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公開番号2025073849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184966
出願日2023-10-27
発明の名称磁気ボール盤
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類B23B 45/02 20060101AFI20250502BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】磁気ボール盤における改善を提供する。
【解決手段】磁気ボール盤は、磁気ベースと、磁気ベースに連結された本体部と、スピンドルを含み、スピンドルの回転軸に平行な方向に移動可能に本体部に支持されたドリルユニットと、バッテリを取り外し可能に保持するように構成されたバッテリ取付け部と、バッテリ取付け部を少なくとも部分的に覆うように構成されたカバーとを備える。バッテリ取付け部は、バッテリがレールに対して第1方向の第1の側から第2の側へ向かって移動されるのに応じて、バッテリの溝とスライド係合するように構成されたレールと、バッテリの端子と電気的に接続するように構成された端子を有する端子部とを備える。カバーは、本体部に対して変位可能であって、カバーが第1位置にあるとき、第1方向の第1の側からみて端子部の全体に重なるように構成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
磁気ボール盤であって、
磁力により選択的に加工材に固定されるように構成された磁気ベースと、
前記磁気ベースに連結された本体部と、
先端工具を取り外し可能に保持するように構成されたスピンドルを含むドリルユニットであって、前記スピンドルの回転軸に平行な方向に移動可能に前記本体部に支持されたドリルユニットと、
前記磁気ボール盤に電力を供給するためのバッテリを取り外し可能に保持するように構成されたバッテリ取付け部と、
前記バッテリ取付け部を少なくとも部分的に覆うように構成されたカバーとを備え、
前記バッテリ取付け部は、
第1方向に直線状に延びるレールであって、前記バッテリが前記レールに対して前記第1方向の第1の側から第2の側へ向かって移動されるのに応じて、前記バッテリの溝とスライド係合するように構成されたレールと、
前記バッテリが前記バッテリ取付け部の所定位置に配置されるのに応じて前記バッテリの端子と電気的に接続するように構成された端子を有する端子部とを備え、
前記カバーは、前記本体部に対して変位可能であって、前記カバーが第1位置にあるとき、前記第1方向の前記第1の側からみて前記端子部の全体に重なるように構成されていることを特徴とする磁気ボール盤。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1の磁気ボール盤であって、
前記カバーは、前記カバーが前記第1位置にあるとき、前記バッテリ取付け部に取り付けられた前記バッテリのうち、前記バッテリ取付け部から露出する部分の全体を実質的に覆うように構成されていることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項3】
請求項1又は2の磁気ボール盤であって、
前記バッテリ取付け部は、前記バッテリの少なくとも一部が嵌合されるように構成された凹部を備え、
前記凹部は、前記第1方向の前記第1の側に開口を有し、
前記カバーは、前記カバーが前記第1位置にあるとき、前記凹部の前記開口を実質的に塞ぐように構成されていることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項4】
請求項3の磁気ボール盤であって、
前記凹部は、前記バッテリの少なくとも半分を収容するように構成されていることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1つに記載の磁気ボール盤であって、
前記本体部に対して前記カバーを前記第1位置でロックするように構成されたロック部材を更に備えた磁気ボール盤。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載の磁気ボール盤であって、
前記カバーは、前記第1位置と第2位置との間で回動可能に前記本体部に連結されており、
前記カバーは、前記カバーが前記第2位置にあるとき、前記バッテリの取付け及び取り外しを許容するように構成されていることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1つに記載の磁気ボール盤であって、
前記第1方向は、前記スピンドルの前記回転軸と平行な方向であることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項8】
磁力により選択的に加工材に固定されるように構成された磁気ベースと、
前記磁気ベースの上方側に連結され、上部に開口を有するバッテリ収容部と、
前記バッテリ収容部に連結されたガイド部と、
前記ガイド部により、上下方向にガイドされる被ガイド部と、
前記被ガイド部に連結され、バッテリ収容部から供給される電力により回転するモータと、
前記モータにより回転されるスピンドルを含むドリルユニットと、
前記開口を覆うように構成されたカバーと、を備える磁気ボール盤。
【請求項9】
磁気ボール盤であって、
磁力により選択的に加工材に固定されるように構成された磁気ベースと、
前記磁気ベースに連結された本体部と、
第1方向に移動可能に前記本体部に支持されたドリルユニットとを備え、
前記ドリルユニットは、
モータと、
先端工具を取り外し可能に保持するように構成され、前記モータによって前記第1方向に延びる回転軸周りに回転されるように構成されたスピンドルと、
前記モータによって回転されるように構成されたファンと、
前記モータと、前記スピンドルと、前記ファンとを収容するハウジングであって、少なくとも1つの吸気口と、少なくとも1つの排気口とを有するハウジングと、
少なくとも部分的に可撓性を有する管状部を含み、前記少なくとも1つの排気口に連結された排気ノズルを備えることを特徴とする磁気ボール盤。
【請求項10】
請求項9に記載の磁気ボール盤であって、
前記排気ノズルは、前記少なくとも1つの排気口に取り外し可能に連結されていることを特徴とする磁気ボール盤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、磁気ボール盤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ボール盤は、磁性体で形成された加工材に対して磁力によって固定され、本体部に支持された電気ドリルを加工材に対して移動させながら、電気ドリルに取り付けられた先端工具で加工材に穴あけ作業を行う装置である。
【0003】
例えば、特許文献1には、バッテリを電源として動作する磁気ボール盤が開示されている。また、例えば、特許文献2には、先端工具の焼付き防止等のために、タンクに収容された切削液を先端工具に供給可能な磁気ボール盤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-157471号公報
特開2011-104678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の磁気ボール盤には改善の余地がある。本開示は、磁気ボール盤における改善を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の非限定的な1つの態様によれば、磁気ベースと、本体部と、ドリルユニットと、バッテリ取付け部と、カバーとを備えた磁気ボール盤が提供される。磁気ベースは、磁力により選択的に加工材に固定されるように構成されている。本体部は、磁気ベースに連結されている。ドリルユニットは、先端工具を取り外し可能に保持するように構成されたスピンドルを含む。ドリルユニットは、スピンドルの回転軸に対し、軸方向に移動可能に本体部に支持されている。すなわち、ドリルユニットは、スピンドルの回転軸に平行な方向に移動可能に本体部に支持されている。バッテリ取付け部は、磁気ボール盤に電力を供給するためのバッテリを取り外し可能に保持するように構成されている。なお、バッテリ取付け部は、本体部に設けられてもよいし、ドリルユニットに設けられてもよい。カバーは、バッテリ取付け部を少なくとも部分的に覆うように構成されている。
【0007】
バッテリ取付け部は、レールと、端子部とを備える。レールは、第1方向に直線状に延びる。レールは、バッテリがレールに対して第1方向の第1の側から第2の側へ向かって移動されるのに応じて、バッテリの溝とスライド係合するように構成されている。端子部は、バッテリがバッテリ取付け部の所定位置に配置されるのに応じてバッテリの端子と電気的に接続するように構成された端子を有する。カバーは、本体部に対して変位可能であって、カバーが第1位置にあるとき、第1方向の第1の側からみて端子部の全体に重なるように構成されている。言い換えると、第1位置にあるカバーを第1方向において第1の側から投影したとき、端子部の全体がカバーの投影領域内に含まれる。
【0008】
本態様によれば、第1位置に配置されたカバーが、第1方向の第1の側から切屑がバッテリ取付け部に進入し、端子部に付着する可能性を低減することができる。また、第1位置に配置されたカバーは、第1方向の第1の側から端子部に何らかの衝撃が加わり、端子部が損傷する可能性を低減することができる。なお、カバーは、カバーが第1位置にあるとき、第1方向の第1の側からみてバッテリ取付け部の全体に重なるように構成されてもよい。
【0009】
本開示の非限定的な別の1つの態様によれば、磁気ベースと、バッテリ収容部と、ガイド部と、被ガイド部と、モータと、ドリルユニットと、カバーとを備える磁気ボール盤が提供される。磁気ベースは、磁力により選択的に加工材に固定されるように構成されている。バッテリ収容部は、磁気ベースの上方側に連結され、上部に開口を有する。ガイド部は、バッテリ収容部に連結されている。被ガイド部は、ガイド部により、上下方向にガイドされる。モータは、被ガイド部に連結され、バッテリ収容部から供給される電力により回転する。ドリルユニットは、モータにより回転されるスピンドルを含む。カバーは、開口を覆うように構成されている。
【0010】
本態様によれば、カバーがバッテリ収容部の上部の開口を覆うことができる。よって、外部からバッテリ収容部の内部に切屑が進入する可能性を低減することができる。また、カバーは、バッテリを保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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