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公開番号2025053633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162672
出願日2023-09-26
発明の名称多心ケーブル
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類H01B 7/18 20060101AFI20250331BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外観が良好で配線しやすい多心ケーブルを提供する。
【解決手段】多心ケーブル1は、複数本の電線2を撚り合わせた集合コア3と、集合コア3の周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材4と、テープ部材4の周囲を覆うように設けられたシールド層5と、テープ部材4とシールド層5との間に設けられたドレイン線7と、シールド層5の周囲を覆うシース6と、を備え、ドレイン線7は、複数本の素線7aを撚り合わせた撚線からなり、集合コア3の撚りと同方向かつ同ピッチで設けられており、ドレイン線7は、ドレイン線7の周囲のテープ部材4の一部と共に、集合コア3の最外層で周方向に隣り合う電線2間の谷間部分8に入り込むように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の電線を撚り合わせた集合コアと、
前記集合コアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、
前記テープ部材の周囲を覆うように設けられたシールド層と、
前記テープ部材と前記シールド層との間に設けられたドレイン線と、
前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、
前記ドレイン線は、複数本の素線を撚り合わせた撚線からなり、前記集合コアの撚りと同方向かつ同ピッチで設けられており、
前記ドレイン線は、前記ドレイン線の周囲の前記テープ部材の一部と共に、前記集合コアの最外層で周方向に隣り合う前記電線間の谷間部分に入り込むように設けられている、
多心ケーブル。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ドレイン線は、その全体が前記谷間部分に入り込むように設けられており、その断面形状が非円形状となっている、
請求項1に記載の多心ケーブル。
【請求項3】
前記ドレイン線は、複数の素線を集合撚りして構成されており、
前記素線の外径が、0.03mm以上0.13mm以下である、
請求項1に記載の多心ケーブル。
【請求項4】
前記ドレイン線を構成する前記素線が、銅または銅合金線からなり、
前記シールド層が、アルミニウムまたはアルミニウム合金線を用いて構成されている、
請求項1に記載の多心ケーブル。
【請求項5】
前記ドレイン線を構成する前記素線は、その表面にすずめっきが施されている、
請求項4に記載の多心ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多心ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数本の電線を撚り合わせた集合コアを一括して覆うようにシールド層を設けた多心ケーブルが知られている。このような多心ケーブルでは、シールド層の接地(例えば、基板のグランド電極への接続)を容易とするために、シールド層と電気的に接続されたドレイン線を設ける場合がある(例えば、特許文献1,2)参照。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110250号公報
特開2009-245713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドレイン線を設けると、当該ドレイン線を設けた部分の外周面が盛り上がってしまい、ケーブルの外観が劣化してしまうという課題がある。また、ケーブルの外周面の一部が盛り上がって断面形状が非円形状となることで、特定の方向にケーブルを曲げにくくなってしまい、配線しにくくなってしまう場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、外観が良好で配線しやすい多心ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数本の電線を撚り合わせた集合コアと、前記集合コアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、前記テープ部材の周囲を覆うように設けられたシールド層と、前記テープ部材と前記シールド層との間に設けられたドレイン線と、前記シールド層の周囲を覆うシースと、を備え、前記ドレイン線は、複数本の素線を撚り合わせた撚線からなり、前記集合コアの撚りと同方向かつ同ピッチで設けられており、前記ドレイン線は、前記ドレイン線の周囲の前記テープ部材の一部と共に、前記集合コアの最外層で周方向に隣り合う前記電線間の谷間部分に入り込むように設けられている、多心ケーブルを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外観が良好で配線しやすい多心ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る多心ケーブルの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態に係る多心ケーブル1の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。多心ケーブル1は、例えば、電子機器と制御装置を接続するケーブルとして用いられ、信号伝送や電源供給のために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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