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公開番号2025030713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136243
出願日2023-08-24
発明の名称支持装置及びセグメントコイルユニットの挿入方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02K 15/085 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】セグメントコイルの先端部を絶縁紙に挿入する際の絶縁紙の損傷を抑制可能な支持装置を実現する。
【解決手段】本開示の一形態に係る支持装置(1)は、コア(3)が載置される載置部(11)と、載置部(11)を支持する固定部(12)と、載置部(11)におけるコア(3)の軸方向と直交する面上での移動を許容するための支承部(13)と、を有する支持機構(10)と、絶縁紙(4)の形状を保持するための保持部(21)と、保持部(21)を支持する支持部(22)と、支持部(22)を支持する固定部(23)と、支持部(22)におけるコア(3)の軸方向と直交する面上での移動を許容するための支承部(24)と、を有する保持機構(20)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コアのスロットに絶縁紙が挿入された状態で前記絶縁紙の内部にセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入する際に前記コアを支持する支持装置であって、
前記コアが載置される載置部と、前記載置部を支持する第1の固定部と、前記載置部と前記第1の固定部との間に配置され、前記第1の固定部に対する前記載置部における前記コアの軸方向と直交する面上での移動を許容するための第1の支承部と、を有する支持機構と、
前記絶縁紙の形状を保持するために当該絶縁紙の内部に挿入される保持部と、前記保持部を支持する支持部と、前記支持部を支持する第2の固定部と、前記支持部と前記第2の固定部との間に配置され、前記第2の固定部に対する前記支持部における前記コアの軸方向と直交する面上での移動を許容するための第2の支承部と、を有する保持機構と、
を備える、支持装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記保持機構は、前記保持部を前記コアの軸方向に移動させる駆動部を備える、請求項1に記載の支持装置。
【請求項3】
前記支持機構の載置部には、前記コアの外周縁部が載置され、
前記保持機構の保持部は、前記支持機構の内部に配置されている、請求項1又は2に記載の支持装置。
【請求項4】
コアのスロットに絶縁紙が挿入された状態で前記絶縁紙の内部にセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入する方法であって、
前記コアを当該コアの軸方向と直交する面上での移動が許容された載置部に載置する工程と、
前記絶縁紙の形状を保持するために、前記コアの軸方向と直交する面上での移動が許容された保持部を前記絶縁紙の内部に挿入する工程と、
前記セグメントコイルの先端部を前記絶縁紙の内部に挿入する工程と、
前記セグメントコイルの先端部と前記絶縁紙との接触を逃がすように、前記載置部及び前記保持部を介して前記コアを当該コアの軸方向と直交する面上で移動させる工程と、
を備える、セグメントコイルユニットの挿入方法。
【請求項5】
前記セグメントコイルの先端部の挿入に伴って、前記保持部を前記絶縁紙の内部から抜去する工程を備える、請求項4に記載のセグメントコイルユニットの挿入方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、支持装置及びセグメントコイルユニットの挿入方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、ステータ又ロータは、コアのスロットの内部に絶縁紙が挿入された状態で当該絶縁紙の内部にセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入して製造する場合がある。例えば、特許文献1では、ガイド部を介してセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を絶縁紙の内部に挿入している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-151018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、以下の課題を見出した。特許文献1の技術は、ガイド部を絶縁紙の内部に挿入する際にガイド部が絶縁紙に接触し、絶縁紙が損傷する可能性がある。
【0005】
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、セグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を絶縁紙の内部に挿入する際の当該絶縁紙の損傷を抑制可能な支持装置及びセグメントコイルユニットの挿入方法を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る支持装置は、コアのスロットに絶縁紙が挿入された状態で前記絶縁紙の内部にセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入する際に前記コアを支持する支持装置であって、
前記コアが載置される載置部と、前記載置部を支持する第1の固定部と、前記載置部と前記第1の固定部との間に配置され、前記第1の固定部に対する前記載置部における前記コアの軸方向と直交する面上での移動を許容するための第1の支承部と、を有する支持機構と、
前記絶縁紙の形状を保持するために当該絶縁紙の内部に挿入される保持部と、前記保持部を支持する支持部と、前記支持部を支持する第2の固定部と、前記支持部と前記第2の固定部との間に配置され、前記第2の固定部に対する前記支持部における前記コアの軸方向と直交する面上での移動を許容するための第2の支承部と、を有する保持機構と、
を備える。
【0007】
本開示の一態様に係るセグメントコイルユニットの挿入方法は、コアのスロットに絶縁紙が挿入された状態で前記絶縁紙の内部にセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入する方法であって、
前記コアを当該コアの軸方向と直交する面上での移動が許容された載置部に載置する工程と、
前記絶縁紙の形状を保持するために、前記コアの軸方向と直交する面上での移動が許容された保持部を前記絶縁紙の内部に挿入する工程と、
前記セグメントコイルの先端部を前記絶縁紙の内部に挿入する工程と、
前記セグメントコイルの先端部と前記絶縁紙との接触を逃がすように、前記載置部及び前記保持部を介して前記コアを当該コアの軸方向と直交する面上で移動させる工程と、
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、セグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を絶縁紙の内部に挿入する際の当該絶縁紙の損傷を抑制可能な支持装置及びセグメントコイルユニットの挿入方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態の支持装置の保持機構を用いてコアにセグメントコイルユニットを成すセグメントコイルの先端部を挿入する様子を説明するための図である。
実施の形態の支持装置の支持機構の構成を説明するための図である。
実施の形態の支持装置の保持機構の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。ここで、以下の説明では、説明を明確にするために、三次元(XYZ)座標系を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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