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公開番号2025060879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024229960,2023023178
出願日2024-12-26,2018-09-28
発明の名称抗体-ピロロベンゾジアゼピン誘導体コンジュゲート
出願人第一三共株式会社
代理人弁理士法人川口國際特許事務所
主分類C07K 16/30 20060101AFI20250403BHJP(有機化学)
要約【課題】強い抗腫瘍活性を有する新たな抗体-薬物コンジュゲートを提供する。
【解決手段】本発明は新規な抗体―ピロロジアゼピン誘導体及びそれを用いた新規な抗体―ピロロジアゼピン誘導体コンジュゲート、並びに新規なCLDN6及び/又はCLDN9抗体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、腫瘍細胞を標的にできる抗体とピロロベンゾジアゼピン誘導体とをリンカー構造部分を介して結合させた、抗腫瘍薬として有用な抗体-薬物コンジュゲートに関する。
続きを表示(約 10,000 文字)【背景技術】
【0002】
抗体-薬物コンジュゲート(Antibody-Drug Conjugate;ADC)は、癌細胞表面に発現している抗原に結合し、その結合によって抗原を細胞内に内在化できる抗体に、細胞傷害活性を有する薬物を結合させたものである。ADCは、癌細胞に効率的に薬物を送達できることによって、癌細胞内に薬物を蓄積させ、癌細胞を死滅させることが期待できる。
ADCとして例えば、抗CD30モノクローナル抗体にモノメチルアウリスタチンEを結合させたアドセトリス(商標)(ブレンツキシマブ ベドチン)がホジキンリンパ腫と未分化大細胞リンパ腫の治療薬として認可されている。また、抗HER2モノクローナル抗体にエムタンシンを結合させたカドサイラ(商標)(トラスツズマブ エムタンシン)がHER2陽性の進行、再発乳癌の治療に用いられている。
ADCに結合させる薬物として有用なものの一つにピロロベンゾジアゼピン(PBD)が挙げられる。PBDはDNA小溝のPuGPu配列などに結合することによって細胞毒性を示す。天然由来のPBDであるanthramycinは1965年に初めて発見され、それ以降様々な天然由来、またその類縁体のPBDが発見された(非特許文献1~4)。
PBDの一般的な構造式は下式
TIFF
2025060879000002.tif
33
159
で示される。PBDはそれぞれA,C環部において置換基の数、種類、部位において異なり、また、それぞれB,C環部の不飽和度が異なるものが知られている。
PBDは二量体構造にすることにより、飛躍的に細胞毒性が向上することが知られており(非特許文献5、6)、二量体PBDをADC化したものも種々報告されている(特許文献1~13)。しかしながら、C2位においてスピロ環を有するPBD又はそのADC体は知られていない。
ヒトCLDN6(Claudin-6、以下hCLDN6と表記する)は、Claudin(CLDN)ファミリー蛋白質の一種で、220アミノ酸残基からなる4回膜貫通型の膜蛋白質である。以前より、hCLDN6は一部の癌において過剰発現し、魅力的な癌治療標的であることが示唆されている(非特許文献7~9)。また、CLDNファミリー蛋白質はエンドサイトーシスで細胞内に取り込まれ、ターンオーバー時間が短いファミリー蛋白質も報告されていることから(非特許文献10)、抗体薬物複合体(ADC)の標的に適すると考えられる。
このような癌との関連性を示唆する情報から、これまでにhCLDN6を特異的に認識するモノクローナル抗体が発見され(特許文献14、15)、CLDN6特異的なモノクローナル抗体にチューブリン重合阻害薬のモノメチルオーリスタチンE(MMAE)やメイタンシノイド(DM1)を結合させたADCが報告されている(非特許文献11)。
一方、複数のCLDNファミリーを認識する抗体は治療の適応範囲を広げられる可能性があるとしてCLDN6とCLDN9を認識する抗体(特許文献16)に強力な殺細胞効果を有するピロロベンゾジアゼピン(PBD)を結合させたADCも開示されている(特許文献17)。
しかしながら、それらの活性の強さはまだ十分ではなく、hCLDN6を治療標的とする未充足医療ニーズが存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/173496号
国際公開第2014/130879号
国際公開第2017/004330号
国際公開第2017/004025号
国際公開第2017/020972号
国際公開第2016/036804号
国際公開第2015/095124号
国際公開第2015/052322号
国際公開第2015/052534号
国際公開第2016/115191号
国際公開第2015/052321号
国際公開第2015/031693号
国際公開第2011/130613号
国際公開第2009/087978号
国際公開第2011/057788号
国際公開第2015/069794号
国際公開第2017/096163号
【非特許文献】
【0004】
Julia Mantaj,et al.,Angewandte Chemie Internationl Edition 2016,55,2-29
Dyeison Antonow.et al., Chemical Reviews 2010,111, 2815-2864
In Antibiotics III. Springer Verlag, New York, pp.3-11
Accounts of Chemical Research 1986, 19, 230
Journal of the American Chemical Society 1992,114, 4939
Journal of Organic Chemistry 1996, 61, 8141
BMC Cancer, 2006, 6, 186.
Histopatholody, 2012, 61, 1043-1056.
Int J Cancer, 2014, 135, 2206-2214.
J Membrane Biol, 2004, 199, 29-38.
14th Annu Meet Cancer Immunother(CIMT)(May 10-12, Mainz) 2016, Abst 185
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、新規な抗体-ピロロベンゾジアゼピン(PBD)誘導体コンジュゲート及び新規なピロロベンゾジアゼピン(PBD)誘導体を提供するものである。
本発明は、新規な抗CLDN6抗体を提供するものである。
また、本発明は、抗腫瘍活性を有する前記抗体-PBD誘導体コンジュゲート、PBD誘導体又は抗CLDN6抗体を含有する医薬組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、前記抗体-PBD誘導体コンジュゲート、PBD誘導体又は抗CLDN6抗体を用いた癌の治療方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、新規な抗体-ピロロベンゾジアゼピン(PBD)誘導体コンジュゲートが、強い抗腫瘍活性を有することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本願発明は、以下に関するものである。
【0007】
[1]次式:
TIFF
2025060879000003.tif
14
160
(式中、m
1
は1から10の整数、好ましくは、2から8の整数)を示し、
Abは、抗体又は該抗体の機能性断片を示し、該抗体の糖鎖はリモデリングされていてもよく、
Lは、AbとDを連結するリンカーを示し、
Abはそのアミノ酸残基から直接Lに結合するか、Abの糖鎖又はリモデリングされた糖鎖からLに結合していてもよく、
Dは、次式で示される薬物を示し、
TIFF
2025060879000004.tif
35
155
式中、アステリスクはLと結合していることを示し、
n
1
は、2から8の整数を示し、
Aは、1~4個のハロゲン原子で置換されていてもよいスピロ結合の3~5員の飽和炭化水素環又は3~5員の飽和複素環を示し、
R
1
及びR
2
は、それぞれ独立して、C1~C6アルコキシ基、C1~C6アルキル基、水素原子、水酸基、チオール基、C1~C6アルキルチオ基、ハロゲン原子又は-NR'R''を示し、
ここで、R'及びR''は、それぞれ独立して、水素原子又はC1~C6アルキル基を示し、
R
3
、R
4
及びR
5
は、下記(i)~(iii)から選択され、
(i)R
3
及びR
4
が一緒になって、それぞれの基が結合する炭素原子とともに二重結合を形成し、
R
5
は、群1から選択される1もしくは複数個の置換基を有していてもよいアリール基もしくはヘテロアリール基、又は群2から選択される1もしくは複数個の置換基を有していてもよいC1~C6アルキル基を示す、
(ii)R
3
は、水素原子を示し、
R
4
及びR
5
が、R
4
及びR
5
が結合している炭素原子と一緒になって、3~5員の飽和炭化水素環もしくは3~5員の飽和複素環又はCH
2
=を形成する、
(iii)R
3
、R
4
及びR
5
が、R
3
が結合している炭素原子並びにR
4
及びR
5
が結合している炭素原子と一緒になって、群3から選択される1もしくは複数個の置換基を有していてもよいベンゼン環又は6員の複素環を形成する、
R
6
及びR
7
は、共に水素原子を示すか、R
6
及びR
7
が一緒になって、イミン結合(C=N)であることを示し、
R
8
は、水酸基又はC1~C3アルコキシ基であり、
X及びYは、それぞれ独立して、酸素原子、窒素原子又は硫黄原子であり、
群1は、a)1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基、
b)1~3個のハロゲン原子、水酸基、-OCOR'、-NR'R''、-C(=NR')-NR''R'''及び-NHC(=NR')-NR''R'''から選択されるいずれか一つで置換されていてもよいC1~C6アルキル基、
【発明の効果】
【0008】
本発明の提供する新規な抗体-ピロロベンゾジアゼピン(PBD)誘導体コンジュゲートは優れた抗腫瘍活性と安全性を有するため、抗腫瘍剤として有用である。また、本発明のPBD誘導体は抗腫瘍活性を有し、該コンジュゲートの薬物として有用である。更に、本発明の抗体は腫瘍細胞を認識又は腫瘍細胞に結合するため、該コンジュゲートの抗体として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の薬物-コンジュゲート体((I)の分子)を模式的に表したものである。(a)は薬物D、(b)はリンカーL、(c)はN
3
-L(PEG)-、(d)はN297糖鎖(ここで、白の楕円はNeuAc(Sia)、白の六角形はMan、塗りつぶした六角形はGlcNAc、白のひし形はGal、及び、白の逆三角形はFuc)、をそれぞれ表す。(b)と(c)は(c)のアジド基(黒の涙型)と(b)のスペーサー(白の半円)におけるアルキン構造が反応し、トリアゾール環を形成して結合している。Y字型は、抗体Abを表す。 また、本模式図では、N297糖鎖を便宜上N297-(Fuc)MSGとして表示し、N297糖鎖それぞれの一方の分岐鎖においてのみアジド基を有するPEGリンカー(N
3
-L(PEG)-)が結合したシアル酸を有し、他方の分岐鎖の非還元末端にシアル酸を持たない態様を示しているが、N297-(Fuc)SGを採用することで、両方の分岐鎖の非還元末端にアジド基を有するPEGリンカーが結合したシアル酸を有する態様でもよい。 このような表示方法は、特に言及がない限り、本明細書の全体を通じて適用される。
本発明の薬物-コンジュゲート体の製造中間体である、(Fucα1,6)GlcNAc-抗体(図2のAの(II)の分子)、及び、MSG型糖鎖リモデリング抗体(図2のBの(III)の分子)の構造を示す模式図である。両方の図において、Y字型は図1と同様に抗体Abを表す。図2のAにおいて、(e)はFucの1位と、6位においてαグリコシド結合したGlcNAcのみからなるN297糖鎖を示す。図2のBにおいて、(d)は図1と同様のN297糖鎖を表し、(f)は、アジド基を有するPEGリンカー部分の構造であり、末端にリンカーLとの結合に供されるアジド基を表す。アジド基を有するPEGリンカーの結合様式は、図1の説明と同様である。
動物細胞で産生された抗体からMSG型糖鎖リモデリング抗体を製造する工程の模式図である。図中の分子(II)、(III)は、図2と同様に、(Fucα1,6)GlcNAc-抗体及びMSG型糖鎖リモデリング抗体をそれぞれ表す。(IV)の分子は動物細胞で産生された抗体であり、N297糖鎖が不均一な分子の混合物である。図3Aは、(IV)の不均一なN297糖鎖を、EndoSのような加水分解酵素で処理することで、均一な(Fucα1,6)GlcNAc-抗体(II)が作製される工程を示す。図3Bは、抗体(II)のN297糖鎖のGlcNAcに対して、EndoS D233Q/Q303L変異体のような糖転移酵素を用いて、MSG型糖鎖ドナー分子の糖鎖を糖鎖転移させることで、(III)のMSG型糖鎖リモデリング抗体が作製される工程を示す。 ここで用いられるMSG型糖鎖ドナー分子は、MSGの非還元末端のシアル酸がアジド基を有するPEGリンカーで修飾されたものであり、作製されるMSG型N297糖鎖リモデリング抗体においても、図2Bで説明したとおり、非還元末端のシアル酸が同様の修飾を受けたものとなる。図3Bにおいては、便宜上ドナー分子としてMSGを表示しているが、SG(10)を糖鎖ドナーとすることで、(III)のリモデリング抗体はN297糖鎖の両方の非還元末端にアジド基を有するリンカー分子が結合した糖鎖リモデリング抗体が合成される。
皮下移植したヒト胃癌株であるNCI-N87細胞への抗HER2抗体‐薬物コンジュゲートADC26、ADC19、ADC54の効果を示す。
皮下移植したヒト胃癌株であるNCI-N87細胞への抗HER2抗体‐薬物コンジュゲートADC49、Trastuzumab、抗LPS抗体‐薬物コンジュゲートADC53の効果を示す
皮下移植したヒト乳癌株であるKPL-4細胞への抗HER2抗体-薬物コンジュゲートADC49、抗LPS抗体-薬物コンジュゲートADC53又はTrastuzumab-Tesirine(参考例1)の効果を示す。
皮下移植したヒト乳癌株であるJIMT-1細胞への抗HER2抗体-薬物コンジュゲートADC49、又はTrastuzumab-Tesirine(参考例1)の効果を示す。
皮下移植したヒト卵巣癌株であるOV-90細胞への抗CLDN6抗体‐薬物コンジュゲートADC40、又は抗CLDN6抗体(H1L1)-Tesirine(参考例1)の効果を示す。
皮下移植したヒト卵巣癌株であるNIH:OVCAR-3細胞への抗CLDN6抗体‐薬物コンジュゲートADC40、又は抗CLDN6抗体(H1L1)-Tesirine(参考例1)の効果を示す。
皮下移植したヒト頭頸部癌細胞株であるFaDu細胞への抗体-薬物コンジュゲート抗TROP2抗体‐薬物コンジュゲートADC50、又は抗LPS抗体‐薬物コンジュゲートADC53の効果を示す。
ヒトCLDN6の全長アミノ酸配列(配列番号1)及び全長cDNAの塩基配列(配列番号2)を示す。
ヒトCLDN9の全長アミノ酸配列(配列番号3)及び全長cDNAの塩基配列(配列番号4)を示す。
B1抗体軽鎖のCDRL1~3のアミノ酸配列(配列番号5~7)を示す。
ヒト化B1抗体軽鎖L4のCDRL3のアミノ酸配列(配列番号8)を示す。
B1抗体重鎖のCDRH1~3のアミノ酸配列(配列番号9~11)を示す。
C7抗体軽鎖のCDRL1~3のアミノ酸配列(配列番号12~14)を示す。
C7抗体重鎖のCDRH1~3のアミノ酸配列(配列番号15~17)を示す。
B1抗体軽鎖の可変領域をコードするcDNAのヌクレオチド配列(配列番号18)及びB1抗体軽鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号19)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
B1抗体重鎖の可変領域をコードするcDNAのヌクレオチド配列(配列番号20)及びB1抗体重鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号21)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
C7抗体軽鎖の可変領域をコードするcDNAのヌクレオチド配列(配列番号22)及びC7抗体軽鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号23)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
C7抗体重鎖の可変領域をコードするcDNAのヌクレオチド配列(配列番号24)及びC7抗体重鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号25)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
chB1軽鎖のアミノ酸配列(配列番号28)及びchB1軽鎖のアミノ酸配列をコードするDNA配列を含むDNA断片(配列番号29)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
chB1軽鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号30)及びchB1軽鎖可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号31)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
chB1重鎖のアミノ酸配列(配列番号32)及びchB1重鎖をコードするヌクレオチド配列(配列番号33)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
chB1重鎖の可変領域のアミノ酸配列(配列番号34)及びchB1重鎖の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号35)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL1のアミノ酸配列(配列番号36)及びヒト化抗体軽鎖hL1をコードするヌクレオチド配列(配列番号37)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL1の可変領域のアミノ酸配列(配列番号38)及びヒト化抗体軽鎖hL1の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号39)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL2のアミノ酸配列(配列番号40)及びヒト化抗体軽鎖hL2をコードするヌクレオチド配列(配列番号41)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL2の可変領域のアミノ酸配列(配列番号42)及びヒト化抗体軽鎖hL2の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号43)を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL3のアミノ酸配列(配列番号44)及びヒト化抗体軽鎖hL3をコードするヌクレオチド配列(配列番号45)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL3の可変領域のアミノ酸配列(配列番号46)及びヒト化抗体軽鎖hL3の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号47)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL4のアミノ酸配列(配列番号48)及びヒト化抗体軽鎖hL4をコードするヌクレオチド配列(配列番号49)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体軽鎖hL4の可変領域のアミノ酸配列(配列番号50)及びヒト化抗体軽鎖hL4の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号51)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体重鎖hH1のアミノ酸配列(配列番号52)及びヒト化抗体重鎖hH1をコードするヌクレオチド配列(配列番号53)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体重鎖hH1の可変領域のアミノ酸配列(配列番号54)及びヒト化抗体重鎖hH1の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号55)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体重鎖hH2のアミノ酸配列(配列番号56)及びヒト化抗体重鎖hH2をコードするヌクレオチド配列(配列番号57)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体重鎖hH2の可変領域のアミノ酸配列(配列番号58)及びヒト化抗体重鎖hH2の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号59)を示す。
ヒト化抗体重鎖hH3のアミノ酸配列(配列番号60)及びヒト化抗体重鎖hH3をコードするヌクレオチド配列(配列番号61)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
ヒト化抗体重鎖hH3の可変領域のアミノ酸配列(配列番号62)及びヒト化抗体重鎖hH3の可変領域をコードするヌクレオチド配列(配列番号63)を示す。アミノ酸配列における下線はCDR配列を示す。
B1抗体及びC7抗体のフローサイトメトリーによるヒトCLDN6及びファミリー分子CLDN3、CLDN4、CLDN9に対する結合能を示す。
B1抗体及びC7抗体のMab-ZAPによる抗体内在化活性能を示す。
ヒト化抗CLDN6抗体H1L1、H2L2、H1L3、H2L4、及びH3L3のフローサイトメトリーによるCLDN6及びファミリー分子に対する結合能を示す。
Trastuzumab軽鎖のアミノ酸配列(配列番号64)及び重鎖のアミノ酸配列(配列番号65)を示す。
Trastuzumab変異体の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号73)及び重鎖のアミノ酸配列(配列番号75)を示す。
ヒトキメラ化抗CLDN6抗体chB1の重鎖であるchB1_H、ヒト化抗体重鎖であるhH1、hH2及びhH3のアミノ酸配列の比較を示す図。「・」はchB1_Hと同一のアミノ酸残基を示し、アミノ酸残基が記載されている箇所は置換されたアミノ酸残基を示す。
ヒトキメラ化抗CLDN6抗体chB1の軽鎖であるchB1_L、ヒト化抗体軽鎖であるhL1、hL2、hL3及びhL4のアミノ酸配列の比較を示す図。「・」はchB1_Lと同一のアミノ酸残基を示し、アミノ酸残基が記載されている箇所は置換されたアミノ酸残基を示す。
皮下移植したヒト乳癌株であるKPL-4細胞への抗HER2抗体-薬物コンジュゲートADC49及びADC55の効果を示す。
皮下移植したヒト乳癌株であるJIMT-1細胞への抗HER2抗体-薬物コンジュゲートADC55の効果を示す。
皮下移植したヒト膵臓癌株であるCFPAC-1細胞への抗HER2抗体-薬物コンジュゲートADC49及びADC55、抗LPS抗体-薬物コンジュゲートADC53の効果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の抗体-薬物コンジュゲートは、腫瘍細胞を認識又は結合できる抗体に、リンカー構造部分を介して抗腫瘍性化合物を結合させた抗腫瘍性薬物である。
(【0011】以降は省略されています)

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