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公開番号2025030530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135899
出願日2023-08-23
発明の名称磁気テープカートリッジ、及び磁気テープカートリッジ製造方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G11B 23/107 20060101AFI20250228BHJP(情報記憶)
要約【課題】ユーザのニーズに応じて分解の抑制効果を選択的に付与可能な磁気テープカートリッジ、及び磁気テープカートリッジ製造方法を提供する。
【解決手段】磁気テープと、第1ケース部材及び第2ケース部材が締結されることで内部に磁気テープを収容可能な空間を形成する筐体であって、第1ケース部材と第2ケース部材とを締結する第1締結部材が取り付けられる第1締結穴と、第1締結部材とは異なる方式で取り付けられ、かつ第1ケース部材と第2ケース部材とを締結することにより筐体の分解を抑制する第2締結部材を取り付け可能な第2締結穴と、を有するケースと、を備える磁気テープカートリッジ。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
磁気テープと、
第１ケース部材及び第２ケース部材が締結されることで内部に前記磁気テープを収容可能な空間を形成する筐体であって、
前記第１ケース部材と前記第２ケース部材とを締結する第１締結部材が取り付けられる第１締結穴と、前記第１締結部材とは異なる方式で取り付けられ、かつ前記第１ケース部材と前記第２ケース部材とを締結することにより前記筐体の分解を抑制する第２締結部材を取り付け可能な第２締結穴と、を有するケースと、
を備える磁気テープカートリッジ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記第１締結穴は、複数形成されており、
前記第１締結穴は、前記筐体の四隅に対応する位置に少なくとも一つずつ形成されている
請求項１に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項３】
前記第２締結穴は、前記筐体の四隅に対応する位置のうちの少なくともいずれか一つに形成されている
請求項２に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項４】
前記第２締結穴は、前記筐体の四隅に対応する位置のうちのいずれか一つに形成されている
請求項２に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項５】
前記第２締結穴は、前記第１締結穴から予め定められた距離離れた位置に形成されている
請求項３に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項６】
前記第２締結穴は、非接触式通信媒体が前記筐体に収容される隅とは対角側の隅に形成されている
請求項３に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項７】
前記第２締結部材の取り付け方式は、締め付ける方向にのみ工具と係合するワンウェイ方式である
請求項１に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項８】
前記第２締結部材が取り付けられていない前記第２締結穴には、キャップ部材が取り付けられている
請求項１に記載の磁気テープカートリッジ。
【請求項９】
磁気テープを収容可能な筐体であって、第１ケース部材及び第２ケース部材が締結されることで内部に空間を形成可能なケースを備える磁気テープカートリッジの製造方法であって、
前記第１ケース部材と前記第２ケース部材とを締結する第１締結部材が取り付けられる第１締結穴を形成すること、及び、
前記第１ケース部材と前記第２ケース部材とを締結することにより前記ケースの分解を抑制する第２締結部材を、前記第１締結部材とは異なる方式で取り付け可能な第２締結穴を形成すること、
を含む磁気テープカートリッジ製造方法。
【請求項１０】
前記第１締結穴に前記第１締結部材を取り付けることにより、前記第１ケース部材と前記第２ケース部材とを締結すること、及び、
前記第２締結穴に前記第２締結部材を取り付けるか否かを選択すること、
を含む請求項９に記載の磁気テープカートリッジ製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示の技術は、磁気テープカートリッジ、及び磁気テープカートリッジ製造方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、上シェルと、下シェルと、該両シェルに内包されるテープ状記録媒体と、両シェルを結合させるシェル結合手段と、からなるテープカセットであって、シェル結合手段が、ボス部と一部を変形させた押し込みピンとで構成されることを特徴とするテープカセットが記載されている。
【０００３】
特許文献２には、上ケースと下ケースとが複数のビスによって接合され、記録メディアを収容するケースを備えた記録メディアカートリッジにおいて、上ケースと下ケースとを接合した複数のビスのうち、少なくとも１つのビスの頭部に塗料を塗布したことを特徴とする記録メディアカートリッジが記載されている。
【０００４】
特許文献３には、電子データを記録し記憶するのに適した長い磁気テープと電子メモリデバイスとを含むテープ・カートリッジと、テープ・カートリッジを受け取り、メモリデバイスを読み取るテープ・ドライブとを含んでなり、該ドライブは、メモリデバイスから読み取った情報に応じて追記モードでのみ動作するものである、追記型磁気テープシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開平９－９１９２３号公報
特開２００５－１３５４８６号公報
特開２００３－１２３３４２号公報
【発明の概要】
【０００６】
本開示の技術に係る一つの実施形態は、ユーザのニーズに応じて分解の抑制効果を選択的に付与可能な磁気テープカートリッジ、及び磁気テープカートリッジ製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の技術に係る第１の態様は、磁気テープと、第１ケース部材及び第２ケース部材が締結されることで内部に磁気テープを収容可能な空間を形成する筐体であって、第１ケース部材と第２ケース部材とを締結する第１締結部材が取り付けられる第１締結穴と、第１締結部材とは異なる方式で取り付けられ、かつ第１ケース部材と第２ケース部材とを締結することにより筐体の分解を抑制する第２締結部材を取り付け可能な第２締結穴と、を有するケースと、を備える磁気テープカートリッジである。
【０００８】
本開示の技術に係る第２の態様は、第１締結穴は、複数形成されており、第１締結穴は、筐体の四隅に対応する位置に少なくとも一つずつ形成されている第１の態様に係る磁気テープカートリッジである。
【０００９】
本開示の技術に係る第３の態様は、第２締結穴は、筐体の四隅に対応する位置のうちの少なくともいずれか一つに形成されている第２の態様に係る磁気テープカートリッジである。
【００１０】
本開示の技術に係る第４の態様は、第２締結穴は、筐体の四隅に対応する位置のうちのいずれか一つに形成されている第２の態様に係る磁気テープカートリッジである。
（【００１１】以降は省略されています）

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