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公開番号
2025060713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2024220798,2021547982
出願日
2024-12-17,2020-09-16
発明の名称
発光デバイス、発光装置、電子機器および照明装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10K
50/15 20230101AFI20250403BHJP()
要約
【課題】新規有機化合物を提供する。
【解決手段】下記一般式(G1)で表される有機化合物を提供する。(ただし、一般式(G1)において、AおよびBの一方は、下記一般式(g1)で表される基である。また、AおよびBの他方、R1乃至R8、R11乃至R14は独立に水素および炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。R9およびR10は環式炭化水素基、アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、ハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
陽極と陰極との間に発光層を有し、
前記陽極と前記発光層との間に、下記一般式(G1)で表される有機化合物を含む、発光デバイス。
JPEG
2025060713000089.jpg
38
168
(ただし、上記一般式(G1)において、Qは酸素原子または硫黄原子である。AおよびBの一方は、下記一般式(g1-2)で表される基であり、他方は、水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。R
1
乃至R
8
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。)
JPEG
2025060713000090.jpg
41
168
(ただし、上記一般式(g1-2)において、R
9
およびR
10
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。なお、R
9
およびR
10
が炭素数1乃至6のアルキル基の場合、R
9
およびR
10
は互いに結合して環を形成し、スピロ構造となっていてもよい。R
11
乃至R
14
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。またArは置換または無置換の炭素数6乃至13のアリール基を表す。)
続きを表示(約 3,800 文字)
【請求項2】
陽極と陰極との間に発光層を有し、
前記陽極と前記発光層との間に、下記一般式(G1-1)で表される有機化合物を含む、発光デバイス。
JPEG
2025060713000091.jpg
38
168
(ただし、上記一般式(G1-1)において、Qは酸素原子または硫黄原子である。Aは、下記一般式(g1-2)で表される基であり、R
20
は、水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。R
1
乃至R
8
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。)
JPEG
2025060713000092.jpg
41
168
(ただし、上記一般式(g1-2)において、R
9
およびR
10
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。なお、R
9
およびR
10
が炭素数1乃至6のアルキル基の場合、R
9
およびR
10
は互いに結合して環を形成し、スピロ構造となっていてもよい。R
11
乃至R
14
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。またArは置換または無置換の炭素数6乃至13のアリール基を表す。)
【請求項3】
陽極と陰極との間に発光層を有し、
前記陽極と前記発光層との間に、下記一般式(G1-2)で表される有機化合物を含む、発光デバイス。
JPEG
2025060713000093.jpg
36
168
(ただし、上記一般式(G1-2)において、Qは酸素原子または硫黄原子である。Bは、上記一般式(g1)で表される基であり、R
20
は、水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。R
1
乃至R
8
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。)
JPEG
2025060713000094.jpg
42
168
(ただし、上記一般式(g1)において、R
9
およびR
10
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。なお、R
9
およびR
10
が炭素数1乃至6のアルキル基の場合、R
9
およびR
10
は互いに結合して環を形成し、スピロ構造となっていてもよい。R
11
乃至R
14
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。またArは置換または無置換の炭素数6乃至13のアリール基を表す。)
【請求項4】
請求項2または請求項3において、
R
20
が水素である、発光デバイス。
【請求項5】
請求項3において、
前記一般式(g1)で表される基が、下記一般式(g1-1)で表される基である、発光デバイス。
JPEG
2025060713000095.jpg
37
168
(ただし、上記一般式(g1-1)において、R
9
およびR
10
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。なお、R
9
およびR
10
が炭素数1乃至6のアルキル基の場合、R
9
およびR
10
は互いに結合して環を形成し、スピロ構造となっていてもよい。R
11
乃至R
14
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。またArは置換または無置換の炭素数6乃至13のアリール基を表す。)
【請求項6】
請求項3において、
前記一般式(g1)で表される基が、下記一般式(g1-2)で表される基である、発光デバイス。
JPEG
2025060713000096.jpg
41
168
(ただし、上記一般式(g1-2)において、R
9
およびR
10
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基、および置換または無置換のフェニル基のいずれかを表す。なお、R
9
およびR
10
が炭素数1乃至6のアルキル基の場合、R
9
およびR
10
は互いに結合して環を形成し、スピロ構造となっていてもよい。R
11
乃至R
14
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。またArは置換または無置換の炭素数6乃至13のアリール基を表す。)
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
前記Arが、下記一般式(Ar-1)乃至(Ar-3)で表される、発光デバイス。
JPEG
2025060713000097.jpg
51
168
(ただし、上記一般式(Ar-1)乃至(Ar-3)において、R
A1
乃至R
A9
、R
A11
乃至R
A19
およびR
A21
乃至R
A29
はそれぞれ独立に水素、炭素数1乃至6のアルキル基、炭素数3乃至6の環式炭化水素基、炭素数1乃至6のアルコキシ基、シアノ基、ハロゲン、炭素数1乃至6のハロアルキル基および置換または無置換の炭素数6乃至60の芳香族炭化水素基のいずれかを表す。)
【請求項8】
請求項7において、
R
A1
乃至R
A9
、R
A11
乃至R
A19
およびR
A21
乃至R
A29
が、それぞれ水素である、発光デバイス。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8のいずれか一項において、
R
9
およびR
10
が、それぞれメチル基である、発光デバイス。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか一項において、
R
1
乃至R
8
が、それぞれ水素である、発光デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、有機化合物、発光素子、発光デバイス、ディスプレイモジュール、照明モジュール、表示装置、発光装置、電子機器、照明装置および電子デバイスに関する。なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶装置、撮像装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
有機化合物を用いたエレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence)を利用する発光デバイス(有機ELデバイス)の実用化が進んでいる。これら発光デバイスの基本的な構成は、一対の電極間に発光材料を含む有機化合物層(EL層)を挟んだものである。この素子に電圧を印加して、キャリアを注入し、当該キャリアの再結合エネルギーを利用することにより、発光材料からの発光を得ることができる。
【0003】
このような発光デバイスは自発光型であるためディスプレイの画素として用いると、液晶に比べ、視認性が高く、バックライトが不要である等の利点があり、フラットパネルディスプレイ素子として好適である。また、このような発光デバイスを用いたディスプレイは、薄型軽量に作製できることも大きな利点である。さらに非常に応答速度が速いことも特徴の一つである。
【0004】
また、これらの発光デバイスは発光層を二次元に連続して形成することが可能であるため、面状に発光を得ることができる。これは、白熱電球やLEDに代表される点光源、あるいは蛍光灯に代表される線光源では得難い特色であるため、照明等に応用できる面光源としての利用価値も高い。
【0005】
このように発光デバイスを用いたディスプレイや照明装置はさまざまな電子機器に適用好適であるが、より良好な特性を有する発光デバイスを求めて研究開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
中国特許出願公開第108689972号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一態様では、新規有機化合物を提供することを目的とする。または、本発明の一態様では、新規キャリア輸送性材料を提供することを目的とする。または、本発明の一態様では新規正孔輸送性材料を提供することを目的とする。
【0008】
または、本発明の他の一態様では、駆動電圧の低い発光デバイスを提供することを目的とする。または、本発明の一態様では、消費電力の小さい発光デバイス、発光装置、電子機器、表示装置および電子デバイスを各々提供することを目的とする。
【0009】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、必ずしも、これらの課題の全てを解決する必要はない。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【0010】
本発明は上述の課題のうちいずれか一を解決すればよいものとする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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