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公開番号
2025035488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142551
出願日
2023-09-01
発明の名称
パドック動画分割システム
出願人
JRAシステムサービス株式会社
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
H04N
5/91 20060101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】競馬場のパドックの動画を受信し、動画内に表示される馬番号を判別して馬毎の単独の動画に分割することを可能にするパドック動画分割システムを提供する。
【解決手段】本発明によるパドック動画分割システムは、競馬場のパドックの動画を受信し、各競走馬別の動画に分割する画像処理装置を有する動画分割システムであって、前記画像処理装置は、前記動画内で表示されるテロップに表示される馬番号を第1特徴点として学習するAIを備え、受信した前記動画から前記AIにより馬番号を判別し、前記馬番号に基づき、各競走馬別に各競走馬が単独で表示でき他の競走馬が映らない時間を判別して前記動画を分割する位置を決定することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
競馬場のパドックの動画を受信し、各競走馬別の動画に分割する画像処理装置を有する動画分割システムであって、
前記画像処理装置は、前記動画内で表示されるテロップに表示される馬番号を第1特徴点として学習するAIを備え、受信した前記動画から前記AIにより馬番号を判別し、前記馬番号に基づき、各競走馬別に各競走馬が単独で表示でき他の競走馬が映らない時間を判別して前記動画を分割する位置を決定することを特徴とするパドック動画分割システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記画像処理装置の前記AIは前記動画内で各競走馬がつけているゼッケンに表示される馬番号を第2特徴点としてさらに学習し、前記画像処理装置は前記第1特徴点と前記第2特徴点に基づき前記動画を分割する位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のパドック動画分割システム。
【請求項3】
前記画像処理装置は、前記動画から前記第1特徴点と前記第2特徴点を判別し、判別した結果に基づき各競走馬が単独で表示される時間から各競走馬の表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を定め、前記動画上の位置により前記動画を分割するか、前記動画を分割せずに前記動画上に各競走馬別の前記表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を再生ポイントとして追加するかの少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項2に記載のパドック動画分割システム。
【請求項4】
前記画像処理装置は、前記動画を分割する場合、分割する動画をそれぞれ1つの競走馬毎の動画ファイルとして元の前記動画とは別に作成することを特徴とする請求項3に記載のパドック動画分割システム。
【請求項5】
前記画像処理装置は、前記各競走馬の表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を定めるのに前記第1特徴点を優先的に使用し、前記第1特徴点と前記第2特徴点を判別してそれぞれの馬番号が相違する場合、又は前記第1特徴点が判別されない場合に前記第2特徴点を使用して定めること特徴とする請求項3に記載のパドック動画分割システム。
【請求項6】
前記動画上の位置により前記動画を分割した動画又は各競走馬別の前記表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を再生ポイントとして追加した動画は、前記画像処理装置が提供するWebサイトで閲覧可能に提供され、
前記Webサイトで閲覧可能に提供される動画は、時間指定の早送り又は巻き戻し、倍速又は低速、低画質または高画質、ループ再生の少なくともいずれかを選択可能に提供されることを特徴とする請求項3又は4に記載のパドック動画分割システム。
【請求項7】
前記Webサイトで閲覧可能に提供される動画は、前記動画に表示される競走馬又は他の競走馬の過去のパドックの動画を選択して前記動画と前記過去のパドックの動画を比較再生可能に提供されることを特徴とする請求項6に記載のパドック動画分割システム。
【請求項8】
前記Webサイトで閲覧可能に提供される動画は、前記Webサイトに登録した会員専用のIDによるログイン後、又はイベントやキャンペーンなどに対応して無料で提供されることを特徴とする請求項6に記載のパドック動画分割システム。
【請求項9】
前記画像処理装置は、運用者による手動分割指示の入力を受け付け、前記手動分割指示の入力を受け付けると、運用者による任意の動画再生位置で表示開始又は表示終了の指定の入力をさらに受付け、前記指定された表示開始又は表示終了の位置に基づき動画を分割することを特徴とする請求項3に記載のパドック動画分割システム。
【請求項10】
前記画像処理装置は、競馬主催元より提供される場名、開催日付、馬名、レースの結果、出走取消の少なくともいずれかを含む競馬開催の情報を取得する取得プログラムを備え、前記取得プログラムにより手動または自動で前記競馬開催の情報を取り込み前記各競走馬別のパドックの動画と共に前記Webサイトで閲覧可能に提供することを特徴とする請求項6に記載のパドック動画分割システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パドック動画分割システムに関し、特に競馬場のパドックの動画を受信し、動画内に表示される馬番号を判別して馬毎の単独の動画に分割することを可能にするパドック動画分割システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
競馬場ではレース発走前に各競走馬の状態をパドックで下見することができる。パドックを歩行する競走馬の状態は、パドックまで見に行かなくても、競馬の開催元が提供するWebサイトの中でパドックの動画として閲覧可能に提供される。このパドックの動画はパドックを歩行する各競走馬を連続して撮影した一連の映像で構成されているため、閲覧者は見たい馬の位置を手動で探し出す必要がある。
【0003】
パドックに競走馬が登場するのは通常レース発走の30分前であり、勝馬投票券を購入する場合はこの間にレース前の馬の状態を見極める必要がある。現在の馬の状態を見極めるのに、過去の状態と比較したい場合は過去の動画も閲覧することは可能である。しかしそのためには、パドックの動画内のそれぞれの馬の表示される位置を探し出し、これと併せてそれぞれの過去の動画を起動して比較する必要があり、レース前の短い時間内では素早い操作が求められる。
少しでも簡便に馬の状態を確認できるようにするため、パドックの動画を見やすくするための方法が提案されている。
【0004】
特許得文献1には、パドックの周回路に沿って、周回路の法線方向から映像を取得する複数の映像取得部と、各映像取得部が取得した映像を配置してパノラマ映像とするパノラマ映像作成部と、パノラマ映像をトリミングして馬体が一定の位置に配置されるように作成する単馬映像作成部とを備える馬情報配信システムが開示されている。
特許文献1に記載の発明によれば、パドックを歩行する競走馬の動画は、トリミングによってそれぞれの競走馬の単体映像に構成されるため、この馬情報配信システムのユーザは所望する競走馬を選択することにより、その競走馬の動画や関連する情報を取得することが可能となる。
【0005】
一方、特許文献1に記載のシステムでは、パドックの動画から競走馬を判別するのに、馬番号が表示されたゼッケンの画像を解析する方法等を使用しており、このため馬番号が表示されたゼッケンの画像を確実に取得するための周回路に沿う複数のカメラが必要である。しかし、競馬場は各地に複数が存在するため、これらの競技場のパドックにすべて周回路に沿う複数のカメラを設置することは容易ではない。
【0006】
パドックの動画は、例えば日本中央競馬会(JRA)が主催する中央競馬では日本中央競馬会が提供するパドックの動画が唯一の公式動画となっており、パドックの動画を見やすくするための方法を提供する上ではこうした既存の公式動画を基にすることが必要となる。そこで既存の公式動画を基にしつつ、パドックの動画の配信からレース前までの限られた時間でパドックの動画をより見やすく、また関連する情報を付加してよりわかりやすく提供することを可能とするシステムの提供が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-166383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記従来のパドックの動画の提供技術における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、競馬場のパドックの動画を受信し、動画内に表示される馬番号を判別して馬毎の単独の動画に分割することを可能にするパドック動画分割システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明によるパドック動画分割システムは、競馬場のパドックの動画を受信し、各競走馬別の動画に分割する画像処理装置を有する動画分割システムであって、前記画像処理装置は、前記動画内で表示されるテロップに表示される馬番号を第1特徴点として学習するAIを備え、受信した前記動画から前記AIにより馬番号を判別し、前記馬番号に基づき、各競走馬別に各競走馬が単独で表示でき他の競走馬が映らない時間を判別して前記動画を分割する位置を決定することを特徴とする。
【0010】
前記画像処理装置の前記AIは前記動画内で各競走馬がつけているゼッケンに表示される馬番号を第2特徴点としてさらに学習し、前記画像処理装置は前記第1特徴点と前記第2特徴点に基づき前記動画を分割する位置を決定することが好ましい。
前記画像処理装置は、前記動画から前記第1特徴点と前記第2特徴点を判別し、判別した結果に基づき各競走馬が単独で表示される時間から各競走馬の表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を定め、前記動画上の位置により前記動画を分割するか、前記動画を分割せずに前記動画上に各競走馬別の前記表示開始と表示終了となる前記動画上の位置を再生ポイントとして追加するかの少なくともいずれかを行うことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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