレーシング構造や適応型エンジ
ンと相互作用させ、調整を容易にすることができる。本出願では、「レーシング」という
用語を用いて、適応型サポート衣服内において適応型サポート構造を生成するために使用
される、様々な素材や構造を広くカバーしている。レーシングは、適応型サポートアパレ
ルの様々な部分の相対位置を変更するように動作する、適応型サポート構造体として機能
することができる。細いひもや糸は、特定の部分や所望の結果に応じて、伸縮性はあって
もなくてもよい。ゴムひもは広い範囲を締め付ける効果を提供し、非伸縮性のレーシング
は、より特定された部分に引く力を伝えることができる。ストラップ素材(例えば、幅の
あるウェビングやニット素材)を選択的に使用することで、引く力をより分散させ、快適
性を高めることができる。特定の例において、レーシングは、固定された接続またはレー
スガイドタイプの接続を介して、1つまたは複数の場所でストラップに連結させてもよい
。レースガイドには、ピボット、アイレット、チューブ構造体、テキスタイルベースのト
ンネルなどがあり、適応型アパレルにレーシングを誘導し、希望のサポート構造体を生成
することができる。
【0006】
本明細書で使用する「サポート衣服」という用語は、ブラジャー、スポーツブラ、タン
クトップ、サポート内蔵キャミソール、水着のトップス、ボディスーツ、ベースレイヤー
など、および体組織(例えば、乳房組織)をサポートするために使用される他のスタイル
またはタイプのサポート衣服などの、任意の数のサポート衣服を含むことを意味する。ま
た、サポート衣服には、下着、タイツ、レギンス、ベースレイヤー(例えば、ぴったりフ
ィットしたトップスやボトムス)、スリーブ、アスレチックサポーターなどがある。さら
に、本明細書で使用する「乳房接触面」という用語は、サポートウェアの着用時に着用者
の乳房に接触する、または乳房に隣接して配置されることが意図された、あらゆるタイプ
の構造を含む。例示的な態様において、典型的な着用者の場合、サポート衣服は、例えば
着用者の右胸に接触または隣接して配置されるように構成される第1の乳房接触面と、例
えば着用者の左胸に接触または隣接して配置されるように構成される第2の乳房接触面と
を備える。例示的な態様において、サポート衣服は、離れた個々の(成形または非成形の
)カップを備え、各カップは乳房接触面を含み、個々の乳房をカバーまたはカプセル化す
るように構成される。また、サポート衣服は、着用者の両方の乳房に接触する単一のまた
は連続的な素材のバンドで構成されてもよい。全ての態様、およびその変形は、本明細書
の態様の範囲内であると考えられる。実施例のほとんどが適応型ブラジャーに関するもの
であるが、この原理は、圧縮タイツ、圧縮スリーブ、さらにはアスレチックサポーター(
一般にジョックストラップと称される)など、様々なサポート衣服に適用することができ
る。
【0007】
本発明者らは、活動レベルの変化に基づいて、とりわけ、ある種のサポートアパレルが
提供するサポートを動的に修正する必要性も認識している。サポートを修正する必要性は
、長期的な快適さおよび活動時に必要な機能性の向上の両方から生じる。そこで、検出さ
れた活動レベルの変化に応じたサポートの自動変更を容易にするために、適応型エンジン
を含む適応型サポートアパレルにコマンドを送信する制御回路と通信する、慣性計測ユニ
ット(IMUs:Inertial measurement units)、全地球測位センサ(GPS:Global p
ositioning sensors)、または心拍数モニタなどの活動センサを含むシステムが開発され
た。これらのシステムは、パフォーマンス志向のサポートを損なうことなく、着用者に一
日中快適さを提供する。完全なシステムを組み込む前に、着用者は様々な活動に合わせて
サポートアパレルを変更するか、または手動で何度も調整する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書で説明する活動センサには、ユーザの身体活動レベルの表示を提供する任意の
センサ、および使用中に適応型サポート衣服に加えられる力(動的または静的)の表示を
提供する任意のセンサが含まれ得る。適応型サポート衣服にセンサを組み込むことで、ス
トラップ、レース、ケーブル、生地の領域など、サポート構造の一部に加えられる力に関
するデータを提供することができる。歪ゲージやストレッチ静電容量センサなどの特定の
センサについて、以下に述べる。
【0009】
以下の適応型サポートアパレルの例では、動的に適応可能なサポートアパレルを提供す
るために、様々な構造をどのように利用できるかをさらに説明する。開示した概念は、同
様のサポート機能を行うため、特に説明していない他のアパレルアイテムにも使用するこ
とができる。
【0010】
図面は必ずしも原寸に比例したものではなく、同じ番号は、異なる図において同じ構成
要素を示したものである。接尾辞が異なる同じ番号は、同様の構成要素の異なる例を表し
たものである。図面は、限定ではなく例として、本明細書で説明する様々な実施形態を一
般的に示したものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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