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公開番号2025060013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170484
出願日2023-09-29
発明の名称リソース割当て装置、リソース割当て方法、およびリソース割当てプログラム
出願人富士通株式会社,日本電信電話株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06F 9/50 20060101AFI20250403BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の機能を利用する一連の処理の円滑化を図る。
【解決手段】リソース割当て装置10は、他のデバイスとバス接続された複数のデバイスを有するコンピュータシステム2に実行させる処理に利用する複数の機能と、複数の機能間の通信に要求される性能とが示された処理情報1に基づいて、通信に要求される性能の順で複数の機能それぞれを選択する。次にリソース割当て装置10は、選択した第1の機能を実現可能なデバイス6a~6dそれぞれについての、第1の機能の通信相手の第2の機能を実現する第2のデバイスとの間のバス経由の通信経路の距離に基づいて、選択した第1の機能を実現する第1のデバイスを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
他のデバイスとバス接続された複数のデバイスを有するコンピュータシステムに実行させる処理に利用する複数の機能と、前記複数の機能間の通信に要求される性能とが示された処理情報に基づいて、通信に要求される性能の順で前記複数の機能それぞれを選択し、選択した第1の機能を実現可能なデバイスそれぞれについての、前記第1の機能の通信相手の第2の機能を実現する第2のデバイスとの間のバス経由の通信経路の距離に基づいて、選択した前記第1の機能を実現する第1のデバイスを決定する処理部、
を有するリソース割当て装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記処理部は、通信で許容可能な遅延時間が短い通信を行う機能から順に、前記複数の機能それぞれを選択する、
請求項1記載のリソース割当て装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記第2のデバイスとのバス経由の通信経路上のスイッチの数が他より少ないデバイスを前記第1のデバイスに決定する、
請求項1記載のリソース割当て装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記第1の機能を実行可能なデバイスのなかに前記第2のデバイスにバス接続されたデバイスがない場合、前記第2のデバイスとネットワーク接続されたデバイスを前記第1のデバイスに決定する、
請求項1記載のリソース割当て装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記複数の機能間の通信に要求される性能と、前記複数の機能それぞれを実行するデバイス間を接続するバスの通信経路上のスイッチ数、またはバス経由の通信とネットワーク経由の通信それぞれの通信性能とに基づいて、通信を行う機能の組ごとに、通信に使用する通信経路として、バスを介した第1の通信経路とネットワークを介した第2の通信経路とのいずれかを選択する、
請求項1記載のリソース割当て装置。
【請求項6】
前記処理部は、バス経由の通信が1つのスイッチのみを経由した通信の場合、通信に使用する通信経路として前記第1の通信経路を選択する、
請求項5記載のリソース割当て装置。
【請求項7】
前記処理部は、バス経由の通信とネットワーク経由の通信との両方で、前記複数の機能間の通信に要求される性能が満たされる場合、通信に使用する通信経路として前記第2の通信経路を選択する、
請求項5記載のリソース割当て装置。
【請求項8】
前記処理部は、バス経由の通信とネットワーク経由の通信との両方で、前記複数の機能間の通信に要求される性能が満たされない場合、通信に使用する通信経路として前記第2の通信経路を選択する、
請求項5記載のリソース割当て装置。
【請求項9】
他のデバイスとバス接続された複数のデバイスを有するコンピュータシステムに実行させる処理に利用する複数の機能と、前記複数の機能間の通信に要求される性能とが示された処理情報に基づいて、通信に要求される性能の順で前記複数の機能それぞれを選択し、
選択した第1の機能を実現可能なデバイスそれぞれについての、前記第1の機能の通信相手の第2の機能を実現する第2のデバイスとの間のバス経由の通信経路の距離に基づいて、選択した前記第1の機能を実現する第1のデバイスを決定する、
処理をコンピュータが実行するリソース割当て方法。
【請求項10】
他のデバイスとバス接続された複数のデバイスを有するコンピュータシステムに実行させる処理に利用する複数の機能と、前記複数の機能間の通信に要求される性能とが示された処理情報に基づいて、通信に要求される性能の順で前記複数の機能それぞれを選択し、
選択した第1の機能を実現可能なデバイスそれぞれについての、前記第1の機能の通信相手の第2の機能を実現する第2のデバイスとの間のバス経由の通信経路の距離に基づいて、選択した前記第1の機能を実現する第1のデバイスを決定する、
処理をコンピュータに実行させるリソース割当てプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リソース割当て装置、リソース割当て方法、およびリソース割当てプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータシステム(以下、単に「システム」と呼ぶ)で実行されるアプリケーションソフトウェアの多様化かつ不規則な負荷変動により、システム内のどの種類のリソースがいつ、どの程度利用されるのかの見積もりが困難となっている。リソースの使用量の予測が不正確であるため、リソースの使用効率が低くなりがちである。他方、低エネルギー型で高効率なシステムに対する要求が高まっている。
【0003】
上記背景に対するアプローチとしてディスアグリゲーション(Disaggregation)と呼ばれる技術がある。ディスアグリゲーションでは、筐体(サーバ)セントリックをベースとしたリソース切出し(VM(Virtual Machine)、コンテナなど)とは異なり、コンピュート(CPU(Central Processing Unit)など)やデバイス(アクセラレータなど)単位でリソースが分離される。そしてディスアグリゲーションでは、要件に応じてリソースを組み上げて、仮想的なコンピュータが構築される。
【0004】
要件は、例えばデータフロー(DF:Data Flow)で表される。DFには、例えばサービスの実現のために使用する機能(ファンクション)が定義されている。ディスアグリゲーションによって構築されるコンピュータは、LSN(Logical Service Node)と呼ばれる。ディスアグリゲーション技術を用いることで、各リソースの利用率の向上、それに伴う消費電力の削減などが期待できる。
【0005】
システムの構築に関する技術としては、例えば仮想コンピュータとボリュームとを、仮想コンピュータのI/O性能を低下させることなく、クラスタに配置できる計算機システムが提案されている。またコンテナの移動に伴う通信遅延時間の増加を抑える移動対象コンテナ決定方法も提案されている。さらに非集約型計算システムを実現する手法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-149299号公報
特開2021-150876号公報
特表2019-511051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
DFに従ってシステムにLSNを新規配備する際、単純に空いているデバイスを各機能に割り当てるとDFの実行性能に大きな支障をきたすことがある。例えば互いに通信する2つの機能それぞれに対して物理的に離れた(例えば経由するスイッチ数の多い)デバイスが割り当てられる場合がある。この場合、デバイス間の通信遅延が大きくなるため、LSNで実行するサービスの処理の遅延時間が増加し、DFの円滑な処理が阻害される。また複数のDFの処理を実行するとき、それぞれのDFの機能に割り当てたデバイスの距離が離れていると、通信経路の重複が発生しやすくなり、一方のDFの処理における通信量の増大が、他方のDFの処理の円滑化を阻害する要因となる。
【0008】
1つの側面では、本発明は、複数の機能を利用する一連の処理の円滑化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの案では、以下のような処理部を有するリソース割当て装置が提供される。
処理部は、他のデバイスとバス接続された複数のデバイスを有するコンピュータシステムに実行させる処理に利用する複数の機能と、複数の機能間の通信に要求される性能とが示された処理情報に基づいて、通信に要求される性能の順で複数の機能それぞれを選択する。そして処理部は、選択した第1の機能を実現可能なデバイスそれぞれについての、第1の機能の通信相手の第2の機能を実現する第2のデバイスとの間のバス経由の通信経路の距離に基づいて、選択した第1の機能を実現する第1のデバイスを決定する。
【発明の効果】
【0010】
1態様によれば、複数の機能を利用する一連の処理の円滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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