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公開番号
2025069111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2024182212
出願日
2024-10-17
発明の名称
硫化物固体電解質、硫化物固体電解質の製造方法、蓄電素子用正極及び蓄電素子
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01B
1/06 20060101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐酸化性の高い硫化物固体電解質、このような硫化物固体電解質の製造方法、並びにこのような硫化物固体電解質を用いた蓄電素子用正極及び蓄電素子を提供する。
【解決手段】硫化物固体電解質は、結晶構造を有し、リチウム元素、ナトリウム元素及びカリウム元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Aと、リン元素と、アルミニウム元素及びホウ素元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Mと、窒素元素と、少なくとも1種のハロゲン元素とを含有し、上記リン元素の含有量に対する上記元素Aの含有量のモル比(A/P)が3.74未満であり、上記リン元素の含有量に対する上記窒素元素の含有量のモル比(N/P)が0.33未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
結晶構造を有し、
リチウム元素、ナトリウム元素及びカリウム元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Aと、
リン元素と、
アルミニウム元素及びホウ素元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Mと、
窒素元素と、
少なくとも1種のハロゲン元素と
を含有し、
上記リン元素の含有量に対する上記元素Aの含有量のモル比(A/P)が3.74未満であり、
上記リン元素の含有量に対する上記窒素元素の含有量のモル比(N/P)が0.33未満である硫化物固体電解質。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
上記元素Mがアルミニウム元素を含む、請求項1に記載の硫化物固体電解質。
【請求項3】
上記ハロゲン元素が臭素元素又はヨウ素元素を含む、請求項1又は請求項2に記載の硫化物固体電解質。
【請求項4】
下記式(1)で表される、請求項1又は請求項2に記載の硫化物固体電解質。
A
a
PM
b
S
c
N
d
X
e
Y
f
・・・(1)
上記式(1)中、Aは、Li、Na及びKからなる群より選ばれる少なくとも1種である。Mは、Al及びBからなる群より選ばれる少なくとも1種である。Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも1種である。Yは、A、P、S、M、N及びX以外の少なくとも1種の元素である。a、b、c、d、e及びfは、それぞれ、2≦a<3.74、0.01≦b≦1、2≦c≦6、0.01≦d<0.33、0.01≦e≦1及び0≦f≦1を満たす。
【請求項5】
リチウム元素、ナトリウム元素及びカリウム元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Aと、リン元素と、アルミニウム元素及びホウ素元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Mと、窒素元素と、少なくとも1種のハロゲン元素とを含有し、上記リン元素の含有量に対する上記元素Aの含有量のモル比(A/P)が3.74未満であり、上記リン元素の含有量に対する上記窒素元素の含有量のモル比(N/P)が0.33未満である組成物を処理することを備える、硫化物固体電解質の製造方法。
【請求項6】
上記組成物がA
α
M
β
Nで表される化合物(但し、Aは、上記元素Aである。Mは、上記元素Mである。α及びβは、元素Mの種類に応じて、化学量論比を与える数値である)を含む、請求項5に記載の硫化物固体電解質の製造方法。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の硫化物固体電解質の製造方法によって製造された硫化物固体電解質。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の硫化物固体電解質を含有する蓄電素子用正極。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の硫化物固体電解質を含有する蓄電素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硫化物固体電解質、硫化物固体電解質の製造方法、蓄電素子用正極及び蓄電素子に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度の高さから、パーソナルコンピュータ、通信端末等の電子機器、自動車等に多用されている。上記リチウムイオン二次電池は、一般的には、セパレータで電気的に隔離された一対の電極と、この電極間に介在する非水電解質とを有し、両電極間でリチウムイオンの受け渡しを行うことで充放電するよう構成される。また、リチウムイオン二次電池以外の蓄電素子として、リチウムイオンキャパシタ等のキャパシタも広く普及している。
【0003】
近年、非水電解質として、有機溶媒等の液体に電解質塩が溶解された非水電解液に替えて、硫化物固体電解質等の固体電解質を用いる蓄電素子が提案されている。
【0004】
特許文献1には、結晶構造を有し、構成元素として、1種又は2種以上の2価元素Aと、1種又は2種以上のハロゲン元素Xと、窒素元素とを含有し、上記2価元素A及び上記ハロゲン元素Xは、これらの元素からなる化合物A
0.5
Xの水和エネルギーがLiIの水和エネルギーよりも大きい組み合わせである硫化物固体電解質が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/045634号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、硫化物固体電解質が窒素元素を含むことにより、可逆性の低い水和反応を抑制することができることが記載されている。しかし、本発明者等は、硫化物固体電解質が窒素元素を含有することによって、耐酸化性が低くなる場合があることを知得した。
【0007】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、耐酸化性の高い硫化物固体電解質、このような硫化物固体電解質の製造方法、並びにこのような硫化物固体電解質を用いた蓄電素子用正極及び蓄電素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面に係る硫化物固体電解質は、結晶構造を有し、リチウム元素、ナトリウム元素及びカリウム元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Aと、リン元素と、アルミニウム元素及びホウ素元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Mと、窒素元素と、少なくとも1種のハロゲン元素とを含有し、上記リン元素の含有量に対する上記元素Aの含有量のモル比(A/P)が3.74未満であり、上記リン元素の含有量に対する上記窒素元素の含有量のモル比(N/P)が0.33未満である。
【0009】
本発明の他の一側面に係る硫化物固体電解質の製造方法は、リチウム元素、ナトリウム元素及びカリウム元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Aと、リン元素と、アルミニウム元素及びホウ素元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素Mと、窒素元素と、少なくとも1種のハロゲン元素とを含有し、上記リン元素の含有量に対する上記元素Aの含有量のモル比(A/P)が3.74未満であり、上記リン元素の含有量に対する上記窒素元素の含有量のモル比(N/P)が0.33未満である組成物を処理することを備える。
【0010】
本発明の他の一側面に係る硫化物固体電解質は、本発明の他の一側面に係る硫化物固体電解質の製造方法によって製造される。
(【0011】以降は省略されています)
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