TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025098634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214898
出願日
2023-12-20
発明の名称
通信ケーブルおよびその製造方法
出願人
冨士電線株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H01B
11/06 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】カテゴリー8規格に対応しうる通信ケーブルであって2000MHzの高周波数帯域においても電気特性が安定する通信ケーブルを提供する。
【解決手段】通信ケーブル1は、複数対の対撚線8を含むケーブル芯10と、ケーブル芯10を被覆する遮蔽テープ30とを備え、ケーブル芯10の撚りピッチが30mm以上40mm未満であり、遮蔽テープ30がアルミ箔テープである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数対の対撚線を含むケーブル芯と、
前記ケーブル芯を被覆する遮蔽テープとを備え、
前記ケーブル芯の撚りピッチが30mm以上40mm未満であり、
前記遮蔽テープがアルミ箔テープである、通信ケーブル。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の通信ケーブルにおいて、
前記遮蔽テープがらせん状に巻き付けられており、
前記遮蔽テープの巻付ピッチが10mm以上13.5mm以下である、通信ケーブル。
【請求項3】
複数対の対撚線を含むケーブル芯と、
前記ケーブル芯を被覆する遮蔽テープとを備える通信ケーブルの製造方法であって、
前記ケーブル芯を30mm以上40mm未満のピッチで撚る工程と、
前記遮蔽テープとしてアルミ箔テープを準備し当該遮蔽テープを前記ケーブル芯に横巻きする工程とを備える、通信ケーブルの製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の通信ケーブルの製造方法において、
前記遮蔽テープを横巻きする工程では、前記遮蔽テープを巻付ピッチ10mm以上13.5mm以下で前記ケーブル芯にらせん状に巻き付ける、通信ケーブルの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は通信ケーブルおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信ケーブルは、サーバどうしの間や、サーバとスイッチとの間、サーバとパーソナルコンピュータとの間等、様々な機器の接続に使用されている。このような通信ケーブルは、ANSI/TIA等によって規格が定められており、伝送速度や伝送周波数帯域等によって、複数のカテゴリーに分類されている。
【0003】
従来、ANSI/TIA規格等において、伝送周波数帯域が500MHzであるカテゴリー6Aの規格特性を満たす通信ケーブルが多く開発されてきた。当該通信ケーブルは、複数の対撚線を含むケーブル芯と、これを覆う押巻きと、当該押巻きを覆う遮蔽層と、遮蔽層を覆う外被とを有することが一般的である(例えば特許文献1)。当該通信ケーブルでは、通常、ケーブル芯が100mm程度のピッチで撚られている。また、上記遮蔽層としては、強度等の観点で、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」とも称する)フィルム上にアルミニウム層が配置された積層テープが多く使用されている。
【0004】
一方で近年、ANSI/TIA規格等において、伝送周波数帯域が2000MHzであるカテゴリー8規格が制定された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-232092号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記カテゴリー8規格を満たす通信ケーブルには、カテゴリー6A等より高い周波数での電気特性の安定が求められ、特に周波数1000MHz以上の領域でも電気特性が優れることが求められる。しかしながら、従来の通信ケーブルでは、入力インピーダンス(Zin)や反射減衰量(RL)の周波数1000MHz超2000MHz以下の領域にスパイク部が生じやすかった。「スパイク部」とは波形の急激な乱れをいう。また、周波数1000MHz超の領域においては、挿入損失量(IL)等が、カテゴリー8規格を満たすことも難しかった。
【0007】
本発明の主な目的は、カテゴリー8規格に対応しうる通信ケーブルであって2000MHzの高周波数帯域においても電気特性が安定する通信ケーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は複数対の対撚線を含むケーブル芯と、前記ケーブル芯を被覆する遮蔽テープとを備え、前記ケーブル芯の撚りピッチが30mm以上40mm未満であり、前記遮蔽テープがアルミ箔テープである、通信ケーブルを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の通信ケーブルによれば、カテゴリー8規格に対応可能であって2000MHzの高周波数帯域においても電気特性を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る通信ケーブルの概略断面図である。
図2Aは従来の通信ケーブルの入力インピーダンス(Zin)を示すグラフであり、図2Bは当該通信ケーブルの反射減衰量(RL)を示すグラフである。
図3Aは従来の通信ケーブルの長さ方向と平行な断面における遮蔽テープの模式図であり、図3Bは当該通信ケーブルの側面図である。
図4Aは本発明の一実施形態に係る通信ケーブルの長さ方向と平行な断面における遮蔽テープの模式図であり、図4Bは当該通信ケーブルの側面図である。
図5Aは本発明の一実施形態に係る通信ケーブルの入力インピーダンス(Zin)を示すグラフであり、図5Bは当該通信ケーブルの反射減衰量(RL)を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
冨士電線株式会社
接続補助具
24日前
冨士電線株式会社
屋外用通信ケーブル
25日前
冨士電線株式会社
通信ケーブルおよびその製造方法
3日前
冨士電線株式会社
絶縁電線またはケーブルの端部を保護するためのキャップ
2か月前
APB株式会社
二次電池
23日前
日東精工株式会社
端子部品
17日前
レナタ・アーゲー
電池
12日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
2日前
株式会社クオルテック
空気電池
9日前
株式会社メルビル
ステージ
4日前
ローム株式会社
半導体装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
16日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
24日前
三洲電線株式会社
撚線
16日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
25日前
株式会社村田製作所
電池
24日前
株式会社高田製作所
電源切替器
24日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
住友電装株式会社
コネクタ
2日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
18日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
2日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
3日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
株式会社村田製作所
二次電池
2日前
株式会社ニフコ
構造体
23日前
三菱電機株式会社
半導体装置
12日前
続きを見る
他の特許を見る