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公開番号2025029470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023134166
出願日2023-08-21
発明の名称電動ポンプの診断装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F04B 49/10 20060101AFI20250227BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】容易にかつ的確に電動ポンプの状態を診断することが可能な電動ポンプの診断装置を提供する。
【解決手段】オイルを圧送する電動ポンプ10を診断する診断装置であって、診断閾値を記憶する記憶部13と、記憶部13の診断閾値と電動ポンプ10を駆動させる駆動電流値Iとを比較する判定部14と、を備え、記憶部13には、診断閾値として、電流上限値IHと、電流上限値IHよりも低い第1電流下限値IL1と、第1電流下限値IL1よりも低い第2電流下限値IL2と、が記憶され、判定部14は、駆動電流値Iが電流上限値IH以上と判定した際に、オイルの素性変化又は電動ポンプ10の性能低下を告知し、駆動電流値Iが第1電流下限値IL1から第2電流下限値IL2の範囲内であると判定した際に、オイルの素性変化を告知し、駆動電流値Iが第2電流下限値IL2以下と判定した際に、オイルの不足を告知する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧送する電動ポンプを診断する電動ポンプの診断装置であって、
診断閾値を記憶する記憶部と、
前記記憶部の前記診断閾値と前記電動ポンプを駆動させる駆動電流値とを比較する判定部と、
を備え、
前記記憶部には、前記診断閾値として、電流上限値と、前記電流上限値よりも低い第1電流下限値と、前記第1電流下限値よりも低い第2電流下限値と、が記憶され、
前記判定部は、
前記駆動電流値が電流上限値以上と判定した際に、前記流体の素性変化又は前記電動ポンプの性能低下を告知し、
前記駆動電流値が前記第1電流下限値から第2電流下限値の範囲内であると判定した際に、前記流体の素性変化を告知し、
前記駆動電流値が前記第2電流下限値以下と判定した際に、前記流体の不足を告知する、
電動ポンプの診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ポンプの診断装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水温センサにより取得された冷媒の温度に基づき指令回転数を設定するとともに、指令回転数に基づいてウォータポンプの正常を判定するための上限回転数を設定する車両用冷却システムが開示されている。この冷却システムでは、回転数センサにより取得された回転数が上限回転数より大きい場合はウォータポンプが異常であると判定し、車両の起動後の所定時間の間は上限回転数が最大回転数よりも小さくなるように指令回転数を設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-66279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載の冷却システムによるウォータポンプの異常の判定は、上限回転数に基づいた異常の有無のみの判定であり、数値別に細かな状況判断は困難である。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、容易にかつ的確に電動ポンプの状態を診断することが可能な電動ポンプの診断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の電動ポンプの診断装置は、
流体を圧送する電動ポンプを診断する電動ポンプの診断装置であって、
診断閾値を記憶する記憶部と、
前記記憶部の前記診断閾値と前記電動ポンプを駆動させる駆動電流値とを比較する判定部と、
を備え、
前記記憶部には、前記診断閾値として、電流上限値と、前記電流上限値よりも低い第1電流下限値と、前記第1電流下限値よりも低い第2電流下限値と、が記憶され、
前記判定部は、
前記駆動電流値が電流上限値以上と判定した際に、前記流体の素性変化又は前記電動ポンプの性能低下を告知し、
前記駆動電流値が前記第1電流下限値から第2電流下限値の範囲内であると判定した際に、前記流体の素性変化を告知し、
前記駆動電流値が前記第2電流下限値以下と判定した際に、前記流体の不足を告知する。
【0007】
この構成の電動ポンプの診断装置によれば、電動ポンプを駆動させる駆動電流値を使用して、容易にかつ的確に電動ポンプの状態を診断し、異常を判定及び告知することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、容易にかつ的確に電動ポンプの状態を診断することが可能な電動ポンプの診断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る診断装置の概略構成図である。
図2は、記憶部に記憶される診断閾値を示すグラフである。
図3は、診断の手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る診断装置11の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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