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公開番号
2025024451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128564
出願日
2023-08-07
発明の名称
エンジンのスロットル装置
出願人
株式会社ミクニ
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
F02D
9/10 20060101AFI20250213BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】スロットル軸の軸線方向の外寸を縮小した上で、スロットル軸を軸線方向に位置決めして円滑なスロットル弁の開閉を実現できるエンジンのスロットル装置を提供する。
【解決手段】スロットル弁7を開閉可能に支持するスロットル軸4の一端を、スロットルボディ2の側部に固定したギヤケース18内に軸孔20,21を介して突出させて、ギヤ列22,26,29を介して駆動する。軸孔21に隣接して形成された環状嵌合部42と、環状嵌合部42に外輪6b嵌合させ、スロットル軸4に内輪6aを嵌合させてスロットル軸4を回動可能に支持する軸受6と、環状嵌合部42に圧入されて外輪6bに当接し、スロットル軸4の軸線Cに沿った外輪6bの位置変位を規制する位置決めリング45と、ギヤケース18内でスロットル軸4の一端に螺合し、内輪6aに一端側から当接して位置変位を規制する固定ナット39とを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
スロットルボディのスロットルボア内でスロットル弁をスロットル軸により開閉可能に支持すると共に、前記スロットルボディの側部にギヤ列を収容したギヤケースを固定し、軸孔を介して前記スロットル軸の一端を前記ギヤケース内に突出させて前記ギヤ列を介して駆動するエンジンのスロットル装置において、
前記軸孔に隣接して形成された環状嵌合部と、
前記環状嵌合部に外輪を嵌合させ、前記スロットル軸に内輪を嵌合させて前記スロットル軸を回動可能に支持する軸受と、
前記環状嵌合部に圧入されて前記外輪に当接し、前記スロットル軸の軸線に沿った前記外輪の位置変位を規制する位置決めリングと、
前記ギヤケース内で前記スロットル軸の一端に螺合し、前記内輪に一端側から当接して前記内輪の一端側への位置変位を規制する固定ナットと、
を備えたことを特徴とするエンジンのスロットル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ギヤケースは、前記軸孔が形成されると共に、前記軸孔の他端側に前記環状嵌合部としてケース側環状嵌合部が形成され、
前記位置決めリングは、前記ケース側環状嵌合部内で前記外輪に他端側から当接して、前記外輪の他端側への位置変位を規制する
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項3】
前記ギヤケースは、前記軸孔と前記ケース側環状嵌合部との間に他端側に面した移動規制面が形成され、
前記位置決めリングは、前記移動規制面との間で前記外輪を挟み込んで前記スロットル軸の軸線方向に位置決めする
ことを特徴とする請求項2に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項4】
前記スロットルボディは、前記ケース側環状嵌合部の他端側で隣接するボディ側環状嵌合部が形成され、
前記位置決めリングは、前記ケース側環状嵌合部に圧入されると共に、前記ボディ側環状嵌合部に対しては挿入されている
ことを特徴とする請求項2に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項5】
前記スロットル軸は、一端側に面した段差面が形成され、
前記固定ナットは、前記段差面との間で前記軸受の内輪を挟み込んで前記スロットル軸の軸線方向に位置決めする
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項6】
前記スロットル軸に嵌め込まれて、前記内輪に一端側から当接する円筒状をなすカラーをさらに備え、
前記固定ナットは、前記カラーを介して前記段差面との間で前記軸受の内輪を挟み込む
ことを特徴とする請求項5に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項7】
前記軸孔の内周面は、前記スロットル軸の外周面との間に間隙を形成し、
前記カラーは、前記間隙を経て前記内輪に当接する
ことを特徴とする請求項6に記載のエンジンのスロットル装置。
【請求項8】
前記スロットルボディは、前記軸孔が形成されると共に、前記軸孔の一端側に前記環状嵌合部としてボディ側環状嵌合部が形成され、
前記位置決めリングは、前記ボディ側環状嵌合部内で前記外輪に一端側から当接して、前記外輪の一端側への位置変位を規制する
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのスロットル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのスロットル装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のスロットル装置は、スロットルボディのスロットルボアを貫通するようにスロットル軸を配設して両端部を軸受により支持し、スロットル軸の回動に伴ってスロットルボア内でスロットル弁を開閉させている。スロットル軸が軸線に沿った方向、即ちスラスト方向に位置変位すると、スロットル弁の両側部がスロットルボアの内周面に摺接して円滑な開閉動作に支障をきたす等の不具合が生じる。そこで、例えば特許文献1に記載のように、スロットル軸を軸線方向に位置決めする軸支構造が提案されている。
【0003】
特許文献1のスロットル装置では、スロットル軸の両端部を支持する各軸受の外輪を、スロットルボディに形成した環状嵌合部にそれぞれ圧入し、一方の軸受の内輪を、固定ナットによりスロットル軸の段差面との間で挟み込んでいる。また、他方の軸受の内輪は、スロットル軸の軸線方向への位置変位を許容した上で、受け部材を介して圧縮バネで一方向に付勢している。これにより、各軸受の内外輪とボールとの間のガタ詰めを図りつつ、スロットル軸と共にスロットル弁を軸線方向に位置決めしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-293581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1のスロットル装置では、他方の軸受の内輪を付勢する圧縮バネをスロットル軸上に設ける必要があるため、圧縮バネの全長相当分だけスロットル軸の軸線方向にスロットル装置の外寸が増大するという問題がある。そこで、圧縮バネを廃止したスロットル軸の軸支構造が採用される場合もあるが、圧縮バネによる軸線方向への位置決め作用が得られなくなる。
【0006】
このため、何らかの外力を受けてスロットル軸が軸線に沿って位置変位しようとすると、例えば、固定ナットで位置決めされた一方の軸受の内輪がスロットル軸と一体で同一方向に位置変位し始め、その力がボールを介して外輪に作用する。外輪が軸線方向に強固に位置決めされている場合には、ボール及び内輪を介してスロットル軸の位置変位を規制する作用が得られる。しかしながら、環状嵌合部への圧入だけでは外輪が軸線方向に動いてしまうことがあり、その場合には、スロットル軸の位置変位を規制できない上に、正常な軸受としての機能が損なわれる可能性もあり、従来から対策が要望されていた。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、スロットル軸の軸線方向の外寸を縮小した上で、スロットル軸を軸線方向に位置決めして円滑なスロットル弁の開閉を実現することができるエンジンのスロットル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明のエンジンのスロットル装置は、スロットルボディのスロットルボア内でスロットル弁をスロットル軸により開閉可能に支持すると共に、スロットルボディの側部にギヤ列を収容したギヤケースを固定し、軸孔を介してスロットル軸の一端をギヤケース内に突出させてギヤ列を介して駆動するエンジンのスロットル装置において、軸孔に隣接して形成された環状嵌合部と、環状嵌合部に外輪を嵌合させ、スロットル軸に内輪を嵌合させてスロットル軸を回動可能に支持する軸受と、環状嵌合部に圧入されて外輪に当接し、スロットル軸の軸線に沿った外輪の位置変位を規制する位置決めリングと、ギヤケース内でスロットル軸の一端に螺合し、内輪に一端側から当接して内輪の一端側への位置変位を規制する固定ナットと、を備えたことを特徴とする。
【0009】
その他の態様として、ギヤケースが、軸孔が形成されると共に、軸孔の他端側に環状嵌合部としてケース側環状嵌合部が形成され、位置決めリングが、ケース側環状嵌合部内で外輪に他端側から当接して、外輪の他端側への位置変位を規制してもよい。
【0010】
その他の態様として、ギヤケースが、軸孔とケース側環状嵌合部との間に他端側に面した移動規制面が形成され、位置決めリングが、移動規制面との間で外輪を挟み込んでスロットル軸の軸線方向に位置決めしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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