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公開番号
2025018646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122539
出願日
2023-07-27
発明の名称
内面防食鋳鉄管
出願人
株式会社栗本鐵工所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
9/14 20060101AFI20250130BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】下水道に用いる鋳鉄管について、粉体塗装よりも施工しやすくかつ粉体塗膜と同程度の耐久性、耐酸性を確保する。
【解決手段】鋳鉄管1の内面側に、管内面表面から順に、モルタルライニング層21と、ビニルエステル樹脂により形成されたプライマ層22と、ビニルエステル樹脂塗料により形成された塗膜層23とを備える内面防食鋳鉄管とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋳鉄管の内面側に、管内面表面から順に、ビニルエステル樹脂により形成されたプライマ層と、鱗片状ガラスを含有しないビニルエステル樹脂塗料により形成された塗膜層とを備える内面防食鋳鉄管。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
鋳鉄管の内面側に、管内面表面から順に、モルタルライニング層と、ビニルエステル樹脂により形成されたプライマ層と、鱗片状ガラスを含有しないビニルエステル樹脂塗料により形成された塗膜層とを備える内面防食鋳鉄管。
【請求項3】
前記塗膜層の厚みが100μm以上800μm以下である、請求項1又は2に記載の内面防食鋳鉄管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、鋳鉄管の防食に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ダクタイル鉄管は樹脂管よりも高い強度を有し、幹線水道管を含めた上下水道管に広く使われているが、鋳鉄製である以上鋳造したそのままの状態では腐食するので、外面及び内面ともに、継手部分も含めて十分に防食処理を行った上で使用する。
【0003】
このような需要からモルタルライニングなどを鋳鉄管の内面に施すことが行われている。しかし下水道は自然流下方式が多く採用されており、管内は満水にならずに液相、気相が存在することが多い。液相中は嫌気性環境であり嫌気性バクテリアにより硫化水素が生成され、気相中に拡散する。気相中は好気性環境であり好気性バクテリアにより硫化水素から硫酸が生成されるため、下水管内は酸性環境となる。ここで、モルタルライニングは耐酸性が十分ではないため、下水環境ではそのままでは適用しにくいという問題がある。
【0004】
これに対して、特許文献1には、管内面のセメントモルタル層の表面に、無溶剤型エポキシ樹脂塗料による塗膜を形成させた内面防食鋳鉄管が提案されている。これにより、モルタルが管内の酸性環境と直接接触しなくなり、モルタル自体が酸に溶けて溶出することを防止できる。
【0005】
また、特許文献2には、内面モルタルライニングダクタイル鋳鉄管について、長期通水における耐久性に優れるだけでなく、モルタルの硬化乾燥収縮によって生じるクラックを抑制するシールコート剤を塗布することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-109215号公報
特許第4663681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、無溶剤型エポキシ樹脂塗料は粘度が高いため塗装時に加温・加圧しながら塗装しなければならず、施工が煩雑という問題があった。
【0008】
また、特許文献1に記載のモルタルライニング上に塗膜を形成させた内面防食鋳鉄管では、硫酸腐食環境下においては無溶剤型エポキシ樹脂塗料による塗膜を酸性物質が透過してしまい、モルタルライニングが劣化してしまうおそれがあった。さらに、一般的に鋳鉄管内面に用いられているエポキシ樹脂粉体塗装は、塗料硬化のために管全体を加熱する必要があるため、特に呼び径1800以上大口径の管には施工しにくいという問題があった。
【0009】
さらに、特許文献2に記載のシールコート剤による保護層は、塗工量が100g/m
2
ほどであって、算出される実際の膜厚は10μm程度しかなく、染み込み防止の効果はあるが、酸性環境での耐久性を期待できるほどのものではなかった。
【0010】
そこでこの発明は、粉体塗装よりも施工しやすくかつ粉体塗膜と同程度の耐久性を確保できる、耐酸性に優れた下水対応の管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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