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公開番号2025064652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174571
出願日2023-10-06
発明の名称環境負荷低減支援装置、環境負荷低減支援システム、及び環境負荷低減支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約【課題】実現される環境負荷の軽減の具体的内容を、ユーザの具体的な行動に基づいてユーザにわかりやすく提示する。
【解決手段】環境負荷の種類に応じたオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と、当該種類の環境負荷の量に応じた表示オブジェクトの表示態様の情報である表示態様情報と、所定の交通機関を利用したユーザの移動に伴い実施される、環境負荷軽減のための対策の情報である貢献情報をそれぞれ記憶する記憶装置、及び、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴及び貢献情報に基づいて、当該行動に伴い低減される環境負荷の種類である貢献種別を特定すると共に、低減される環境負荷の量である貢献量を算出し、オブジェクト情報及び表示態様情報に基づき、貢献種別に応じたオブジェクトを貢献量に応じた表示態様で出力装置に出力するためのデータを作成する制御装置を備える、環境負荷低減支援装置1。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
環境負荷の種類に応じたオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と、当該種類の環境負荷の量に応じた表示オブジェクトの表示態様の情報である表示態様情報と、所定の交通機関を利用したユーザの移動に伴い実施される、環境負荷軽減のための対策の情報である貢献情報をそれぞれ記憶する記憶装置、及び、
交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴を取得し、取得した行動の履歴及び前記貢献情報に基づいて、当該行動に伴い低減される環境負荷の種類である貢献種別を特定すると共に、前記低減される環境負荷の量である貢献量を算出する貢献種別貢献量算出処理と、
前記オブジェクト情報及び前記表示態様情報に基づき、前記特定した貢献種別に応じたオブジェクトを、前記算出した貢献量に応じた表示態様で所定の出力装置に出力するためのデータを作成するオブジェクト作成処理とを実行する制御装置
を備える、環境負荷低減支援装置。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記記憶装置は、前記貢献情報として、所定のチケットを用いて所定の交通機関を利用したユーザの移動に伴い実施される環境負荷軽減のための対策の情報を記憶し、
前記制御装置は、
前記貢献種別貢献量算出処理において、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴及び前記交通機関による移動にユーザが使用したチケットの情報を取得し、取得した行動の履歴及びチケットの情報と、前記貢献情報とに基づいて、前記貢献種別を特定すると共に、前記貢献量を算出する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項3】
前記記憶装置は、前記貢献情報として、所定のチケットを用いて所定の交通機関を利用した距離の情報と、前記所定のチケットにより提供されるサービス内容と、前記サービス内容での前記距離の移動に伴い実施される環境負荷軽減のための対策の種類及び当該対策による環境負荷の低減量の情報とを記憶し、
前記制御装置は、
前記貢献種別貢献量算出処理において、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴、前記交通機関による移動にユーザが使用したチケットの情報、及び前記チケットによりユーザに提供されたサービス内容の情報を取得し、当該チケットによる移動距離を所定のデータベースにより算出し、前記取得した行動の履歴、チケット、及びサービス内容の各情報と、前記算出した移動距離と、前記貢献情報とに基づいて、前記貢献種別を特定すると共に、前記貢献量を算出する、
請求項2に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項4】
前記記憶装置は、前記ユーザが使用したチケットの情報と、前記チケットに係る交通機関の情報と、前記取得したサービス内容の情報とを対応づけて記憶する、
請求項2に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項5】
前記記憶装置は、前記貢献情報として、所定の交通機関によって提供されるサービスを構成する所定の路線及び設備を利用したユーザの移動に伴い実施される環境負荷軽減のための対策の情報を記憶し、
前記制御装置は、
前記貢献種別貢献量算出処理において、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴及び前記交通機関においてユーザが移動に使用した路線及び設備の情報を取得し、取得した行動の履歴、路線、及び設備の情報と、前記貢献情報とに基づいて、前記貢献種別を特定すると共に、前記貢献量を算出する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項6】
前記記憶装置は、前記貢献情報として、所定の交通機関によって提供されるサービスを構成する路線及び設備の情報と、前記路線及び設備の使用に伴い実施される環境負荷軽減のための対策の種類及び当該路線及び設備の使用による環境負荷の低減量の情報とを記憶し、
前記制御装置は、
前記貢献種別貢献量算出処理において、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴及び前記交通機関においてユーザが移動に利用した路線及び設備の情報を取得し、前記利用した路線及び設備によるユーザの移動距離及び前記路線及び設備の性能を所定のデータベースにより算出し、前記取得した行動の履歴、路線、及び設備の情報と、前記算出した移動距離及び性能と、前記貢献情報とに基づいて、前記貢献種別を特定すると共に、前記貢献量を算出する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項7】
前記記憶装置は、前記貢献情報として、ユーザが複数の所定の交通機関の組み合わせを利用することに伴い実施される環境負荷軽減のための対策の情報を記憶し、
前記制御装置は、
前記貢献種別貢献量算出処理において、複数の交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴を取得し、取得した行動の履歴及び前記貢献情報に基づいて、前記貢献種別を特定すると共に、前記貢献量を算出する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項8】
前記記憶装置は、前記オブジェクト情報として、環境負荷の種類に応じた人工物のオブジェクト及び自然物のオブジェクトと、動的に表示されるオブジェクト及び静的に表示されるオブジェクトを記憶し、
前記制御装置は、
前記オブジェクト作成処理において、前記オブジェクト情報及び前記表示態様情報に基づき、前記特定した貢献種別に応じた人工物のオブジェクト又は自然物のオブジェクトと、動的に表示されるオブジェクト又は静的に表示されるオブジェクトとを、前記算出した貢献量に応じた表示態様で所定の出力装置に出力するためのデータを作成する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項9】
前記制御装置は、
交通機関による移動を伴う複数のユーザの行動の履歴を取得し、取得した複数のユーザの行動の履歴をそれぞれ所定アルゴリズムにより複数のパターンの行動の履歴のいずれかに分類すると共に各前記パターンの行動の履歴を算出し、
前記算出したパターンの行動の履歴及び前記貢献情報に基づいて、前記貢献種別を特定すると共に前記貢献量を算出し、
前記オブジェクト情報及び前記表示態様情報に基づき、前記特定した貢献種別に応じたオブジェクトを、前記算出した貢献量に応じた表示態様で所定の出力装置に出力するためのデータを作成し、
前記作成したデータが示す表示されるオブジェクトの種類に所定の偏りがあるか否かを判定し、表示されるオブジェクトの種類に所定の偏りがある場合には、所定の情報を出力する表示画面確認処理を実行する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
【請求項10】
前記記憶装置は、交通機関による移動を伴うユーザの代表的な行動の履歴を複数記憶し、
前記制御装置は、
交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴を取得し、取得したユーザの行動の履歴が前記代表的な行動の履歴のいずれに該当するかを判定し、該当する代表的な行動の履歴を前記ユーザの行動の履歴とし、
前記該当する代表的な行動の履歴及び前記貢献情報に基づいて、前記貢献種別を特定すると共に前記貢献量を算出し、
前記オブジェクト情報及び前記表示態様情報に基づき、前記特定した貢献種別に応じたオブジェクトを、前記算出した貢献量に応じた表示態様で所定の出力装置に出力するためのデータを作成し、
前記作成したデータが示す表示されるオブジェクトの種類に所定の偏りがあるか否かを判定し、表示されるオブジェクトの種類に所定の偏りがある場合には、所定の警告を出力する表示画面確認処理を実行する、
請求項1に記載の環境負荷低減支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環境負荷低減支援装置、環境負荷低減支援システム、及び環境負荷低減支援方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年における地球環境問題に対する意識の高まりに伴い、各企業でも環境に対する負荷低減のための取り組みが求められるようになっている。例えば、鉄道又はバス等の輸送サービスを提供する運輸事業者の場合、利用者が輸送サービスを適切に利用することで環境負荷が低減できることから、そのような利用を利用者に促す施策が考えられる。
【0003】
しかしながら、利用者としては、自身がどのような行動をとれば環境負荷の低減につながるかがわかりにくい面がある。この点、どのような行動をとれば環境負荷が増減するかをユーザに提供するための技術として、特許文献1には、乗降車駅システムから、ユーザが環境に負荷を与える活動をしたことを示す乗車区間情報を取得するICカード通信部と、取得した乗車区間情報に基づいて、CO2排出量を取得する利用状況解析エンジン部と、取得したCO2排出量に応じて、ユーザに対して出力するユーザインターフェースを変更するユーザインターフェース変更アプリ部とを備える携帯電話機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-97396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1は、鉄道の乗車駅から降車駅の区間に基づいてCO2排出量を特定しているに過ぎない。利用者は鉄道以外にも様々な移動手段を用いることが予想され、また、環境負荷は必ずしもCO2排出量のみによって評価できるものではない。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、実現される環境負荷の軽減の具体的内容を、ユーザの具体的な行動に基づいてユーザにわかりやすく提示することが可能な環境負荷低減支援装置、環境負荷低減支援システム、及び環境負荷低減支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一つは、環境負荷の種類に応じたオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と、当該種類の環境負荷の量に応じた表示オブジェクトの表示態様の情報である表示態様情報と、所定の交通機関を利用したユーザの移動に伴い実施される、環境負荷軽減のための対策の情報である貢献情報をそれぞれ記憶する記憶装置、及び、交通機関による移動を伴うユーザの行動の履歴を取得し、取得した行動の履歴及び前記貢献情報に基づいて、当該行動に伴い低減される環境負荷の種類である貢献種別を特定すると共に、前記低減される環境負荷の量である貢献量を算出する貢献種別貢献量算出処理と、前記オブジェクト情報及び前記表示態様情報に基づき、前記特定した貢献種別に応じたオブジェクトを、前記算出した貢献量に応じた表示態様で所定の出力装置に出力するためのデータを作成するオブジェクト作成処理とを実行する制御装置を備える、環境負荷低減支援装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、実現される環境負荷の軽減の具体的内容を、ユーザの具体的な行動に基づいてユーザにわかりやすく提示することができる。
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る環境負荷低減支援システムの構成の一例を示す図である。
運行履歴DBの一例を示す図である。
入出場履歴DBの一例を示す図である。
チケット販売履歴DBの一例を示す図である。
チケット情報DBの一例を示す図である。
路線貢献定義DBの一例を示す図である。
編成貢献定義DBの一例を示す図である。
チケット貢献定義DBの一例を示す図である。
サービス貢献定義DBの一例を示す図である。
行動セット貢献定義DBの一例を示す図である。
貢献量換算表DBの一例を示す図である。
表示オブジェクト定義DBの一例を示す図である。
オブジェクト属性定義DBの一例を示す図である。
目標行動定義DBの一例を示す図である。
環境負荷低減支援システムで行われる処理の概要を説明するフロー図である。
貢献定義編集画面の一例を示す図である。
オブジェクト編集画面の一例を示す図である。
環境負荷低減可視化処理の詳細を説明するフロー図である。
作成される行動履歴DBの一例を示す図である。
環境負荷貢献情報表示画面の一例を示す図である。
探索結果画面の一例を示す図である。
第1貢献情報特定処理の詳細を説明するフロー図である。
第1貢献情報特定処理により作成される行動履歴DBのデータの一例を示す図である。
第2貢献情報特定処理の詳細を説明するフロー図である。
第2貢献情報特定処理により作成される行動履歴DBのデータの一例を示す図である。
第3貢献情報特定処理の詳細を説明するフロー図である。
第3貢献情報特定処理により作成される行動履歴DBのデータの一例を示す図である。
表示画面確認処理の詳細を説明するフロー図である。
ユーザ分類結果DBの一例を示す図である。
代表行動DBの一例を示す図である。
表示オブジェクト情報DBの一例を示す図である。
警告画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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