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公開番号
2025019483
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123116
出願日
2023-07-28
発明の名称
充電コネクタ挿抜装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250131BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】車両に対する充電インレットの設置位置や充電インレットのリッドの開方向に拘わらず、車両同士の間隔が狭い場合であっても充電インレットに対して充電コネクタを挿抜可能にする。
【解決手段】本開示の充電コネクタは、第1方向および第2方向に移動可能な移動部材により支持されると共に、コネクタ保持部を移動部材に対して第3方向に進退移動させる進退移動機構と、第3方向と直交する方向に延在するように進退移動機構に連結されると共に、コネクタ保持部を進退移動機構から当該第3方向と直交する方向に離間するように支持する支持部材と、コネクタ保持部を第3方向に延びる軸の周りに回動させる回動機構と、コネクタ保持部を支持部材の延在方向に延びる軸の周りに回転させる第1回転機構と、コネクタ保持部を支持部材の延在方向と直交する方向に延びる軸の周りに回転させる第2回転機構とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
充電コネクタを保持するコネクタ保持部を含み、車両の充電インレットに前記充電コネクタを挿入すると共に前記充電インレットから前記充電コネクタを抜去する充電コネクタ挿抜装置であって、
第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に移動可能な移動部材と、
前記移動部材により支持されると共に、前記コネクタ保持部を前記移動部材に対して前記第1および第2方向と直交する第3方向に進退移動させる進退移動機構と、
前記第3方向と直交する方向に延在するように前記進退移動機構に連結されると共に、前記コネクタ保持部を前記進退移動機構から前記第3方向と直交する方向に離間するように支持する支持部材と、
前記コネクタ保持部を前記第3方向に延びる軸の周りに回動させる回動機構と、
前記コネクタ保持部を前記支持部材の延在方向に延びる軸の周りに回転させる第1回転機構と、
前記コネクタ保持部を前記支持部材の前記延在方向と直交する方向に延びる軸の周りに回転させる第2回転機構と、
備える充電コネクタ挿抜装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の充電コネクタ挿抜装置において、
前記回動機構は、前記移動部材と前記進退移動機構との間に配置されると共に、前記進退移動機構および前記支持部材を前記第3方向に延びる軸の周りに一体に回動させる充電コネクタ挿抜装置。
【請求項3】
請求項2に記載の充電コネクタ挿抜装置において、
前記第1回転機構は、前記進退移動機構と前記支持部材との間に配置されると共に、前記支持部材を前記延在方向に延びる軸の周りに回転させ、
前記第2回転機構は、前記支持部材と前記コネクタ保持部との間に配置されると共に、前記コネクタ保持部を前記支持部材の前記延在方向と直交する方向に延びる軸の周りに回転させる充電コネクタ挿抜装置。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の充電コネクタ挿抜装置において、
前記第1方向に延在すると共に駐車面から上方に離間するように駐車設備に配置された第1ガイド部材と、
前記第2方向に延在すると共に前記駐車面から上方に離間するように前記第1ガイド部材により支持される第2ガイド部材とを更に備え、
前記進退移動機構は、前記移動部材により下方に延在するように支持され、
前記移動部材は、前記第2ガイド部材に沿って前記第2方向に移動すると共に、前記第1ガイド部材に沿って前記第2ガイド部材と一体に前記第1方向に移動する充電コネクタ挿抜装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の充電インレットに充電コネクタを挿入すると共に当該充電インレットから充電コネクタを抜去する充電コネクタ挿抜装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電動車両の受給電口(充電インレット)と結合するコネクタ(充電コネクタ)と、コネクタを横方向および上下方向に移動させるコネクタ移動部と、電動車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、電動車両の車両情報を取得する車両情報取得部と、位置情報および車両情報に基づいて電動車両の受給電口の位置を判断する位置判断部とを含む受給電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この受給電装置は、コネクタ移動部に、コネクタを予め定められた高さよりも高い位置で横方向に移動させた後、上下方向に移動させて当該コネクタを受給電口の位置に位置合わせさせて、コネクタを受給電口に結合させる。また、特許文献1には、コネクタ移動部にコネクタを旋回させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6979117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記従来の受給電装置では、車両の充電インレットのリッド(蓋)が上側に開く場合に充電コネクタを支持して上下方向に移動させるコネクタ支持部が開かれたリッドに干渉しないように、充電コネクタの先端とコネクタ支持部とを十分に離間させる必要がある。このため、充電インレットが車両の側面に設置されており、当該車両の側方に他の車両が駐車されていたり、何らかの障害物が存在したりする場合には、コネクタ支持部が当該他の車両や障害物に干渉してしまい、充電コネクタを充電インレットに挿入し得なくなることもある。また、このようなコネクタ支持部と上記他の車両等との干渉を避けるためには、駐車される車両同士の間隔や車両と障害物との間隔を十分広くとらなければならず、コネクタ移動部による充電コネクタの移動範囲を拡大するか、あるいは駐車車両の台数を削減することが必要になる。
【0005】
そこで、本開示は、車両に対する充電インレットの設置位置や充電インレットのリッドの開方向に拘わらず、車両同士の間隔が狭い場合であっても充電インレットに対して充電コネクタを挿抜可能な充電コネクタ挿抜装置の提供を主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充電コネクタ挿抜装置は、充電コネクタを保持するコネクタ保持部を含み、車両の充電インレットに前記充電コネクタを挿入すると共に前記充電インレットから前記充電コネクタを抜去する充電コネクタ挿抜装置であって、第1方向および前記第1方向と直交する第2方向に移動可能な移動部材と、前記移動部材により支持されると共に、前記コネクタ保持部を前記移動部材に対して前記第1および第2方向と直交する第3方向に進退移動させる進退移動機構と、前記第3方向と直交する方向に延在するように前記進退移動機構に連結されると共に、前記コネクタ保持部を前記進退移動機構から前記第3方向と直交する方向に離間するように支持する支持部材と、前記コネクタ保持部を前記第3方向に延びる軸の周りに回動させる回動機構と、前記コネクタ保持部を前記支持部材の延在方向に延びる軸の周りに回転させる第1回転機構と、前記コネクタ保持部を前記支持部材の前記延在方向と直交する方向に延びる軸の周りに回転させる第2回転機構とを含むものである。
【0007】
本開示の充電コネクタ挿抜装置は、第1方向および当該第1方向と直交する第2方向に移動可能な移動部材と、移動部材により支持されてコネクタ保持部を移動部材に対して第1および第2方向と直交する第3方向に進退移動させる進退移動機構と、コネクタ保持部を第3方向に延びる軸の周りに回動させる回動機構とを含む。また、コネクタ保持部は、進退移動機構に連結された支持部材によって当該進退移動機構から第3方向と直交する方向に離間するように支持される。これにより、充電インレットのリッドの開方向に拘わらず、開かれたリッドに進退移動機構や支持部材を干渉させることなく、移動部材や進退移動機構等によりコネクタ保持部を対象となる充電インレットに近接させて、充電コネクタを充電インレットに対して挿抜することができる。更に、本開示の充電コネクタ挿抜装置は、コネクタ保持部を支持部材の延在方向に延びる軸の周りに回転させる第1回転機構と、コネクタ保持部を支持部材の延在方向と直交する方向に延びる軸の周りに回転させる第2回転機構とを含む。これにより、本開示の充電コネクタ挿抜装置は、6つの機械的自由度を有することになり、第1および第2回転機構によりコネクタ保持部を回転させることで、コネクタ保持部により保持された充電コネクタの姿勢を車両における充電インレットの位置および当該充電インレットに対する充電コネクタの挿抜方向に対応した姿勢に調整することが可能になる。この結果、充電インレットに対する充電コネクタの挿抜方向や充電インレットのリッドの開方向に拘わらず、充電インレットに対して充電コネクタをスムースに挿抜することが可能になる。加えて、本開示の充電コネクタ挿抜装置によれば、支持部材を車両の左右の側面、前部または後部に沿って延在させながらコネクタ保持部を移動させることができるので、充電対象の車両と、それに近接して駐車された車両や障害物との間隔が狭い場合であっても、当該車両の充電インレットに対して充電コネクタを挿抜することができる。更に、本開示の充電コネクタ挿抜装置は、6自由度の垂直多関節ロボットや水平多関節ロボットに比べて安価に構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の充電コネクタ挿抜装置が適用される駐車設備を示す概略構成図である。
本開示の充電コネクタ挿抜装置を示す斜視図である。
本開示の充電コネクタ挿抜装置の制御手順の一例を示すフローチャートである。
車両における充電インレットの位置に対応した支持部材およびコネクタ保持部の姿勢を例示する説明図である。
(a)、(b)および(c)は、本開示の充電コネクタ挿抜装置の動作を説明するための模式図である。
本開示の充電コネクタ挿抜装置により充電コネクタが車両の充電インレットに挿入または抜去される様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
図1は、本開示の充電コネクタ挿抜装置10が適用される駐車設備1を示す概略構成図である。同図に示す駐車設備1は、自動バレー駐車システムが適用されたものであり、車両Vの乗員の乗降場所(図示省略)と複数の駐車区画2との間で車両Vを自動走行させて自動的な入出庫を実現する。また、駐車設備1は、それぞれ対応する駐車区画2に近接して配置された複数の充電装置3と、それぞれ充電ケーブル4を介して対応する充電装置3に接続される複数の充電コネクタ5とを含む。各充電装置3は、交流電力を出力するか、あるいは商用電源等の交流電源からの交流電力を直流電力に変換して当該直流電力を出力するものである。本実施形態において、各充電コネクタ5は、未使用時に、充電装置3の近傍に配置された載置台6により保持される。
(【0011】以降は省略されています)
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