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公開番号2025069469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025023822,2021059153
出願日2025-02-17,2021-03-31
発明の名称チャック付き紙容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 33/25 20060101AFI20250422BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】チャック付き紙容器において、そのチャックテープの雄型と雌型の嵌合部が解離されて、チャックテープが開口される際に、チャック付き紙容器の開口部を開口しやすいチャック付き紙容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
紙基材層782を含む積層シート78からなる表がわブランク板10bと裏がわブランク板10aとが組み上げられるチャック付き紙容器90において、
前記チャック付き紙容器90の上部重ね合わせ板34には、上縁部から順次、上部シール部53と、易開封加工線51と、チャックテープ61と、第一横折り曲げ線22と、を備え、前記チャックテープ61と前記第一横折り曲げ線22との間隔が20mm以下である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
紙基材層を含む積層シートからなるブランク板が組み上げられるチャック付き紙容器において、
前記ブランク板は、少なくとも表がわブランク板と裏がわブランク板を含み、
前記チャック付き紙容器の上部に、前記表がわブランク板と前記裏がわブランク板とを重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板、及び前記上部重ね合わせ板の下がわに連設される天面板とからなる天部と、
前記上部重ね合わせ板の左右両がわに連設される天部の側部板と、
前記天部の左右両がわに連設される天部がわ突出部と、
前記天部の下がわに備わる胴部と、
前記胴部の下がわに備わる底部と、
前記上部重ね合わせ板及び前記天部の側部板の上縁部若しくは前記上縁部の近傍を、横断する上部シール部と、
前記上部シール部の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板及び前記天部の側部板を横断する易開封加工線と、
前記易開封加工線の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板及び前記天部の側部板を横断するチャックテープと、を備え、
前記上部重ね合わせ板の下がわに位置する第一横折り曲げ線と、前記チャックテープとの間隔が20mm以下であるチャック付き紙容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、チャック付き紙容器に関し、特に立体形状を有し、自立性を備えた紙容器の分野において、そのチャックテープの雄型と雌型の嵌合部が解離されて、チャックテープが開口される際に、チャック付き紙容器の開口部を開口しやすいチャック付き紙容器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、チャック付き紙容器として、特許文献1のような技術が開示されている。すなわち、直方体形状の紙容器の上部にチャックを設けており、内容物を取り出す際にはチャックを開けて、内容物の取り出しが終了したらチャックを閉じることができる。
【0003】
上記の技術により、内容物の保護や、紙容器転倒時の内容物の零れを防止できる。また、紙容器であることから、内容物を消費後の容器の減容化や、廃棄が容易である。図1に、従来技術のチャック付き紙容器80の製造に用いるブランク板81を示し、図2に従来技術のチャック付き紙容器80の斜視図を、図3に天部を開口した状態の斜視図を示す。
【0004】
なお、今後特段の説明がない場合は、図2を参照に、表がわ壁面板831bを正面として、チャック付き紙容器80の表がわ、裏がわ、左がわ、右がわ、上がわ、下がわを示すものとする。本開示のチャック付き紙容器90においても、同様とする。
【0005】
また、従来技術の説明を行う際に使用する符号は、本開示と区別するために、80番代又は800番代としている。
また、符号の添え字のaは、チャック付き紙容器80の裏がわ部分の要素を示し、添え字のbは表がわ部分の要素を示す。添え字のaとbとの両方がある要素において、添え字がない符号は、aとbの両方を含むものとする。
【0006】
特許文献1に記載されたチャック付き紙容器80においては、その天部871を開口し、内容物を振り出す際には、まず天面がわ突出部(耳部)874が胴部872から取り外され、次に易開封加工線851が切断されたのち、チャックテープ861の雄型と雌型の嵌合部が解離されて、取り出し用開口部856が開口される(図3参照)。
そして、取り出し用開口部856を通して、内容物が取り出される。
【0007】
チャックテープ861を開く際に、表がわチャックテープの上がわの開封掴み代と、裏がわのチャックテープの上がわの開封掴み代を、それぞれ手の指で掴んで、チャック付き紙容器の前後方向に開く。
その際に、天部871が円滑に開かずに、取り出し用開口部856が充分な大きさに開口できない場合があった。
また、開封掴み代の大きさが充分でなく、チャックテープ861の開口動作の際に、手の指で開封掴み代を充分に掴めないことがあった。または、掴んでいた開封掴み代が滑り、手の指から外れてしまうことがあった。そのため、チャックテープ861を解離しにくくなり、チャック付き紙容器80が開口されにくいことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-178833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本開示は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、チャック付き紙容器90において、そのチャックテープの雄型と雌型の嵌合部が解離されて、チャックテープが開口される際に、チャック付き紙容器の取り出し用開口部を開口しやすい
チャック付き紙容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題は、本開示の以下の実施形態により解決することができる。
すなわち、本開示のチャック付き紙容器90は、
紙基材層782を含む積層シート78からなるブランク板10が組み上げられるチャック付き紙容器90において、
前記ブランク板10は、少なくとも表がわブランク板10bと裏がわブランク板10aを含み、
前記チャック付き紙容器90の上部に、前記表がわブランク板10bと前記裏がわブランク板10aとを重ね合わせて接合される上部重ね合わせ板34、及び前記上部重ね合わせ板34の下がわに連設される天面板33とからなる天部71と、
前記上部重ね合わせ板34の左右両がわに連設される天部の側部板41と、
前記天部71の左右両がわに連設される天部がわ突出部74と、
前記天部71の下がわに備わる胴部72と、
前記胴部72の下がわに備わる底部73と、
前記上部重ね合わせ板34及び前記天部の側部板41の上縁部21若しくは前記上縁部21の近傍を、横断する上部シール部53と、
前記上部シール部53の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板34及び前記天部の側部板41を横断する易開封加工線51と、
前記易開封加工線51の下がわに位置し、前記上部重ね合わせ板34及び前記天部の側部板41を横断するチャックテープ61と、を備え、
前記上部重ね合わせ板34の下がわに位置する第一横折り曲げ線22と、前記チャックテープ61との間隔が20mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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