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公開番号
2025075487
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186690
出願日
2023-10-31
発明の名称
磁気ボール盤
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類
B23B
45/14 20060101AFI20250508BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】 利便性が改善された磁気ボール盤を提供する。
【解決手段】 磁気ボール盤は、永久磁石の磁力作用によるワークに対する磁着力を最大状態と最小状態との間で変更するために、永久磁石またはヨークを最大状態に対応する第1の位置と最小状態に対応する第2の位置との間で変位可能に構成された磁気ベースと、磁着力を最大状態と最小状態との間で変更するための手動操作を行うための第1の操作部材と、第1の位置に向けて永久磁石またはヨークを変位させるための手動操作をワンタッチで可能に構成された第2の操作部材と、第2の操作部材への操作に応答して、永久磁石またはヨークを第1の位置に向けて変位させるとともに、第1の操作部材を最大状態に対応する位置に向けて変位させるように構成された駆動装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁気ボール盤であって、
メインハウジングと、
ドリルを有し、前記ドリルの回転軸線が延在する方向に前記メインハウジングに対して相対移動可能に前記メインハウジングによって支持されるドリルユニットと、
永久磁石を有し、前記メインハウジングに連結された磁気ベースであって、前記永久磁石の磁力作用によるワークに対する磁着力を、前記磁着力が最大となる最大状態と、前記磁着力が最小となる最小状態との間で変更するために、前記永久磁石、または、前記永久磁石の近傍に配置されたヨークを前記最大状態に対応する第1の位置と前記最小状態に対応する第2の位置との間で変位可能に構成された磁気ベースと、
前記永久磁石または前記ヨークに直接的または間接的に作動可能に連結された、前記磁着力を前記最大状態と前記最小状態との間で変更するための手動操作を行うための第1の操作部材と、
前記第1の位置に向けて前記永久磁石または前記ヨークを変位させるための手動操作をワンタッチで可能に構成された第2の操作部材と、
前記第2の操作部材への操作に応答して、前記永久磁石または前記ヨークを前記第1の位置に向けて変位させるとともに、前記第1の操作部材を前記最大状態に対応する位置に向けて変位させるように構成された駆動装置と、
を備える磁気ボール盤。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の磁気ボール盤であって、
前記駆動装置は、前記第2の操作部材への操作に応答して駆動されるように構成された電動モータを備える
磁気ボール盤。
【請求項3】
請求項2に記載の磁気ボール盤であって、
前記第2の操作部材は押しボタンの形態である
磁気ボール盤。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気ボール盤であって、
前記第2の操作部材は、前記メインハウジングと前記ドリルユニットとが並ぶ方向における前記メインハウジングの前記ドリルユニットと反対側の端部に配置された
磁気ボール盤。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気ボール盤であって、
前記メインハウジングおよび前記ドリルユニットは、前記メインハウジングと前記ドリルユニットとが並ぶ方向に延在する傾動軸線を中心として前記磁気ベースに対して傾動可能に構成された
磁気ボール盤。
【請求項6】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気ボール盤であって、
前記メインハウジングまたは前記磁気ベースに取り付けられる落下防止ベルトであって、前記ワークを取り囲む長さをワンタッチ操作によって固定可能に構成された自動巻き取り式の落下防止ベルトをさらに備える
磁気ボール盤。
【請求項7】
請求項6に記載の磁気ボール盤であって、
前記落下防止ベルトは、取り外し不能に前記メインハウジングまたは前記磁気ベースに固定的に取り付けられた
磁気ボール盤。
【請求項8】
請求項7に記載の磁気ボール盤であって、
前記落下防止ベルトは、取り外し不能に前記磁気ベースに固定的に取り付けられた
磁気ボール盤。
【請求項9】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の磁気ボール盤であって、
前記磁気ベースは、
前記メインハウジングに最も近い退避位置と、前記メインハウジングから最も遠い突出位置と、の間で手動操作によって機械的に変位可能な突出部材を備え、
前記突出部材が前記退避位置にあるときと、前記突出部材が前記突出位置にあるときと、の間で、前記突出部材が前記ワークに接触可能か否かに基づいて前記ワークに対する前記磁気ベースの接触面積を変更可能に構成された
磁気ボール盤。
【請求項10】
請求項9に記載の磁気ボール盤であって、
前記突出部材は、前記磁着力が前記最大状態にあるときに、前記ワークと前記磁気ベースとの接触面積が第1の接触面積であり、かつ、前記磁着力が前記最小状態にあるときに、前記ワークと前記磁気ベースとの接触面積が前記第1の接触面積よりも小さい第2の接触面積となるように変位可能に構成され、
前記突出部材は球体の形態である
磁気ボール盤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は磁気ボール盤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
磁性体からなるワークに穴開け作業を行うための磁気ボール盤が従来から知られている(例えば、下記の特許文献1)。この磁気ボール盤は、磁石を有する磁気ベースをワークに磁着させることによって、磁気ベースとワークとの位置関係を固定し、回転するドリルの先端に取り付けられたビットをワークに向けて変位させることによって、ワークの穴開け作業を実現する。このような穴開け作業は、磁気ボール盤を、ドリルの直下にワークが位置する下向きの姿勢で使用することに限らず、横向きの姿勢や上向きの姿勢で使用することも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-254227号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の磁気ボール盤は、ユーザの利便性の観点から改善の余地を残している。このようなことから、利便性が改善された磁気ボール盤を提供することが期待される。
【0005】
本明細書は、磁気ボール盤を開示する。この磁気ボール盤は、メインハウジングと、ドリルを有し、ドリルの回転軸線が延在する方向にメインハウジングに対して相対移動可能にメインハウジングによって支持されるドリルユニットと、永久磁石を有し、メインハウジングに連結された磁気ベースであって、永久磁石の磁力作用によるワークに対する磁着力を、磁着力が最大となる最大状態と、磁着力が最小となる最小状態との間で変更するために、永久磁石、または、永久磁石の近傍に配置されたヨークを最大状態に対応する第1の位置と最小状態に対応する第2の位置との間で変位可能に構成された磁気ベースと、永久磁石またはヨークに直接的または間接的に作動可能に連結された、磁着力を最大状態と最小状態との間で変更するための手動操作を行うための第1の操作部材と、第1の位置に向けて永久磁石またはヨークを変位させるための手動操作をワンタッチで可能に構成された第2の操作部材と、第2の操作部材への操作に応答して、永久磁石またはヨークを第1の位置に向けて変位させるとともに、第1の操作部材を最大状態に対応する位置に向けて変位させるように構成された駆動装置と、を備えていてもよい。
【0006】
第1の操作部材は、一般的には、ユーザの意図に反する動作を防止するために、ワンタッチでは困難な操作(典型的には、回転操作)によって変位するように構成される。そのような操作は、磁気ボール盤を下向きの姿勢で使用する場合には容易であるものの、磁気ボール盤を横向きの姿勢や上向きの姿勢で使用する場合には、磁気ボール盤を手で支えながら、第1の操作部材を操作する必要があることから、容易ではない。一方、上記の磁気ボール盤によれば、磁気ボール盤を横向きの姿勢や上向きの姿勢で使用する場合においても、磁気ボール盤を支える手を使ったワンタッチ操作によって、磁気ベースがワークに磁着する方向に永久磁石またはヨークを変位させて、磁気ベースをワークに磁着させることができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。第2の操作部材が操作されたとき、永久磁石またはヨークは、最大状態に対応する第1の位置まで変位してもよいし、磁気ベースがワークに磁着する限りにおいては、最小状態と最大状態との間の状態に対応する位置まで変位してもよい。
【0007】
駆動装置は、例えば、電気エネルギーを機械的運動に変換するアクチュエータであってもよいし、第2の操作部材の変位を、永久磁石またはヨークと、第1の操作部材と、の変位に変換する機械機構であってもよい。なお、永久磁石が第1の位置と第2の位置との間で変位可能に構成される場合、ヨークは、省略可能であり、磁気ボール盤を構成する必須要素ではない。
【0008】
本明細書は、さらに、磁気ボール盤を開示する。この磁気ボール盤は、メインハウジングと、ドリルを有し、ドリルの回転軸線が延在する方向にメインハウジングに対して相対移動可能にメインハウジングによって支持されるドリルユニットと、磁石を有し、メインハウジングに連結された磁気ベースと、を備えていてもよい。メインハウジングおよびドリルユニットは、メインハウジングとドリルユニットとが並ぶ方向に延在する傾動軸線を中心として磁気ベースに対して傾動可能に構成されてもよい。
【0009】
この磁気ボール盤によれば、ドリルの回転軸線がワークに対して90度未満の角度で交差するように、ドリルユニットをメインハウジングに対して相対移動させることができる。したがって、ワークと磁気ボール盤とが並ぶ方向に延在する穴のみを形成可能な従来の磁気ボール盤とは対照的に、ワークと磁気ボール盤とが並ぶ方向に対して角度付けられた方向に延在する穴を形成することができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
【0010】
本明細書は、さらに、磁気ボール盤を開示する。この磁気ボール盤は、メインハウジングと、ドリルを有し、ドリルの回転軸線が延在する方向にメインハウジングに対して相対移動可能にメインハウジングによって支持されるドリルユニットと、磁石を有し、メインハウジングに連結された磁気ベースと、メインハウジングまたは磁気ベースに取り付けられる落下防止ベルトであって、ワークを取り囲む長さをワンタッチ操作によって固定可能に構成された自動巻き取り式の落下防止ベルトと、を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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