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公開番号2025088446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203153
出願日2023-11-30
発明の名称接続補助具
出願人冨士電線株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】火災感知器に接続された絶縁電線に錆が発生することを抑制できる接続補助具を提供すること。
【解決手段】本発明は、火災感知器(3)のコネクタ(4)の絶縁電線(2)の受け入れ孔(4a)に挿入されて、前記受け入れ孔(4a)と前記絶縁電線(4)との間の隙間を封止するための接続補助具(10)であって、前記受け入れ孔(4a)に挿入されるための弾性を有する本体(11)と、前記本体(11)に配置された、前記絶縁電線(2)を挿入されるための貫通孔(12)と、を有し、前記本体(11)は、前記受け入れ孔(4a)と接触するように構成された第1外周面(11a)を含み、前記貫通孔(12)は、前記絶縁電線の絶縁体と接触するように構成された第1内周面(12a)を含む、ことを特徴とする、接続補助具(10)である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火災感知器のコネクタの絶縁電線の受け入れ孔に挿入されて、前記受け入れ孔と前記絶縁電線との間の隙間を封止するための接続補助具であって、
前記受け入れ孔に挿入されるための弾性を有する本体と、
前記本体に配置された、前記絶縁電線を挿入されるための貫通孔と、
を有し、
前記本体は、前記受け入れ孔と接触するように構成された第1外周面を含み、
前記貫通孔は、前記絶縁電線の絶縁体と接触するように構成された第1内周面を含む、
ことを特徴とする、接続補助具。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の接続補助具であって、前記貫通孔は、前記絶縁電線の導体と接触するように構成された第2内周面をさらに含むことを特徴とする、接続補助具。
【請求項3】
請求項1に記載の接続補助具であって、前記貫通孔は、前記絶縁電線が挿入される入口側と反対の出口側の端に位置し、前記絶縁電線の絶縁体と接触しないように構成された第3内周面をさらに含むことを特徴とする、接続補助具。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の接続補助具であって、
前記本体は、前記第1外周面が前記受け入れ孔と接触したときに前記コネクタ外に位置するように構成された絶縁電線保護部をさらに含み、
前記絶縁電線保護部の厚みは、前記第1外周面から離れるにつれて連続的または断続的に薄くなるか、あるいは前記絶縁電線保護部は、蛇腹形状を有することを特徴とする、接続補助具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接続補助具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ビルやマンション等の建物は、消防法に基づき火災感知器を敷設することが義務づけられている。火災感知器は、火災時の熱や煙などを感知する役割をもつ。火災感知器には、感知する対象によって熱感知器、煙感知器、炎感知器などの種類がある。
【0003】
たとえば特許文献1はこのような火災感知器を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-326261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の様な火災感知器には絶縁電線が接続されるが、絶縁電線は火災感知器に設けられた開口部を介して火災感知器に挿入される。しかし、このような開口部は水の浸入口となりやすく、水が火災感知器内部に浸入すると絶縁電線の導体に錆(例えば緑青)が発生することがある。絶縁電線の導体に発生した錆は、火災感知器の誤作動や、絶縁電線の断線を発生させる可能性がある。
【0006】
このような問題に対処するために特許文献1は、絶縁電線を挿入するための開口部を有する火災感知器浸水防止プレートを天井に取り付け、当該プレートに火災感知器を取り付けることを開示している。火災感知器浸水防水プレートは、液密に絶縁電線を挿入させることができる開口部を有するため火災感知器への水の浸入を防ぐことができる。しかし、このような構成では天井に火災感知器浸水防止プレートを設置する必要があり、装置が大がかりになる。
【0007】
本発明の目的は、火災感知器に接続された絶縁電線の導体に錆が発生することを抑制できる接続補助具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため本発明の一態様によれば、
火災感知器のコネクタの絶縁電線の受け入れ孔に挿入されて、前記受け入れ孔と前記絶縁電線との間の隙間を封止するための接続補助具であって、
前記受け入れ孔に挿入されるための弾性を有する本体と、
前記本体に配置された、前記絶縁電線を挿入されるための貫通孔と、
を有し、
前記本体は、前記受け入れ孔と接触するように構成された第1外周面を含み、
前記貫通孔は、前記絶縁電線の絶縁体と接触するように構成された第1内周面を含む、
ことを特徴とする、接続補助具が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、火災感知器に接続された絶縁電線の導体に錆が発生することを抑制できる接続補助具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、実施の形態1に係る接続補助具を介して絶縁電線が火災感知器に接続された様子を示す断面図であり、図1Bは、図1Aの部分拡大断面図である。
図2Aは、実施の形態1に係る接続補助具の側面図であり、図2Bは、平面図であり、図2Cは、底面図であり、図2Dは、断面図である。
図3は、実施の形態2に係る接続補助具を介して絶縁電線が火災感知器に接続された様子を示す部分拡大断面図である。
図4Aは、実施の形態2に係る接続補助具の側面図であり、図4Bは、平面図であり、図4Cは、底面図であり、図4Dは、断面図である。
図5Aは、絶縁電線を保護するためのテープを示す図であり、図5Bは、テープで絶縁電線を保護する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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