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公開番号2025025734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130816
出願日2023-08-10
発明の名称画像処理装置、撮像装置、レンズ装置、画像処理方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/12 20230101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮影画像の周辺の輝度の変化を抑制し、撮影画像の色味を適切に補正することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置(205)は、画像データを取得する取得手段(205a)と、光学系(101)の特性に応じた色シェーディング情報を用いて、画像データの色シェーディングを補正する補正手段(205b)とを有し、画像データは、光学系を通過した光を第1色成分(B)、第2色成分(G)、および第3色成分(R)に分光する光学フィルタ(2011)を通過した光学像に対応する画像データであり、色シェーディング情報は、第2色成分に対する第1色成分の比の値(B/G)、および第2色成分に対する第3色成分の比の値(R/G)に関する情報である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像データを取得する取得手段と、
光学系の特性に応じた色シェーディング情報を用いて、前記画像データの色シェーディングを補正する補正手段とを有し、
前記画像データは、前記光学系を通過した光を第1色成分、第2色成分、および第3色成分に分光する光学フィルタを通過した光学像に対応する画像データであり、
前記色シェーディング情報は、前記第2色成分に対する前記第1色成分の比の値、および前記第2色成分に対する前記第3色成分の比の値に関する情報であることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記色シェーディング情報を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記色シェーディング情報は、前記光学系の焦点距離に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記色シェーディング情報は、前記光学系の合焦物体距離に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記色シェーディング情報は、前記光学系の絞り径に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記色シェーディング情報は、前記画像データにおける中心位置を基準とした値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記光学フィルタは、前記光を前記第1色成分に分光する第1フィルタ、前記光を前記第2色成分に分光する第2フィルタ、および前記光を前記第3色成分に分光する第3フィルタを有し、
前記第1フィルタの分光透過率のピーク波長は、400nmから500nmの範囲内であり、
前記第2フィルタの分光透過率のピーク波長は、500nmから570nmの範囲内であり、
前記第3フィルタの分光透過率のピーク波長は、570nmから700nmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記色シェーディング情報は、前記画像データにおける中心位置から複数の動径方向における情報を平均した値であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記色シェーディング情報は、前記光学系の分光透過率の数値シミュレーション値、前記光学フィルタの分光透過率、および光源の分光分布を用いて算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記色シェーディング情報は、前記光学系の分光透過率の測定値、前記光学フィルタの分光透過率、および光源の分光分布を用いて算出されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、撮像装置、レンズ装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
光学系を介して取得された画像において、光学系を構成するレンズの中心部と周辺部のレンズ厚の差による透過率の差や、レンズ面の反射防止膜の製造誤差によるレンズの中心部と周辺部との膜厚の差による色シェーディングが大きく発生することがある。ここで、色シェーディング(色むら)とは、均一輝度面を撮像装置で撮影した画像の色味が画像の中心部と周辺部とで異なる現象のことをいう。
【0003】
特許文献1には、撮影条件に応じた撮影画像の輝度シェーディングおよび色シェーディングを補正するための補正項を記憶しておき、撮影画像を取得した際にその補正項を用いて輝度シェーディングおよび色シェーディングを補正する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-244239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された方法では、色シェーディングだけでなく輝度シェーディングも補正されるため、撮影画像の周辺の輝度が影響を受ける。
【0006】
そこで本発明は、撮影画像の周辺の輝度の変化を抑制して、撮影画像の色味を適切に補正することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての画像処理装置は、画像データを取得する取得手段と、光学系の特性に応じた色シェーディング情報を用いて、前記画像データの色シェーディングを補正する補正手段とを有し、前記画像データは、前記光学系を通過した光を第1色成分、第2色成分、および第3色成分に分光する光学フィルタを通過した光学像に対応する画像データであり、前記色シェーディング情報は、前記第2色成分に対する前記第1色成分の比の値、および前記第2色成分に対する前記第3色成分の比の値に関する情報である。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、撮影画像の周辺の輝度の変化を抑制して、撮影画像の色味を適切に補正することが可能な画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
各実施形態における撮像システムの構成図である。
各実施形態における色シェーディングの補正方法を示すフローチャートである。
各実施形態における色シェーディング情報を示す図である。
各実施形態におけるイメージサークルの説明図である。
各実施形態におけるレンズの反射防止膜のモデルの説明図である。
第3実施形態における画像情報の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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