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公開番号
2025011484
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113625
出願日
2023-07-11
発明の名称
海底鉱床掘削機
出願人
三菱造船株式会社
,
株式会社東亜利根ボーリング
,
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E21B
7/124 20060101AFI20250117BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】不陸形状の海底に対して、取り残しを抑えて効率良く海底資源を回収する。
【解決手段】海底鉱床掘削機は、第一方向に走行可能な掘削機本体に固定された掘削装置と、を備える。前記掘削装置は、前記掘削機本体から前記第一方向に延び、第二方向に離間して配置され、前記掘削機本体に対して鉛直方向に互いに独立して揺動自在とされた一対のアームと、前記第二方向に延びる回転軸周りに回転可能とされて外周面に海底に接触可能なカッタ部が形成され、前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されている掘削ドラムと、前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されているとともに前記第二方向に伸縮可能とされた伸縮ビーム、及び、前記伸縮ビームの伸縮長さが初期長さとなるように付勢するビーム付勢部を有する連結機構と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向に走行可能な掘削機本体と、
前記掘削機本体に固定された掘削装置と、を備え、
前記掘削装置は、
前記掘削機本体から前記第一方向に延び、鉛直方向及び前記第一方向に直交する第二方向に離間して配置され、前記掘削機本体に対して前記鉛直方向に互いに独立して揺動自在とされた一対のアームと、
前記第二方向に延びる回転軸周りに回転可能とされて外周面に海底に接触可能なカッタ部が形成され、前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されている掘削ドラムと、
前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されているとともに前記第二方向に伸縮可能とされた伸縮ビーム、及び、前記伸縮ビームの伸縮長さが初期長さとなるように付勢するビーム付勢部を有する連結機構と、
を備える海底鉱床掘削機。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
一対の前記アームの基端は、前記第二方向に延びる仮想軸周りに回転可能に前記掘削機本体にそれぞれ接続されている請求項1に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項3】
前記連結機構は、一対の前記アームの先端に接続されて、
前記掘削ドラムは、前記連結機構に対して一対の前記アームの基端に近い位置で、一対の前記アームに連結されている請求項2に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項4】
一対の前記アームを前記鉛直方向の下方に付勢するとともに、一対の前記アームに生じる前記鉛直方向の衝撃を緩和するように減衰する減衰部をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項5】
前記減衰部は、油圧シリンダ及びスプリングダンパを有する請求項4に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項6】
前記掘削装置は、前記第二方向に複数配置されている請求項1又は請求項2に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項7】
前記掘削装置は、前記第一方向に複数配置され、
前記第一方向に並ぶ前記掘削装置は、前記第二方向に並ぶ他の前記掘削装置に対して位置がずれて配置されている請求項6に記載の海底鉱床掘削機。
【請求項8】
前記掘削ドラムは、前記第二方向から見た際に、反時計回りに回転可能とされている請求項1又は請求項2に記載の海底鉱床掘削機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、海底鉱床掘削機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
海底には、例えば熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、マンガンクラスト、メタンハイドレート等の種々の海底資源が存在している。このような海底資源を採掘する際には、海底鉱床掘削機が使用される。
【0003】
このような海底鉱床掘削機として、例えば、特許文献1には、左右一対のクローラが配置された本体フレームと、本体フレームの先方に掘削ブームを介して上下左右に揺動可能に配置された掘削装置とを備える構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-77526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、海底資源の中でも、例えば、コバルトリッチクラストは、海底の表層部に薄く広く賦存する。そのため、コバルトリッチクラストを採取するには、海底の表層部を一定の深さで浅く掘削する必要がある。しかしながら、海底は、凹凸の多い不陸形状であり、平坦な面となっていない。このような海底では、掘り残しが生じやすく、海底資源の回収残しが多く発生する可能性がある。そのため、不陸形状の海底に対して海底資源を、取り残しを抑えて効率良く回収することが求められている。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、不陸形状の海底に対して、取り残しを抑えて効率良く海底資源を回収する海底鉱床掘削機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る海底鉱床掘削機は、第一方向に走行可能な掘削機本体と、前記掘削機本体に固定された掘削装置と、を備え、前記掘削装置は、前記掘削機本体から前記第一方向に延び、鉛直方向及び前記第一方向に直交する第二方向に離間して配置され、前記掘削機本体に対して前記鉛直方向に互いに独立して揺動自在とされた一対のアームと、前記第二方向に延びる回転軸周りに回転可能とされて外周面に海底に接触可能なカッタ部が形成され、前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されている掘削ドラムと、前記第二方向の両端が一対の前記アームに対して自在継手を介してそれぞれ連結されているとともに前記第二方向に伸縮可能とされた伸縮ビーム、及び、前記伸縮ビームの伸縮長さが初期長さとなるように付勢するビーム付勢部を有する連結機構と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の海底鉱床掘削機によれば、不陸形状の海底に対して、表層部に一定の深さで広がる海洋資源を、取り残しを抑えて効率良く回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る海底鉱床掘削機を示す模式図である。
本開示の実施形態に係る掘削装置の配置を示す鉛直方向の下方から見た模式図である。
本開示の実施形態に係る掘削装置を示す第二方向から見た模式図である。
本開示の実施形態に係る掘削装置を示す第一方向の後方から見た背面図である。
本開示の実施形態に係る掘削装置がピッチ動作を行っている様子を示す側面図である。
本開示の実施形態に係る掘削装置がロール動作を行っている様子を示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本開示による海底鉱床掘削機1を実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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