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公開番号
2025027279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-27
出願番号
2023131952
出願日
2023-08-14
発明の名称
磁気ディスク装置及びライト方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G11B
20/10 20060101AFI20250219BHJP(情報記憶)
要約
【課題】空きバンドを使用せずバイパスライトをする磁気ディスク装置及びライト方法を提供することを目的とする。
【解決手段】実施形態に係る磁気ディスク装置は、瓦記録によりデータを記録する磁気ディスク装置であって、磁気ディスク上の瓦記録領域へシーケンシャルライトを行う場合に、ライト対象トラックに書き込まれるデータと前記ライト対象トラックの前方1トラックに配置されるデータとを揮発メモリ上に受信してから前記ライト対象トラックへの書き込みを行い、予期しない電源断の発生時に、前記揮発メモリ上に受信したデータのうち瓦記録領域に書き込んでいないデータを不揮発メモリに保存する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
瓦記録によりデータを記録する磁気ディスク装置であって、
磁気ディスク上の瓦記録領域へシーケンシャルライトを行う場合に、ライト対象トラックに書き込まれるデータと前記ライト対象トラックの前方1トラックに配置されるデータとを揮発メモリ上に受信してから前記ライト対象トラックへの書き込みを行い、
予期しない電源断の発生時に、前記揮発メモリ上に受信したデータのうち瓦記録領域に書き込んでいないデータを不揮発メモリに保存することを特徴とする磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
予期しない電源断の発生時に、前記揮発メモリ上に受信したデータのうち瓦記録領域に書き込んでいないデータに、これらを管理する情報を付加して不揮発メモリに保存することを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項3】
電源断の発生時に、前記揮発メモリ上の前記データを磁気ディスクの回転エネルギーによる起電力を用いて不揮発メモリに書き込む請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記瓦記録領域へのシーケンシャルライトは、ホストから受信したデータを、メディアキャッシュを経ずに直接、瓦記録領域に書き込む処理(バイパスライト)であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記瓦記録領域へのシーケンシャルライトが、磁気ディスク上の記録データとメディアキャッシュのデータとの組み合わせからなるデータによって行われることを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記瓦記録領域へのシーケンシャルライトが、磁気ディスク上の記録データ自身によって行われることを特徴とする、請求項1記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
瓦記録領域の書き込み単位が一定トラック数毎に区切られている場合に、
前記書き込み単位内の最後のトラックのデータを受信したときに、すべての未書き込みデータを瓦記録領域へ連続的に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
瓦領域の書き込み領域の先頭から書き込む場合に、
書き込み対象トラックのトラックスキューを前方のトラックのものと同じにして書き込むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
瓦領域の書き込み対象トラックへの書き込み時に、前方の複数トラックのデータが消える場合に、前記前方の複数トラック分の全データを前記揮発メモリ上に受信してから前記書き込み対象トラックへの書き込みを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
瓦記録によりデータを記録する磁気ディスク装置のデータライトの方法であって、
磁気ディスク上の瓦記録領域へシーケンシャルライトを行う場合に、ライト対象トラックに書き込まれるデータと前記ライト対象トラックの前方1トラックに配置されるデータとを揮発メモリ上に受信してから前記ライト対象トラックへの書き込みを行い、
予期しない電源断の発生時に、前記揮発メモリ上に受信したデータのうち瓦記録領域に書き込んでいないデータを不揮発メモリに保存することを特徴とするデータライトの方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、瓦記録(SMR)技術を用いた磁気ディスク装置及びライト方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
Drive Managed SMR HDD(以降、磁気ディスク装置)において、ホストから送られてきたシーケンシャルなライトデータを、メディアキャッシュを経由せずに直接瓦記録領域に書き込むバイパスライト方式が用いられる。
【0003】
バイパスライト方式は、電断時のデータ保護などのために、書き込み対象のバンド(瓦記録方式の磁気ディスク装置の書き込み単位)へのデータの上書きを行わず、別の位置に空きバンド(既にデータが存在するバンドからそのデータをメディアキャッシュなど他の領域に移すことで新たなデータを書けるようにしたバンド)を生成してそこにデータを別途書き込む方式になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10650845号明細書
米国特許第11164598号明細書
米国特許第9377956号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数のデータストリームの書き込みを並行して行うマルチストリーミングライト実行時には、多数の空きバンドが必要となり、そのためにメディアキャッシュへの書き込みが増える。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、空きバンドを使用せずバイパスライトをする磁気ディスク装置及びライト方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る磁気ディスク装置は、瓦記録によりデータを記録する磁気ディスク装置であって、磁気ディスク上の瓦記録領域へシーケンシャルライトを行う場合に、ライト対象トラックに書き込まれるデータとライト対象トラックの前方1トラックに配置されるデータとを揮発メモリ上に受信してからライト対象トラックへの書き込みを行い、予期しない電源断の発生時に、揮発メモリ上に受信したデータのうち瓦記録領域に書き込んでいないデータを不揮発メモリに保存する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係る磁気ディスク上のトラックおよびデータの配置例を示す模式図である。
図3は、第1の実施形態に係る磁気ディスク上の領域配置の例を示す模式図である。
図4は、第1の実施形態に係る磁気ディスク上の瓦記録のトラックの重なりの例を示す模式図である。
図5は、第1の実施形態に係る磁気ディスク上のデータ領域中のサブ領域の例を示す模式図である。
図6は、第1の実施形態に係る磁気ディスク上のメディアキャッシュの使用例を示す模式図である。
図7は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置における磁気ディスクへのデータ書き込み処理の例を示す第1の模式図である。
図8は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置における磁気ディスクへのデータ書き込み処理の例を示す第2の模式図である。
図9は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置における磁気ディスクへのデータ書き込み処理の例を示す第3の模式図である。
図10は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置における磁気ディスクへのデータ書き込み処理の例を示す第4の模式図である。
図11は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のバイパスライト処理用のバッファの例を示す模式図である。
図12は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のバイパスライト処理の管理テーブルの例を示す図である。
図13は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のバイパスライト処理でトラックに書き込んだデータの例を示す模式図である。
図14は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のPLP機能によるデータ保存処理の例を示す模式図である。
図15は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のバイパスライト処理の動作例を示すフローチャートである。
図16は、第2の実施形態に係る磁気ディスク装置における磁気ディスクへのデータ書き込み処理の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、Shingled Magnetic Recording(SMR)のパイパスライト処理において、Power Loss Protection(PLP)機能のメモリを利用した磁気ディスク装置の例を示す。より具体的には、磁気ディスク装置が電断した時に、未書き込みデータをPLP機能によってバックアップする。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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