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公開番号2025066982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176593
出願日2023-10-12
発明の名称樹脂組成物、硬化物、及び硬化物の製造方法
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 63/00 20060101AFI20250417BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】湾曲の程度が小さく、反りが生じにくい、反り防止性に優れた硬化物を形成することが可能な樹脂組成物、この樹脂組成物を用いて得られる硬化物、及びこの硬化物の製造方法を提供する。
【解決手段】(A)多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂、(B)シアネート樹脂、(C)シランカップリング剤、(D)球状フィラー、(E)板状フィラー、及び(F)硬化剤を含有する樹脂組成物である。また、この樹脂組成物を硬化させた硬化物、及びこの樹脂組成物を硬化させる工程を有する硬化物の製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂、(B)シアネート樹脂、(C)シランカップリング剤、(D)球状フィラー、(E)板状フィラー、及び(F)硬化剤を含有する樹脂組成物。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂が、2環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂及び3環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂が、ナフタレン環骨格を有するエポキシ樹脂である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂が、アントラセン環骨格を有するエポキシ樹脂及びフルオレン環骨格を有するエポキシ樹脂からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記球状フィラーが球状無機フィラーであり、
前記板状フィラーが板状無機フィラーである請求項4に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記球状無機フィラーが球状シリカであり、
前記板状無機フィラーが板状シリカ及び板状窒化ホウ素からなる群より選択される少なくとも一種である請求項5に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記硬化剤が、その活性領域が110~150℃のイミダゾール類である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化させた硬化物。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化させる工程を有する硬化物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物、硬化物、及び硬化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子機器の小型化に伴い、電子部品に対する要求特性が厳しくなっている。配線板に対しては配線の高密度化が要求されてきている。配線や部品接続部の信頼性確保のために、配線板の材料の対しては熱膨張性が低いことが求められている。また、能動部品や受動部品に対しても小型化及び高集積化が要求されているとともに、信頼性確保のために熱膨張性が低いことが求められている。
【0003】
樹脂材料等の熱膨張性を低下させるべく、例えば、無機フィラーを樹脂に充填して熱膨張率を低下させる手法が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-72834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で提案された材料の場合、所望の低熱膨張率とするには所定量の無機フィラーを充填する必要がある。しかしながら、所定量の無機フィラーを充填すると、得られる硬化物が湾曲しやすく、反りが生じやすくなるといった問題があった。
【0006】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、湾曲の程度が小さく、反りが生じにくい、反り防止性に優れた硬化物を形成することが可能な樹脂組成物を提供することにある。また、本発明の課題とするところは、湾曲の程度が小さく、反りが生じにくい、反り防止性に優れた硬化物、及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、(A)多環芳香族骨格を有するエポキシ樹脂、(B)シアネート樹脂、(C)シランカップリング剤、(D)球状フィラー、(E)板状フィラー、及び(F)硬化剤を含有する樹脂組成物が提供される。
【0008】
また、本発明によれば、上記の樹脂組成物を硬化させた硬化物が提供される。
【0009】
さらに、本発明によれば、上記の樹脂組成物を硬化させる工程を有する硬化物の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、湾曲の程度が小さく、反りが生じにくい、反り防止性に優れた硬化物を形成することが可能な樹脂組成物を提供することができる。また、本発明によれば、湾曲の程度が小さく、反りが生じにくい、反り防止性に優れた硬化物、及びその製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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