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公開番号
2025057847
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167635
出願日
2023-09-28
発明の名称
絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップ
出願人
冨士電線株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H02G
15/04 20060101AFI20250402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】シュリンクバック現象によって破損されることを抑制できる、絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップを提供すること。
【解決手段】本発明のキャップ(40)は、絶縁電線(3)またはケーブル(3’)の端部を保護するためのキャップ(40)であって、前記絶縁電線(3)または前記ケーブル(3’)の端部を覆うためのキャップ本体(41)と、前記キャップ本体(41)の内面から突出し、前記絶縁電線(3)または前記ケーブル(3’)の端部の進入を止めて前記絶縁電線(3)または前記ケーブル(3’)の導体(1)と前記キャップ本体(41)の内面とを離間させるためのストッパー(42)と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップであって、
前記絶縁電線または前記ケーブルの端部を覆うためのキャップ本体と、
前記キャップ本体の内面から突出し、前記絶縁電線または前記ケーブルの端部の進入を止めて前記絶縁電線または前記ケーブルの導体と前記キャップ本体の内面とを離間させるためのストッパーと、
を有するキャップ。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のキャップであって、前記キャップ本体の内側に配置された、前記絶縁電線または前記ケーブルの導体と前記キャップ本体の内面との接触を抑制するためのクッション材をさらに有することを特徴とするキャップ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のキャップであって、前記キャップ本体は、前記絶縁電線または前記ケーブルの外周にフィットするように構成されていることを特徴とするキャップ。
【請求項4】
請求項3に記載のキャップであって、前記絶縁電線または前記ケーブルは平型であることを特徴とするキャップ。
【請求項5】
請求項4に記載のキャップであって、平型である前記絶縁電線または前記ケーブルが有する溝にフィットするための突出部を有することを特徴とするキャップ。
【請求項6】
請求項1または2に記載のキャップであって、前記ケーブルは、耐火ケーブルであることを特徴とするキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
絶縁電線またはケーブルを保管する際は、絶縁電線またはケーブルの端部からのホコリや水の浸入を防止する必要がある。このため絶縁電線またはケーブルの端部を保護するための保護キャップが知られている。たとえば、特許文献1は、電力ケーブルの端部を保護し、水の浸入を防ぐための止水キャップを開示している。特許文献1では、電力ケーブルの端部の周囲に空隙ができないように、電力ケーブルの端部を止水キャップの底部に押し当てている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-162400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1は、絶縁電線3の端部を保護するためのキャップ4が絶縁電線3の端部を保護している様子を示す縦断面図である。具体的には、図1の上図に示されるように、キャップ4は、導体1と、導体1の周りの絶縁体2とを有する絶縁電線3の端部を保護している。さらに、キャップ4は絶縁電線3の端部から外れないようにビニールテープなどで絶縁電線3に対して固定されることもある。
ここで、絶縁体2は、押出成形などで成型されているため残留応力の影響などで収縮して後退するシュリンクバック現象を発生することが知られている。シュリンクバック現象が発生すると、図1の下図に示されるように、収縮した絶縁体2にキャップ4が追従するように移動して、導体1がキャップ4を突き破ってしまう可能性がある。
なお、ケーブルも絶縁電線3と同様に押出成型などで成型されている絶縁体2および絶縁体2の周りのシースを有するため同様にシュリンクバック現象が発生する。
【0005】
本発明の目的は、シュリンクバック現象によって破損されることを抑制できる、絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、
絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップであって、
前記絶縁電線または前記ケーブルの端部を覆うためのキャップ本体と、
前記キャップ本体の内面から突出し、前記絶縁電線または前記ケーブルの端部の進入を止めて前記絶縁電線または前記ケーブルの導体と前記キャップ本体の内面とを離間させるためのストッパーと、
を有するキャップが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シュリンクバック現象によって破損されることを抑制できる、絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、シュリンクバック現象によって、絶縁電線の導体がキャップを突き破ってしまう場合を説明するための縦断面図である。
図2は、実施の形態に係るキャップによって保護された絶縁電線の端部を示す縦断面図である。
図3は、実施の形態に係るキャップによって保護されたケーブルの端部を示す縦断面図である。
図4A~Fは、実施の形態に係るキャップによって保護されたケーブルの横断面を示す図である。
図5は、変形例に係るキャップによって保護された絶縁電線の端部を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態および変形例に係るキャップについて図を参照しつつ説明する。
【0010】
[実施の形態]
図2の上図は、本実施の形態に係るキャップ40によって、絶縁電線3の端部が保護されている状態を示す。図2の下図は、このような絶縁電線3においてシュリンクバック現象が発生した後の状態を示す。キャップ40は、絶縁電線3の端部を保護するためにも用いることができるし、同様に、後述するケーブル3’の端部を保護するためにも用いることができるが、以下、絶縁電線3を保護した場合を例にして説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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