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公開番号2025074740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185751
出願日2023-10-30
発明の名称移動通信ネットワークのネットワークノード、サーバ及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 24/00 20090101AFI20250507BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動通信ネットワークのネットワークノードと、移動通信ネットワークの外部のサーバと、によるVFLを可能にする仕組みを提供する。
【解決手段】移動通信ネットワークのネットワークノードは、前記移動通信ネットワークで収集した第1情報を第1学習モデルの入力とすることで、前記第1学習モデルの出力である中間情報を取得し、前記中間情報に第1識別子を付与する処理を行う処理手段と、前記中間情報と前記中間情報に付与した前記第1識別子とを、前記移動通信ネットワークの外部ネットワークに配置されたサーバに送信する送信手段と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
移動通信ネットワークのネットワークノードであって、
前記移動通信ネットワークで収集した第1情報を第1学習モデルの入力とすることで、前記第1学習モデルの出力である中間情報を取得し、前記中間情報に第1識別子を付与する処理を行う処理手段と、
前記中間情報と前記中間情報に付与した前記第1識別子とを、前記移動通信ネットワークの外部ネットワークに配置されたサーバに送信する送信手段と、
を備えているネットワークノード。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
誤差情報と前記誤差情報に付与された前記第1識別子とを、前記サーバから受信する受信手段をさらに備え、
前記処理手段は、前記誤差情報に付与された前記第1識別子に基づき、当該誤差情報によって示される誤差が、前記サーバに送信した複数の中間情報の内のどの中間情報の誤差であるかを判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記サーバは、前記ネットワークノードが提供するサービスのサブスクリプションを行っており、前記中間情報を第2学習モデルの入力とすることで推論を行い、
前記中間情報の前記誤差は、前記推論の誤差に基づく、請求項2に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記第1学習モデルは、前記サーバに送信した前記サブスクリプションを識別する第2識別子を含む要求メッセージの応答として前記サーバから受信したものである、請求項3に記載のネットワークノード。
【請求項5】
前記第1学習モデルは、前記サブスクリプションを識別する第2識別子と共に前記サーバから受信したものである、請求項3に記載のネットワークノード。
【請求項6】
前記第2学習モデルは、前記サーバから前記サブスクリプションを識別する第2識別子を含む要求メッセージを受信したことの応答として、前記サーバに送信したものである、請求項3に記載のネットワークノード。
【請求項7】
前記第2学習モデルは、前記サブスクリプションを識別する第2識別子と共に前記サーバに送信したものである、請求項3に記載のネットワークノード。
【請求項8】
前記ネットワークノードは、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)を実装するノードである、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項9】
1つ以上のプロセッサを有する装置の前記1つ以上のプロセッサで実行されると、前記装置を請求項1から8のいずれか1項に記載のネットワークノードとして機能させるプログラム。
【請求項10】
移動通信ネットワークのネットワークノードが提供するサービスのサブスクリプションを行うサーバであって、
前記移動通信ネットワークにおいて収集された第1情報を第1学習モデルの入力とすることで前記第1学習モデルが出力した中間情報と、前記中間情報に付与された第1識別子と、を前記ネットワークノードから受信する受信手段と、
前記中間情報と第2情報と、を第2学習モデルの入力とすることで推論を行い、前記推論の誤差に基づき、前記第2学習モデルを更新し、かつ、前記中間情報の誤差を判定する処理を行う処理手段と、
前記中間情報の前記誤差を示す誤差情報と、前記中間情報に付与された前記第1識別子と、を前記ネットワークノードに送信する送信手段と、
を備えている、サーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動通信システムおける学習モデルの利用技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、移動通信ネットワークにおけるデータ分析サービス(data analytics services)のための構成を開示している。非特許文献1によると、サービスコンシューマであるアプリケーション機能(AF)は、移動通信ネットワークが提供するデータ分析サービスをサブスクライブすることでサブスクリプションを確立する。なお、AFは、移動通信ネットワークに接続する外部のデータネットワーク(DN)、例えば、インターネットに配置されるサーバ等に実装され得る。移動通信ネットワークのコアネットワークは、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)を備えている。NWDAFは、コアネットワークに配置される様々なネットワーク機能(NF)の内の1つである。NWDAFは、学習モデルを使用して分析を行い、サブスクリプションを確立しているAFに分析結果を送信する。
【0003】
AFを実装するサーバは、例えば、移動通信ネットワークの無線デバイス(WD)に対して特定のサービス、例えば、動画配信サービスを提供しているサービス提供事業者によって運用される。サービス提供事業者は、AF(サーバ)にデータ分析サービスをサブスクライブさせることで、例えば、当該サービス提供事業者のサービスを利用しているWDのユーザによる体感品質(QoE)に関する分析結果を移動通信ネットワークから取得することができる。
【0004】
なお、サービスに関する体感品質の推定には、通常、移動通信ネットワークのNFが有する情報(以下、NW情報)と、当該サービスを利用するためのアプリケーションに関する情報といった、サービス提供事業者が有する情報(以下、APP情報)と、が使用される。したがって、NWDAFは、移動通信ネットワーク内の各NFから収集したNW情報と、AFから通知されたAPP情報と、を学習モデルの入力として推論を行って、その結果(分析結果)をAFに通知する。
【0005】
ここで、体感品質にも様々な指標が存在し、NWDAFが分析結果としてAFに提供できるQoEの指標と、サービス提供事業者が提供を望むQoEの指標とが異なることも生じ得る。この様な場合の問題の解決策として、AFが学習モデルを使用して分析を行う構成を考えることができる。しかしながら、この場合、NWDAFは、AFでの推論の実行のためにNW情報をAFに送信しなければならない。しかしながら、NW情報は、移動通信ネットワークの構造や状態等を直接的に示すデータでもあり、NW情報そのものを外部に公開することが許容されない場合もある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
3GPP TS23.288,V18.3.0,2023年9月
3GPP S2-2306424
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
NW情報そのものをAFに送信することなく、AFにおいて分析結果を得る様にするためには、例えば、非特許文献2に開示されている垂直連合学習(VFL)の構成を適用することができる。具体的には、図1に示す様に、NWDAFには第1学習モデルを配置し、AFには、第2学習モデルを配置する。NWDAFは、NW情報を第1学習モデルの入力として中間情報を生成し、中間情報をAFに送信する。AFは、NWDAFから取得した中間情報と、AFが収集したAPP情報と、を第2学習モデルの入力として推論を行う。VFLの構成を適用することで、NWDAFからAFに送信される情報を、NW情報とは異なる中間情報としつつ、AFにおいて推論を行うことができる。なお、第1学習モデル及び第2学習モデルは、例えば、NW情報及びAPP情報を入力として推論を行う学習モデルに基づき生成され得る。
【0008】
図1の構成において、第1学習モデル及び第2学習モデルの更新(学習)のためには、AFが第2学習モデルの出力の誤差を判定して第2学習モデルを更新すると共に、中間情報の誤差を求め、この中間情報の誤差をNWDAFにフィードバックする必要がある。なお、NWDAFは、中間情報の誤差に基づき第1学習モデルを更新する。
【0009】
しかしながら、非特許文献1では、NWDAFと、当該NWDAFが提供するサービスに対するサブスクリプションを確立したAFに、互いに関連付けられた2つの学習モデル(上記の第1学習モデル及び第2学習モデル)を配置するための手順や、VFLに基づき当該2つの学習モデルを更新するための手順は定義されていない。
【0010】
本開示は、移動通信ネットワークのネットワークノードと、移動通信ネットワークの外部のサーバと、によるVFLを可能にする仕組みを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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