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公開番号2025070321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180551
出願日2023-10-19
発明の名称漏水検出システム
出願人株式会社日立製作所
代理人青稜弁理士法人
主分類G01M 3/24 20060101AFI20250424BHJP(測定;試験)
要約【課題】配管の漏水を高い感度で検出することを容易にすること。
【解決手段】
振動センサユニット100は、水道の配管500内の水の振動を検出して振動データD110を生成する振動センサ110を有する。無線通信装置400は、データを無線で送受信できる。電源250は、電力を供給する。制御装置200は、振動センサ110と、無線通信装置400と、電源250と、に電気的に接続されており、振動センサ110から振動データD110を取得し、取得した振動データD110に基づいて、配管状態データD200を生成し、無線通信装置400に、生成した配管状態データを含む伝送データD201を生成させ、水道配管管理サーバ3に送信させる。保持部材300は、配管500の内部において、一端側で配管500に保持されるとともに、振動センサユニット100を配管の内壁と接しない位置に保持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
漏水検出システムであって、
振動センサユニットと、制御装置と、無線通信装置と、電源と、保持部材と、を備え、
前記振動センサユニットは、水道の配管内の水の振動を検出して振動データを生成する振動センサを有するとともに、前記水道の前記配管の内壁と接しない位置で水没するように配置されるものであり、
前記無線通信装置は、データを無線で送受信でき、
前記電源は、前記振動センサユニットと、前記制御装置と、前記無線通信装置と、に電力を供給し、
前記制御装置は、
前記振動センサと、前記無線通信装置と、前記電源と、に電気的に接続されており、
前記振動センサから前記振動データを取得し、
取得した前記振動データに基づいて、前記配管の状態の情報を含む配管状態データを生成し、
前記無線通信装置に、生成した配管状態データを含む伝送データを生成させて、さらに生成させた伝送データを水道配管管理サーバに送信させ、
前記保持部材は、前記配管の内部において、一端側で前記配管に保持されるとともに、前記振動センサユニットを前記配管の内壁と接しない位置に保持する、
漏水検出システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記振動センサが生成する前記振動データは、デジタルデータである、
漏水検出システム。
【請求項3】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記保持部材は、内径が75mm以上、5000mm以下の大型配管に対して、前記振動センサユニットを、前記大型配管の内壁と接しない位置に保持する形状に形成されている、
漏水検出システム。
【請求項4】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記制御装置および前記振動センサは、ケーブルを介して電気的に接続されており、
前記保持部材の共振周波数および前記ケーブルの共振周波数は、前記振動センサが振動データを生成するために検出する振動の周波数よりも高い、
漏水検出システム。
【請求項5】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記保持部材の前記配管内に存在する部分は、前記保持部材の伸長方向に直交する直交断面において、前記配管内の水の流れる水流方向の長さが、前記水流方向に直行する幅方向の長さよりも長い、
漏水検出システム。
【請求項6】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記電源は電池である、
漏水検出システム。
【請求項7】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記制御装置は、前記配管の外部に設置されており、前記無線通信装置を内蔵する、
漏水検出システム。
【請求項8】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
複数の前記保持部材を備え、
複数の前記保持部材が、1つの前記振動センサユニットを前記配管の内部に保持する、
漏水検出システム。
【請求項9】
請求項1に記載の漏水検出システムであって、
前記保持部材は、少なくとも2つの部分保持部材が互いに連結されて形成されている、
漏水検出システム。
【請求項10】
請求項9に記載の漏水検出システムであって、
少なくとも2つの前記部分保持部材は、互いに連結する複数の連結部を有し、
前記保持部材は、前記複数の連結部のうちで、少なくとも2つの前記部分保持部材の連結に用いる前記連結部の組み合わせを変更することで、少なくとも2つの前記部分保持部材を連結した前記保持部材の、前記配管に保持される前記一端側から、前記振動センサユニットを保持する部分にかけての長さを変更できるように形成されている、
漏水検出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、漏水検出システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
地中に埋設されている水道の配管(「埋設配管」と称する)は、地中に埋設されているため、漏水が生じた場合に、漏水を検出することは容易ではない。そして、埋設配管上の地面から音聴棒等を用いて、埋設配管の漏水に起因する振動を検知する方法が知られている。また、無線通信機能を有した振動センサ端末を埋設配管の外壁に配置し、振動センサ端末が検出して送信した埋設配管の振動に関する情報に基づいて、遠隔で埋設配管の漏水の有無を検知できる漏水検知システムが知られている。
【0003】
一般的に、水道の配管の口径が大きくなる程、配管の肉厚も厚くなるため、漏水に起因する配管の振動は小さくなるとともに、配管を伝わる振動の距離に対する減衰も大きくなる。その結果、水道の配管の口径が大きくなる程、振動センサ端末の漏水検知範囲が狭くなり、また、振動センサ端末の設置間隔が短くなる。
【0004】
本明細書では、内径が75mm~5000mm程度の水道の配管を、「大型配管」と称する。大型配管は、多くの場合、埋設深度が深く、さらに、幹線道路の下に敷設されている場合が多い。このため、大型配管に対して、振動センサ端末の設置場所が制限されている。それ故、配置する振動センサ端末の設置間隔が長くても、大型配管の振動を検出できるように、大型配管に対して、漏水検知範囲を広くすることができる、感度が比較的高い振動センサ端末を配置する必要がある。従って、大型配管に配置する振動センサ端末は、小・中口径の配管に配置する振動センサ端末よりも、高い感度を有することが求められる。
【0005】
そこで、感度が比較的高い振動センサ端末を用いて、大口配管の漏水音を検出する技術がある。例えば、特許文献1には、集音部、本体部、接続部及び接手部を有する漏水音検出装置が記載されている。ここで、収音部は、振動を検出するために、下方に向かって漸次拡径させた周壁部を有する。周壁部の下端部は開口端になっている。本体部は、筐体を有する。筐体の下端部は、集音部の上端部が固体されているとともに、集音部に伝わる振動を検知するために用いる圧電素子が設置されている。接続部は、筐体の下部筐体と上部筐体との間に設けられた、弾性材料からなる緩衝部材である。接手部は、接続部を大口配管に固定できるように形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-283169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されている漏水音検出装置は、配管を分岐した箇所に設けられている消火栓に取り付けられた状態で、振動を測定する。従って、特許文献1に記載されている漏水音検出装置は、消火栓の周囲から伝わる漏水と関係のない振動を、漏水の振動として誤検出するおそれがある。
【0008】
本発明は、配管の漏水を高い感度で検出することを容易にする漏水検出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の漏水検出システムの一態様は、漏水検出システムであって、振動センサユニットと、制御装置と、無線通信装置と、電源と、保持部材と、を備え、前記振動センサユニットは、水道の配管内の水の振動を検出して振動データを生成する振動センサを有するとともに、前記水道の前記配管の内壁と接しない位置で水没するように配置されるものであり、前記無線通信装置は、データを無線で送受信でき、前記電源は、前記振動センサユニットと、前記制御装置と、前記無線通信装置と、に電力を供給し、前記制御装置は、前記振動センサと、前記無線通信装置と、前記電源と、に電気的に接続されており、前記振動センサから前記振動データを取得し、取得した前記振動データに基づいて、前記配管の状態の情報を含む配管状態データを生成し、前記無線通信装置に、生成した配管状態データを含む伝送データを生成させて、さらに生成させた伝送データを水道配管管理サーバに送信させ、前記保持部材は、前記配管の内部において、一端側で前記配管に保持されるとともに、前記振動センサユニットを前記配管の内壁と接しない位置に保持する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の代表的な形態によれば、配管の漏水を高い感度で検出することを容易にすることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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