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公開番号2025010655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112740
出願日2023-07-10
発明の名称静止誘導機器
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類H01F 27/33 20060101AFI20250116BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】より効果的に騒音を低減できる静止誘導機器を提供すること。
【解決手段】本開示の1つの態様に係る静止誘導機器は、静止誘導機器本体2と、静止誘導機器本体2を収める筐体と、筐体の外側面10SPに設けられ、この外側面10SPを補強する複数の補強部材20と、筐体の外側面10SPに変形を生じさせる荷重を定常的に与える荷重付与手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
静止誘導機器本体と、
前記静止誘導機器本体を収める筐体と、
前記筐体の外側面に設けられ、前記外側面を補強する複数の補強部材と、
前記筐体の外側面に変形を生じさせる荷重を定常的に与える荷重付与手段と、
を備える静止誘導機器。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記荷重付与手段は、前記複数の補強部材を含み、
前記複数の補強部材は、それぞれ、内部に形成された内部空間の圧力によって前記筐体の外側面に付前記荷重を定常的に与える
請求項1に記載の静止誘導機器。
【請求項3】
前記複数の補強部材のそれぞれの外側面に形を生じさせる荷重が前記内部空間の圧力によって定常的に与えられる
請求項2に記載の静止誘導機器。
【請求項4】
前記複数の補強部材は、それぞれ、前記内部空間を外部に開放する開放部を有し、前記開放部が前記筐体の外側面によって気密に閉塞される
請求項2に記載の静止誘導機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、静止誘導機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、変圧器、及びリアクトルといった静止誘導機器が発する騒音を低減するために、静止誘導機器の周囲を防音壁で囲む、といったことが行われている。また、静止誘導機器の騒音が磁歪による振動に起因することに着目し、静止誘導機器が備える筐体に制振材を貼り付けることで、騒音を低減することも行われている。
【0003】
一方、静止誘導機器において、筐体の固有振動数が励磁周波数の偶数倍と一致する場合に共振が生じ、当該共振が騒音源となることが知られている。そこで、静止誘導機器の筐体の固有振動数を変えることで共振を抑え騒音を低減する技術も提案されている。
例えば、特許文献1には、「鉄心が脚部と上下のヨーク部とで構成されている変圧器において、上部ヨーク部と下部ヨーク部の間に支持棒が固定され、前記ヨーク部における鉄心の固有振動数が調整されている」構成が示されている。
例えば、特許文献2には、変圧器タンク側面に取り付けた補強部材に騒音低減用の重りを取り付けることにより、当該補強部材の共振周波数をずらす構成が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭58-70513号公報
特開2020-170797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術は、筐体に収められる鉄心の固有振動数を調整するため、筐体を閉じた後の段階での調整が困難である。
また、特許文献2の技術は、補強部材の共振周波数をずらす技術であり、筐体の固有振動数を直接ずらすものではなく、共振による騒音低減効果において更なる改善の余地がある。
【0006】
本開示は、より効果的に騒音を低減できる静止誘導機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の1つの態様に係る静止誘導機器は、静止誘導機器本体と、前記静止誘導機器本体を収める筐体と、前記筐体の外側面に設けられ、前記外側面を補強する複数の補強部材と、前記筐体の外側面に変形を生じさせる荷重を定常的に与える荷重付与手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の1つの態様によれば、より効果的に静止誘導機器の騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る変圧器の一例を模式的に示す図である。
補強部材の断面構成の一例を示す図である。
補強部材の背面側の構成の一例を示す図である。
補強部材の内部空間の圧力とタンクの外側面の変形との関係を模式的に示す図である。
補強部材の内部空間の圧力と補強部材の外側面の変形との関係を模式的に示す図である。
タンクが備える正面板の振動数特性と、補強部材の内部空間の圧力状態との関係を示す図である。
タンクの外側面における膜振動の振動状態を示す図である。
図7に示す各振動状態における膜振動の固有振動数と、補強部材の内部空間の圧力との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示に係る好適な形態を説明する。なお、図面において、各部の寸法、及び縮尺が実際と適宜に異なる場合があり、理解を容易にするために模式的に示している部分を含む場合がある。また、以下の説明において、本開示を限定する旨の特段の記載が無い限り、本開示の範囲は以下の説明に記載された形態に限られない。本開示の範囲は当該形態の均等の範囲を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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