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公開番号
2025062568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2024151527
出願日
2024-09-03
発明の名称
マイクロミキサチューブ付き燃焼器の後部内側キャッププレート取り外し方法および工具
出願人
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
,
General Electric Technology GmbH
代理人
個人
,
弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類
F02C
7/00 20060101AFI20250407BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】マイクロミキサチューブ付き燃焼器の後部内側キャッププレートを取外す方法とその工具を提供する。
【解決手段】燃焼器(25)を整備するための後部プレート取外し工具(100)が提供される。燃焼器(25)は、端部カバー(58)と、端部カバー(58)の下流側の後部プレート(78)と、後部プレート(78)を貫通して延びる複数のチューブ(92)とを含む。後部プレート取り外し工具(100)は、ベースプレート(110)とねじ付きロッド(140)とを含む。ベースプレート(110)は端部カバー(58)に取り付けられる。ねじ付きロッド(140)の回転は、ねじ付きロッド(140)が後部プレート(78)をチューブ(92)から押し出すまで、ねじ付きロッド(140)を後部プレート(78)に対して前進させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼器(25)を整備するための、後部プレート取り外し工具(100)であって、燃焼器(25)は、端部カバー(58)と、端部カバー(58)の下流の後部プレート(78)と、後部プレート(78)を貫通して延びる複数のチューブ(92)とを含み、
後部プレート取り外し工具(100)は、
ベースプレート(110)と、
ねじ付きロッド(140)と、を含み、
ベースプレート(110)は、端部カバー(58)に取り付けられ、
ねじ付きロッド(140)の回転は、ねじ付きロッド(140)が後部プレート(78)を複数のチューブ(92)から押し出すまで、後部プレート(78)に対してねじ付きロッド(140)を前進させる、後部プレート取り外し工具(100)。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
ベースプレート(110)が、ねじ付きロッド(140)と嵌合するためのねじ付きインサート(130)を含む、請求項1に記載の後部プレート取り外し工具(100)。
【請求項3】
ベースプレート(110)が、端部カバー(58)に取り付けるための複数の取り付け開口(170)と複数の取り付けボルト(180)とを含む、請求項1に記載の後部プレート取り外し工具(100)。
【請求項4】
ねじ付きロッド(140)が、交換可能な先端(150)を含む、請求項1に記載の後部プレート取り外し工具(100)。
【請求項5】
交換可能な先端(150)が、ポリオキシメチレン材料を含む、請求項4に記載の後部プレート取り外し工具(100)。
【請求項6】
後部プレート取外し工具(100)は、端部カバー(58)の中央通路(86)を通って挿入される、請求項1に記載の後部プレート取外し工具(100)。
【請求項7】
燃焼器(25)の複数のチューブ(92)から後部プレート(78)を除去する方法であって、
後部プレート取り外し工具(100)を燃焼器(25)の端部カバー(58)に取り付けるステップと、
後部プレート取り外し工具(100)のねじ付きロッド(140)を回転させて、ねじ付きロッド(140)を後部プレート(78)に接触するように前進させるステップと、
ねじ付きロッド(140)をさらに回転させて、後部プレート(78)を変形させるステップと、
ねじ付きロッド(140)をさらに回転させて、後部プレート(78)を複数のチューブ(92)から押し出すステップと、を含む、方法。
【請求項8】
後部プレート取り外し工具(100)が、ねじ付きロッド(140)と嵌合するためのねじ付きインサート(130)を備えたベースプレート(110)を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ベースプレート(110)が、端部カバー(58)に取り付けるための複数の取り付け開口(170)と複数の取り付けボルト(180)とを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ねじ付きロッド(140)が、交換可能な先端(150)を含む、請求項7に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願およびその結果としての特許は、一般にガスタービンエンジンに関するものであり、より詳細には、修理や交換の際に燃焼器のマイクロミキサヘッドエンドから後部内側キャッププレートを安全に取り外すための改良された方法および工具に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスタービンエンジンは、従来、周囲の空気を圧縮する圧縮機と、空気の流れと燃料の流れとを混合して高温の燃焼ガスを生成する複数の燃焼器とを含む。タービンは、高温の燃焼ガスの流れを受け、そこからエネルギーを取り出して圧縮機に動力を供給し、発電機などの外部負荷に出力電力を供給する。燃焼器は、圧縮機とタービンの間に環状に配置することができる。
【0003】
燃焼器には、端部カバーから下流側に延びる1つ以上のバンドルチューブ燃料噴射器を含めることができる。バンドルチューブ燃料噴射器は、一般に、複数のプレミックスチューブまたはマイクロミキサチューブを含む。マイクロミキサチューブは,一般に,バンドルチューブ燃料噴射器内を互いに平行に延びている。外側シュラウドがマイクロミキサチューブの周囲を円周方向に延び,後部プレートが,燃焼器内に画定された燃焼室または燃焼ゾーンに隣接するその下流端部を半径方向および円周方向に横切って延びている。各マイクロミキサチューブのチューブ先端部分は、各チューブの出口が後部プレートの高温側表面から下流側に位置するように後部プレートを貫通して延びており、これにより燃焼室またはゾーンへの流体連通が提供される。
【0004】
各マイクロミキサチューブは,燃料プレナムと冷却空気プレナムを概ね軸方向に延びている。圧縮空気は,燃料プレナムから上流にある各マイクロミキサチューブの入口から供給される。燃料は,各マイクロミキサチューブ内に設けられた1つ以上の燃料ポートからマイクロミキサチューブ内に噴射される。燃料と圧縮空気はマイクロミキサチューブ内で混合され、各チューブの出口から燃焼室または燃焼ゾーンに流入して燃焼される。
【0005】
燃焼器の運転中、各マイクロミキサチューブの下流部または末端部は、燃焼室および/または燃焼炎に近接しているため、極端な高温にさらされる。同様に、マイクロミキサチューブが延びている後部プレートも、過酷な条件下で変形したり、皿状になったり(ディッシング)することがある。時間が経つにつれて、熱応力、機械的疲労、燃焼力学または振動を含む様々な要因が、バンドルチューブ燃料噴射器の動作状態に悪影響を及ぼす可能性があり、そのため、定期的な検査と、場合によってはその部品の修理または改修が必要となる。具体的には、後部プレートのディッシングと密接な嵌合により、後部プレートを貫通するマイクロミキサチューブが結合する可能性がある。しかし、後部プレートを右に動かして(moving it to the right)取り外すと、燃料噴射器が損傷する可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
従って、本出願およびその結果としての特許は、燃焼器を整備するための後部プレート取外し工具を提供する。燃焼器は、端部カバーと、端部カバーの下流側の後部プレートと、後部プレートを通って延びる複数のチューブとを含む。後部プレート取り外し工具は、ベースプレートとねじ付きロッドを含む。ベースプレートは端部カバーに取り付けられている。ねじ付きロッドを回転させると、ねじ付きロッドが後部プレートをチューブから押し出すまで、ねじ付きロッドが後部プレートに対して前進する。
【0007】
本出願およびその結果としての特許はさらに、燃焼器の複数のチューブから後部プレートを取り外す方法を提供する。この方法は、燃焼器の端部カバーに後部プレート取外し工具を取り付けるステップと、後部プレート取外し工具のねじ付きロッドを回転させてねじ付きロッドを後部プレートと接触させるステップと、ねじ付きロッドをさらに回転させて後部プレートを変形させるステップと、ねじ付きロッドをさらに回転させて後部プレートをチューブから押し出すステップとを含むことができる。
【0008】
本出願およびその結果としての特許のこれらおよび他の特徴および改良点は、いくつかの図面および添付の特許請求の範囲と合わせて考慮した場合、以下の詳細な説明を検討すれば、当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
圧縮機、燃焼器、タービン、および外部負荷を含むガスタービンエンジンの概略図である。
図1のガスタービンエンジンに使用できる燃焼器の概略図である。
図2の燃焼器の燃料ノズルアセンブリの透視図である。
図2の燃焼器とともに使用することができる燃料噴射器の概略図である。
図2の燃焼器と共に使用することができる燃料ノズルアセンブリの代替実施形態の透視図である。
本明細書で説明することができる後部プレート取り外し工具の一例を示す透視図である。
図6の後部プレート取り外し工具が取り付けられた燃焼器の部分断面図である。
後部プレート取り外し工具が取り付けられた燃焼器のエンドプレートの部分透視図である。
本明細書で説明することができる後部プレート取り外し工具の代替実施形態の平面図である。
図9の後部プレート取り外し工具の断面図である。
図9の後部プレート取り外し工具のさらなる断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで図面を参照すると、いくつかの図を通じて同様の数字は同様の要素を示し、図1は、本明細書で説明することができるガスタービンエンジン10の概略図である。ガスタービンエンジン10は、圧縮機15を含むことができる。圧縮機15は、流入する空気流20を圧縮する。圧縮機15は、圧縮された空気流20を複数の燃焼器缶25に供給する。燃焼器缶25は、圧縮された空気流20を加圧された燃料流30と混合し、混合物に点火して高温の燃焼ガス流35を生成する。単一の燃焼器缶25のみが示されているが、ガスタービンエンジン10は、周方向アレイなどに配置された任意の数の燃焼器缶25を含むことができる。あるいは、燃焼器25は環状燃焼器であってもよい。燃焼ガス35の流れは、順にタービン40に送られる。燃焼ガス35の流れは、タービン40を駆動して機械的な仕事を発生させる。タービン40で発生した機械的な仕事は、ロータシャフト45を介して圧縮機15を駆動する。タービン40とロータシャフト45は、発電機などの外部負荷50を駆動することもできる。
(【0011】以降は省略されています)
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