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公開番号
2025011613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113827
出願日
2023-07-11
発明の名称
IT基盤構築計画を作成する装置及び方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06F
8/60 20180101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数指標を考慮し、パレート最適なIT基盤構築計画を取得する。
【解決手段】IT基盤構築計画作成方法は、アプリ候補情報から選択されたアプリ組合せを示す、複数探索候補を作成し、複数探索候補のそれぞれにおいて、アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、アプリ組合せ及びアプリ組合せのワークロードをデプロイするデータセンタ設置先を示すIT基盤構築計画の前記複数指標の値を算出し、複数探索候補のIT基盤構築計画において、複数指標において他のIT基盤構築計画に優越されない複数IT基盤構築計画を、出力する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
データセンタ設置先及び前記データセンタ設置先にデプロイするアプリのワークロードを示すIT基盤構築計画を作成する装置であって、
プロセッサと
記憶装置と、を含み、
前記記憶装置は、アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を格納し、
前記アプリ候補情報は、IT基盤の構築及び運用における予め設定された複数指標を計算するための複数アプリに関する情報を示し、
前記データセンタ設置先候補情報は、前記複数指標を計算するための複数データセンタ設置先候補に関する情報を示し、
前記プロセッサは、
前記アプリ候補情報から選択されたアプリ組合せを示す、複数探索候補を作成し、
前記複数探索候補のそれぞれにおいて、前記アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、前記アプリ組合せ及び前記アプリ組合せのワークロードをデプロイするデータセンタ設置先を示すIT基盤構築計画の前記複数指標の値を算出し、
前記複数探索候補のIT基盤構築計画において、前記複数指標において他のIT基盤構築計画に優越されない複数IT基盤構築計画を、出力する、装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記プロセッサは、作成済みIT基盤構築計画から、所定のアルゴリズムに従って前記複数指標について有望と判定したIT基盤構築計画を選択し、前記選択したIT基盤構築計画のアプリ組合せから新たな探索候補のアプリ組合せを生成する、装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置であって、
前記アプリ候補情報は、前記複数アプリの時間帯毎のワークロードの消費電力に関する情報を示し、
前記データセンタ設置先候補情報は、前記複数データセンタ設置先候補の前記時間帯毎の再エネ供給量に関する情報を示し、
前記プロセッサは、
前記アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、前記複数探索候補のそれぞれに対して、前記アプリ組合せのワークロードの時間帯毎の消費電力及び前記ワークロードをデプロイするデータセンタ設置先の前記時間帯毎の再エネ供給を示す、1以上のシナリオを生成し、
前記1以上のシナリオについて、予め設定された目的値を最適化するデータセンタ構成及び各シナリオにおける前記ワークロードの実行時間帯及びデプロイ先を決定する、装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の装置であって、
前記プロセッサは、データセンタ構成を探索候補の一部として生成する、装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置であって、
設置済みデータセンタ又は運用中アプリが存在する場合、前記プロセッサは、前記設置済みデータセンタの規模及び前記運用中アプリの規模を縮小しない範囲で前記IT基盤構築計画を作成し出力する、装置。
【請求項6】
請求項1に記載の装置であって、
前記プロセッサは、前記IT基盤構築計画において、アプリ毎にワークロードを実行するデータセンタを決定する、装置。
【請求項7】
データセンタ設置先及び前記データセンタ設置先にデプロイするアプリのワークロードを示すIT基盤構築計画を作成する方法であって、
装置は、アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を格納し、
前記アプリ候補情報は、IT基盤の構築及び運用における予め設定された複数指標を計算するための複数アプリに関する情報を示し、
前記データセンタ設置先候補情報は、前記複数指標を計算するための複数データセンタ設置先候補に関する情報を示し、
前記方法は、前記装置が、
前記アプリ候補情報から選択されたアプリ組合せを示す、複数探索候補を作成し、
前記複数探索候補のそれぞれにおいて、前記アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、前記アプリ組合せ及び前記アプリ組合せのワークロードをデプロイするデータセンタ設置先を示すIT基盤構築計画の前記複数指標の値を算出し、
前記複数探索候補のIT基盤構築計画において、前記複数指標において他のIT基盤構築計画に優越されない複数IT基盤構築計画を、出力する、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、
前記装置が、作成済みIT基盤構築計画から、所定のアルゴリズムに従って前記複数指標について有望と判定したIT基盤構築計画を選択し、前記選択したIT基盤構築計画のアプリ組合せから新たな探索候補のアプリ組合せを生成する、方法。
【請求項9】
請求項7に記載の方法であって、
前記アプリ候補情報は、前記複数アプリの時間帯毎のワークロードの消費電力に関する情報を示し、
前記データセンタ設置先候補情報は、前記複数データセンタ設置先候補の前記時間帯毎の再エネ供給量に関する情報を示し、
前記方法は、前記装置が、
前記アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、前記複数探索候補のそれぞれに対して、前記アプリ組合せのワークロードの時間帯毎の消費電力及び前記ワークロードをデプロイするデータセンタ設置先の前記時間帯毎の再エネ供給を示す、1以上のシナリオを生成し、
前記1以上のシナリオについて、予め設定された目的値を最適化するデータセンタ構成及びの各シナリオにおける前記ワークロードの実行時間帯及びデプロイ先を決定する、方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の方法であって、
前記装置が、データセンタ構成を探索候補の一部として生成する、方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、IT基盤構築計画の作成に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
本開示の背景技術として、非特許文献1がある。非特許文献1における最適化手法では、複数のDC設置場所候補から、初期投資、電力コスト、再生可能エネルギ利用による電力コストの割引を重み付けし算出する単一のスコアを最大化する、データセンタの設置先の組み合わせを求める。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
C. Guo et al., "Optimal Placement of Cloudlets Considering Electric Power Communication Network and Renewable Energy Resource," 2019 IEEE International Conference on Smart Cloud (SmartCloud), Tokyo, Japan, 2019, pp. 199-203, doi: 10.1109/SmartCloud.2019.00041.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
気候変動への対策として、エネルギの有効活用と共に再生可能エネルギ(再エネ)の導入が急速に進んでいる。結果として、電力系統においては、全体の電力の中で再エネの割合が低い段階においても、時間帯や地域によっては利用しきれない再エネが発生している。データセンタは、大量の電力を消費する大口需要家の一つとして、脱炭素化とともに、前述の利用しきれない再エネに合わせ消費電力を変動させる調整力の提供が求められている。こうした背景から、データセンタの設計において、利益を上げるための収益の増大や、運用コストの削減のみならず、再エネを効率的に利用すること、再エネ以外の電源を極力利用しないといった複数の指標を同時に向上させることが求められている。
【0005】
非特許文献1では、考慮対象の指標は限定されており、また、単一のスコアとするため、指標間での重みを事前定義する必要があり、重みの大きな指標を優先して最適化される結果としていずれかの指標ではデータセンタ設計者の要求を満たせない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、データセンタ設置先及び前記データセンタ設置先にデプロイするアプリのワークロードを示すIT基盤構築計画を作成する装置であって、プロセッサと記憶装置と、を含み、前記記憶装置は、アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を格納し、前記アプリ候補情報は、IT基盤の構築及び運用における予め設定された複数指標を計算するための複数アプリに関する情報を示し、前記データセンタ設置先候補情報は、前記複数指標を計算するための複数データセンタ設置先候補に関する情報を示し、前記プロセッサは、前記アプリ候補情報から選択されたアプリ組合せを示す、複数探索候補を作成し、前記複数探索候補のそれぞれにおいて、前記アプリ候補情報及びデータセンタ設置先候補情報を参照して、前記アプリ組合せ及び前記アプリ組合せのワークロードをデプロイするデータセンタ設置先を示すIT基盤構築計画の前記複数指標の値を算出し、前記複数探索候補のIT基盤構築計画において、前記複数指標において他のIT基盤構築計画に優越されない複数IT基盤構築計画を、出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様により、構築時、運用時における複数指標を考慮した上でIT基盤構築計画を決定することができる。
【0008】
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施例に係るシステムの概略構成の一例を示す図である。
計画サーバが備えるハードウェア及び機能の一例を説明する図である。
DC設置先候補テーブルの一例を示す図である。
アプリ候補テーブルの一例を示す図である。
探索履歴管理テーブルの一例を示す図である。
シナリオ管理テーブルの一例を示す図である。
DC及びアプリ構成最適化処理の一例を説明するフローチャートである。
探索候補決定処理の一例を示すフローチャートである。
シナリオ生成処理の一例を示すフローチャートである。
DC構成及びWL配置最適化処理の一例を示すフローチャートである。
指標算出及び探索履歴登録処理の一例を説明するフローチャートである。
計画結果表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下においては、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施例に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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