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公開番号2025104914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223096
出願日2023-12-28
発明の名称複合ケーブルおよびその製造方法
出願人冨士電線株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H01B 7/00 20060101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】反射減衰量や近端漏話減衰量が抑制された複合ケーブルを提供すること。
【解決手段】複合ケーブルは、LANケーブルと、同軸ケーブルと、LANケーブルおよび同軸ケーブルを被覆する押巻き層と、押巻き層を被覆する外被層と、を有する複合ケーブルであって、LANケーブルと、同軸ケーブルとは、撚り合わされており、押巻き層で囲まれた領域の複合ケーブルの長さ方向に直交する断面における最大長さをDとし、複合ケーブルの集合ピッチをPとしたとき、17≦(P/D)<30を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
LANケーブルと、同軸ケーブルと、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを被覆する押巻き層と、前記押巻き層を被覆する外被層と、を有する複合ケーブルであって、
前記LANケーブルと、前記同軸ケーブルとは、撚り合わされており、
前記押巻き層で囲まれた領域の前記複合ケーブルの長さ方向に直交する断面における最大長さをDとし、前記複合ケーブルの集合ピッチをPとしたとき、以下の式(1)を満たす、
複合ケーブル。
式(1) 17≦(P/D)<30
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1の複合ケーブルにおいて、
前記LANケーブルは、前記同軸ケーブルに巻回されている、
複合ケーブル。
【請求項3】
請求項1の複合ケーブルにおいて、
以下の式(2)をさらに満たす、
複合ケーブル。
式(2) 20≦(P/D)≦27
【請求項4】
請求項1の複合ケーブルにおいて、
前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブル以外の前記外被層に囲まれた領域内に配置された介在をさらに有する、
複合ケーブル。
【請求項5】
請求項1の複合ケーブルにおいて、
電話ケーブルをさらに有し、
前記LANケーブル、前記同軸ケーブルおよび前記電話ケーブルは、撚り合わせられており、
前記外被層は、前記LANケーブル、前記同軸ケーブルおよび前記電話ケーブルを被覆する、
複合ケーブル。
【請求項6】
LANケーブルと、同軸ケーブルと、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを被覆する押巻き層と、前記押巻き層を被覆する外被層と、を有する複合ケーブルの製造方法であって、
前記LANケーブルと、前記同軸ケーブルと、を準備する工程と、
前記押巻き層で囲まれた領域の前記複合ケーブルの長さ方向に直交する断面における最大長さをDとし、前記複合ケーブルの集合ピッチをPとしたとき、以下の式(1)を満たすように、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを撚り合わせる工程と、を有する、
複合ケーブルの製造方法。
式(1) 17≦(P/D)<30

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合ケーブルおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建物の各部屋へのインターネット、テレビおよび電話のサービス提供には、LANケーブル(インターネット)、同軸ケーブル(テレビ)および電話ケーブル(電話)を配線する必要がある。これらのケーブルは、それぞれ別個に配線されるか、または各ケーブルを一括集合させた状態で配線されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、LANケーブル用の導体を含むLANケーブルと、テレビ受信用同軸ケーブルのシールド導体を含む同軸ケーブルと、電話用ケーブルの導体を含む電話ケーブルと、を含む、共聴用複合ケーブル(複合ケーブル)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-123827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の共聴用複合ケーブルなどは、LANケーブルと、同軸ケーブルと、電話ケーブルとが撚られて製造されることがある。近年、共聴用複合ケーブルのLANケーブルには、500MHzの周波数に対応するCat.6A製品が求められているが、Cat.6Aに対応したLANケーブルと、同軸ケーブルと、電話ケーブルとが撚られた複合ケーブルでは、LANケーブルの近端漏話減衰量(NEXT:near end crosstalk)や、反射減衰量(RL:return loss)が増加することがある。そのため、より電気特性が安定した高品質な通信ケーブルの提供が望まれている。
【0006】
そこで、本発明の主な目的は、LANケーブルの反射減衰量や近端漏話減衰量の増加が抑制された複合ケーブルおよびその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
LANケーブルと、同軸ケーブルと、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを被覆する押巻き層と、前記押巻き層を被覆する外被層と、を有する複合ケーブルであって、
前記LANケーブルと、前記同軸ケーブルとは、撚り合わされており、
前記押巻き層で囲まれた領域の前記複合ケーブルの長さ方向に直交する断面における最大長さをDとし、前記複合ケーブルの集合ピッチをPとしたとき、以下の式(1)を満たす、複合ケーブルが提供される。
式(1) 17≦(P/D)<30
【0008】
本発明の他の態様によれば、
LANケーブルと、同軸ケーブルと、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを被覆する押巻き層と、前記押巻き層を被覆する外被層と、を有する複合ケーブルの製造方法であって、
前記LANケーブルと、前記同軸ケーブルと、を準備する工程と、
前記押巻き層で囲まれた領域の前記複合ケーブルの長さ方向に直交する断面における最大長さをDとし、前記複合ケーブルの集合ピッチをPとしたとき、以下の式(1)を満たすように、前記LANケーブルおよび前記同軸ケーブルを撚り合わせる工程と、を有する、複合ケーブルの製造方法が提供される。
式(1) 17≦(P/D)<30
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、LANケーブルの反射減衰量や近端漏話減衰量の増加が抑制された複合ケーブルおよびその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A、Bは、本発明の一実施の形態に係る複合ケーブルの断面図である。
図2A~Dは、LANケーブルと同軸ケーブルとの撚り合わせを説明するための模式図である。
図3は、複合ケーブルの製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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