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公開番号
2025069859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179840
出願日
2023-10-18
発明の名称
ガス分離・回収装置
出願人
株式会社ユタカ技研
代理人
弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
,
弁理士法人落合特許事務所
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250423BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】ガス分離効率の優れたガス分離・回収装置を提供する。
【解決手段】
混合ガスを導入する導入部4と、その導入部の下流側に設けられた少なくとも3つの並列な流路5a~5cと、前記流路のそれぞれに設けられて混合ガス中の特定の成分を吸着・脱離可能な吸着部9a~9cと、前記吸着部を通過したガスを排出するために、前記吸着部の下流側で前記各流路に設けられた排出部10a~10cと、前記流路の流通を制御する制御部19とを有するガス分離・回収装置において、各流路における前記吸着部の上流側には、必要に応じて導入された混合ガスを加熱可能な加熱部8a~8cが設けられ、各流路における前記吸着部の下流側には、前記特定の成分を脱離可能な温度まで加熱されて第1吸着部を通過したガスを、隣り合う流路の第2吸着部の上流側へ流すことが可能な連通路17a~17cが開口している
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
混合ガスを導入する導入部と、その導入部の下流側に設けられた少なくとも3つの並列な流路と、前記流路のそれぞれに設けられて混合ガス中の特定の成分を吸着・脱離可能な吸着部と、前記吸着部を通過したガスを排出するために、前記吸着部の下流側で前記各流路に設けられた排出部と、前記流路の流通を制御する制御部とを有するガス分離・回収装置において、
各流路における前記吸着部の上流側には、導入された混合ガスを必要に応じて加熱可能な加熱部が設けられ、
各流路における前記吸着部の下流側には、前記特定の成分を脱離可能な温度まで加熱されて第1吸着部を通過したガスを、隣り合う流路の第2吸着部の上流側へ流すことが可能な連通路が開口していることを特徴とするガス分離・回収装置。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記排出部は、前記特定成分を多く含むガスが排出される第1排出部と、前記特定の成分を含まないか、少ししか含まないガスが排出される第2排出部とからなることを特徴とする請求項1記載のガス分離・回収装置。
【請求項3】
前記連通路は、断熱構造を有することを特徴とする請求項1記載のガス分離・回収装置。
【請求項4】
前記各吸着部は、一つの仮想円周上に略等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のガス分離・回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の種類のガスを含む大気等の混合ガスから例えば二酸化炭素等の特定のガスを分離・回収して利用するためのガス分離・回収装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
このようなガス分離・回収装置は、例えば特許文献1に開示されているように公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-90895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されたものは、混合ガスから特定のガスを分離するガス分離装置であって、混合ガスに含まれる特定のガスを吸着可能な吸着材を備える3つ以上の吸着塔と、各吸着塔に接続され、各吸着塔間において熱媒を流通させる熱媒流路と、熱媒流路の流通を制御する制御部とを備え、各吸着塔は、低温の熱媒で冷却された吸着材で前記特定のガスを吸着する吸着工程と、吸着工程終了後の吸着材を高温の熱媒で加熱して吸着材から前記ガスを脱離させる脱離工程と、脱離工程終了後の高温となった吸着材を低温の熱媒で冷却する冷却工程とを順に繰り返して、混合ガスに含まれる特定のガスを分離・回収するものであり、その際、それらの工程を順繰りに実行させる制御部は、冷却工程時の熱交換で温度上昇した熱媒を、脱離工程における高温の熱媒の一部として用いるような制御を行うものである。
【0005】
しかしながらこのものは、各吸着塔が夫々に備えている特定のガスを吸着可能な吸着材を、温度変化する熱媒で加熱・冷却することで、各吸着塔が、吸着工程と脱離工程と冷却工程とを順時繰り返すものであるから、各吸着塔における混合ガスの流路以外に、各吸着塔間に熱媒を流通させる熱媒流路と、その熱媒流路の流通を制御する制御部とを設けなければならず、そのためシステムが大型化、且つ複雑化するばかりでなく、吸着材を加熱・冷却するためだけに熱媒を用いるので、エネルギー効率の点においても改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、各吸着塔における混合ガスの流路の外に熱媒流路を設ける必要がなくて小型化でき、しかもエネルギー効率の優れたガス分離・回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、混合ガスを導入する導入部と、その導入部の下流側に設けられた少なくとも3つの並列な流路と、前記流路のそれぞれに設けられて混合ガス中の特定の成分を吸着・脱離可能な吸着部と、前記吸着部を通過したガスを排出するために、前記吸着部の下流側で前記各流路に設けられた排出部と、前記流路の流通を制御する制御部とを有するガス分離・回収装置において、各流路における前記吸着部の上流側には、導入された混合ガスを必要に応じて加熱可能な加熱部が設けられ、各流路における前記吸着部の下流側には、前記特定の成分を脱離可能な温度まで加熱されて第1吸着部を通過したガスを、隣り合う流路の第2吸着部の上流側へ流すことが可能な連通路が開口していることを第1の特徴とする。
【0008】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記排出部は、前記特定成分を多く含むガスが排出される第1排出部と、前記特定の成分を含まないか、少ししか含まないガスが排出される第2排出部とからなることを第2の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記連通路は、断熱構造を有することを第3の特徴とする。
【0010】
また本発明は、第1~第3の特徴の何れかに加えて、前記各吸着部は、一つの仮想円周上に略等間隔で配置されていることを第4の特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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