TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025021850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125858
出願日
2023-08-01
発明の名称
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250206BHJP(積層体)
要約
【課題】ガスバリア性に優れるポリエチレン系延伸基材を提供する。
【解決手段】ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第1の表面樹脂層と、ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第2の表面樹脂層と、をこの順に少なくとも備え、ポリエチレン中間層の少なくとも1層におけるポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する、延伸基材。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第1の表面樹脂層と、
ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、
ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第2の表面樹脂層と、
をこの順に少なくとも備え、
前記ポリエチレン中間層の少なくとも1層における前記ポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する、
延伸基材。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の表面樹脂層および前記第2の表面樹脂層における前記ガスバリア性樹脂が、それぞれ独立して、エチレン-ビニルアルコール共重合体およびポリアミドから選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の延伸基材。
【請求項3】
前記第1の表面樹脂層における前記ガスバリア性樹脂が、芳香族ポリアミドを含み、
前記第2の表面樹脂層における前記ガスバリア性樹脂が、芳香族ポリアミドを含む、
請求項1に記載の延伸基材。
【請求項4】
前記延伸基材が、前記第1の表面樹脂層と前記ポリエチレン中間層との間に、第1の接着性樹脂層をさらに備え、前記ポリエチレン中間層と前記第2の表面樹脂層との間に、第2の接着性樹脂層をさらに備える、請求項1に記載の延伸基材。
【請求項5】
ポリエチレンと接着性樹脂とを含有する第1の表面樹脂層と、
ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、
ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第2の表面樹脂層と、
をこの順に少なくとも備え、
前記第1の表面樹脂層および前記ポリエチレン中間層から選択される少なくとも1層における前記ポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する、
延伸基材。
【請求項6】
前記第2の表面樹脂層における前記ガスバリア性樹脂が、芳香族ポリアミドを含む、請求項5に記載の延伸基材。
【請求項7】
前記第1の表面樹脂層における前記ポリエチレンの含有割合が60質量%以上95質量%以下であり、前記接着性樹脂の含有割合が5質量%以上40質量%以下である、請求項5に記載の延伸基材。
【請求項8】
前記延伸基材が、前記ポリエチレン中間層と前記第2の表面樹脂層との間に、接着性樹脂層をさらに備える、請求項5に記載の延伸基材。
【請求項9】
ポリエチレンと接着性樹脂とを含有する第1の表面樹脂層と、
ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、
ポリエチレンと接着性樹脂とを含有する第2の表面樹脂層と、
をこの順に少なくとも備え、
前記第1の表面樹脂層、前記ポリエチレン中間層および前記第2の表面樹脂層から選択される少なくとも1層における前記ポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する、
延伸基材。
【請求項10】
前記第1の表面樹脂層および前記第2の表面樹脂層において、それぞれ独立して、前記ポリエチレンの含有割合が60質量%以上95質量%以下であり、前記接着性樹脂の含有割合が5質量%以上40質量%以下である、請求項9に記載の延伸基材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体および粉体などの内容物を収容するため、包装容器が用いられている。包装容器は、基材およびヒートシール層を備える積層体を用いて作製されている(例えば特許文献1参照)。例えば、延伸ポリエチレンフィルムは、基材として使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-55156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内容物の種類によっては、包装容器にはガスバリア性が要求される場合がある。延伸ポリエチレンフィルムはガスバリア性が通常は高くない。本開示は、ガスバリア性に優れるポリエチレン系延伸基材を提供することを一つの目的とする。本開示は、ガスバリア性に優れるバリア性基材を作製するために好適に用いることのできるポリエチレン系延伸基材を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一つの態様の延伸基材は、ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第1の表面樹脂層と、ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、ガスバリア性樹脂を主成分として含有する第2の表面樹脂層と、をこの順に少なくとも備え、ポリエチレン中間層の少なくとも1層におけるポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する。
本開示の一つの態様の延伸基材は、ポリエチレンと接着性樹脂とを含有する第1の表面樹脂層と、ポリエチレンを主成分として含有する、1層または2層以上のポリエチレン中間層と、ポリエチレンと接着性樹脂とを含有する第2の表面樹脂層と、をこの順に少なくとも備え、第1の表面樹脂層、ポリエチレン中間層および第2の表面樹脂層から選択される少なくとも1層におけるポリエチレンが、高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを含むか、0.930g/cm
3
超0.960g/cm
3
以下の密度を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ガスバリア性に優れるポリエチレン系延伸基材を提供できる。また、本開示によれば、ガスバリア性に優れるバリア性基材を作製するために好適に用いることのできるポリエチレン系延伸基材を提供できる。例えば、該ポリエチレン系延伸基材上に蒸着膜を備えるバリア性基材は、ガスバリア性にさらに優れる。該延伸基材および該バリア性基材は、例えば、ガスバリア性に優れる包装容器を作製するための包装材料における基材として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1Aは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図1Bは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図2Aは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図2Bは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図2Cは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図2Dは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図2Eは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図3Aは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図3Bは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図3Cは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図3Dは、バリア性基材の一実施形態を示す模式断面図である。
図4Aは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図4Bは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図5Aは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図5Bは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図6Aは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図6Bは、積層体の一実施形態を示す模式断面図である。
図7は、積層体を含むチューブ容器本体と、キャップと、を備えるチューブ容器の一実施形態を示す斜視図である。
図8は、図7のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
本明細書において、あるパラメータに関して複数の上限値の候補および複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータの数値範囲は、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせることによって構成されてもよい。上記パラメータとしては、例えば、物性値、成分の含有割合および層の厚さが挙げられる。一例として、「パラメータBは、好ましくはA1以上、より好ましくはA2以上、さらに好ましくはA3以上である。パラメータBは、好ましくはA4以下、より好ましくはA5以下、さらに好ましくはA6以下である。」との記載について説明する。この例において、パラメータBの数値範囲は、A1以上A4以下でもよく、A1以上A5以下でもよく、A1以上A6以下でもよく、A2以上A4以下でもよく、A2以上A5以下でもよく、A2以上A6以下でもよく、A3以上A4以下でもよく、A3以上A5以下でもよく、A3以上A6以下でもよい。
【0010】
本明細書において、ポリエチレンとは、全繰返し構成単位中、エチレン由来の構成単位の含有割合が50モル%超の重合体をいう。この重合体において、エチレン由来の構成単位の含有割合は、好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上である。上記含有割合は、NMR法により測定される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本印刷株式会社
蓋材付き紙製容器
3日前
大日本印刷株式会社
箱型搬送物反転装置
6日前
大日本印刷株式会社
シミュレーション方法
3日前
大日本印刷株式会社
化粧部材およびその製造方法
7日前
大日本印刷株式会社
2軸延伸ポリエチレンフィルム
6日前
大日本印刷株式会社
フィルムヒータ、センサシステム
7日前
大日本印刷株式会社
情報記録体及び情報記録体の製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
延伸基材、バリア性基材、積層体および包装容器
6日前
大日本印刷株式会社
除去済シート製造システム及び除去済シート製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
被覆金属線、ステータ、電動機、及びステータの製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
全固体電池
8日前
大日本印刷株式会社
コンテンツ表示システム、情報端末、情報処理装置及びプログラム
6日前
大日本印刷株式会社
チャック付き紙容器
13日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、署名検証処理方法、及びプログラム
今日
大日本印刷株式会社
電池用包装材料及び電池
6日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋ユニット
1日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス及びその製造方法
6日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、公開鍵管理方法、及びプログラム
7日前
大日本印刷株式会社
貫通電極基板及びその製造方法
8日前
大日本印刷株式会社
導光板、面光源装置、表示装置
1日前
大日本印刷株式会社
内容物充填システム及び殺菌方法
6日前
大日本印刷株式会社
紙製容器、蓋材付き紙製容器およびブランク材
6日前
大日本印刷株式会社
電子ペーパー用保護フィルム、及びこれを用いた電子ペーパー
13日前
大日本印刷株式会社
電池用包装材料、電池、これらの製造方法、及びポリエステルフィルム
6日前
大日本印刷株式会社
蒸着マスクを製造するための金属板、金属板の製造方法、蒸着マスク及び蒸着マスクの製造方法
1日前
東レ株式会社
積層体
8か月前
東レ株式会社
積層体
1か月前
東レ株式会社
積層体
4か月前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東レ株式会社
積層体
8か月前
東レ株式会社
フィルム
5か月前
続きを見る
他の特許を見る