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公開番号
2025010212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024188143,2021568004
出願日
2024-10-25,2020-06-05
発明の名称
改善された液体タバコ抽出物の生産方法
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24B
15/24 20060101AFI20250109BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】新規で改善された液体タバコ抽出物を生産する方法を提供する。
【解決手段】液体タバコ抽出物の生産方法は、タバコ出発材料を調製する工程と、タバコ出発材料を、摂氏125度~摂氏160度の抽出温度で90分間から270分間加熱する工程と、加熱工程中にタバコ出発材料から放出される揮発性化合物を収集する工程と、収集された揮発性化合物を含む液体タバコ抽出物を形成する工程とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
液体タバコ抽出物を生産する方法であって、
天然タバコ材料を含むタバコ出発材料を調製する工程であって、前記タバコ出発材料を調製する工程において、前記タバコ出発材料が前記タバコ出発材料のpHを変化させるように適合された任意の処理に供されない、調製する工程と、
前記タバコ出発材料を不活性ガスの流れ中で、摂氏125度~摂氏160度の抽出温度で90分~270分間加熱する工程と、
前記加熱工程中に、前記タバコ出発材料から放出される揮発性化合物を収集する工程と、
前記収集された揮発性化合物を含む液体タバコ抽出物を形成する工程と、を含む、方法。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記タバコ出発材料を、摂氏125度~摂氏140度の抽出温度で加熱する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タバコ出発材料が、前記抽出温度で少なくとも120分間加熱される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記抽出温度は、乾燥質量に基づいて少なくとも0.2重量パーセントのニコチン含有量を有する液体タバコ抽出物を提供するように選択される、請求項1~3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記抽出温度は、少なくとも0.25の(β-イオノン+β-ダマセノン)対(フェノール)の重量比を提供するように選択される、請求項1~4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記抽出温度が、少なくとも5×10
-4
の(フラネオール+(2,3-ジエチル-5-メチルピラジン)*100))対(ニコチン)の重量比を提供するように選択される、請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記タバコ出発材料が、前記加熱工程の前にエアロゾル形成体で含浸される、請求項1~6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記揮発性化合物が、凝縮によって収集される、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記揮発性化合物が、エアロゾル形成体を含む液体溶媒中への吸収によって収集される、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記エアロゾル形成体が、グリセリン、プロピレングリコール、またはこれらの組み合わせを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体タバコ抽出物を生産する方法、およびこうした方法によって生産される液体タバコ抽出物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液体ニコチン製剤などの液体製剤から吸入可能なエアロゾルを発生させるように構成されたアトマイザーを備える、エアロゾルをユーザーに送達するためのエアロゾル発生システムが知られている。一部の公知のエアロゾル発生システムは、液体製剤を加熱し気化させてエアロゾルを発生させるように構成されている、電気ヒーターなどの熱アトマイザーを備える。一つの人気があるタイプの電気加熱式エアロゾル発生システムは電子タバコである。他の公知のエアロゾル発生システムは、例えば、衝突噴流、超音波、または振動メッシュ技術を使用して、液体製剤からエアロゾルを発生させるように構成された非熱アトマイザーを備える。
【0003】
タバコ材料から液体タバコ抽出物を生産するためのいくつかの方法が公知である。液体タバコ抽出物は、ニコチンおよび他の揮発性風味化合物がタバコ材料から抽出され、適切な溶媒中に収集されて天然液体タバコ抽出物を形成する高温抽出プロセスによって生成され得る。
【0004】
タバコ材料が、抽出液中で最大数週間または数か月もの期間、懸濁液中に保持される、浸軟法も公知である。得られたスラリーはその後濾過され、こうして収集された液体相は、気化可能な液体製剤を製造するために使用され得る。そのような方法の一つ、いわゆる「冷浸法」では、一般的に抽出条件(例えば、温度および圧力)を制御する方法が存在しない。例えば、米国特許第2012/192880号に記載される浸軟法のバリアントでは、スラリーは、摂氏100度以上に加熱される。
【0005】
スラリーの濾過時に収集された液相は、浸軟プロセスの一次生成物であり、高度に希釈され、無極性タバコ風味種の含有量が少ない傾向がある。さらに、液相は通常、ニコチンをほとんどまたは全く含まない。したがって、浸軟法によって得られた液体抽出物は、一般に、気化可能な液体製剤で使用する前に、ニコチン塩およびグリセリンなどの追加の成分を補充する必要がある。
【0006】
タバコ材料を、数時間または数日間にもわたり水中で実質的に煮沸して蒸気相を形成し、蒸気相の凝縮によって得られた蒸留物を容器内に連続的に収集する、代替プロセスが公知である。経時的に、高比率の無極性化合物を含有する油性ワックス状の層が蒸留物の表面上に蓄積する。
【0007】
一方で、ワックス状の層が蓄積し、ニコチンおよび他の水溶性化合物を含有する水性部分は、ボイラーにリサイクルされる。抽出収率を高めるために、無極性共溶媒を、任意選択で水性部分と共にボイラーに供給してもよい。一方で、ワックス状の相が収集され、最終的にこのような水蒸気蒸留プロセスの一つの一次生成物を形成する。こうした生成物は、しばしば「タバコ精油」と呼称され、脂肪酸、ネオフィタジエンなどのタバコ中に存在する無極性化合物の割合が高い。一つのこのような方法によって得られたタバコの精油は、典型的にはニコチンを含有しない。
【0008】
また、タバコ材料を揮発性無極性溶媒の使用を伴う抽出プロセスにかけることも知られている。適切な溶媒の例としては、環状または非環状の短いアルカン、およびジクロロメタンのような塩素化溶媒が挙げられる。こうしたプロセスの一つでは、真空下で制御された加熱によって、過剰な溶媒は蒸発させることができる。典型的には、これは、抽出溶媒よりも高い沸点を有するエタノールの存在下で行われ、その結果、微量の抽出溶媒であっても検出され得る。
【0009】
このような溶媒支援抽出プロセスの一つの一次生成物は、しばしば「タバコアブソリュート」と呼ばれ、微量のエタノールを含有してもよい。これはワックス状の生成物であり、特定の溶媒で抽出できるほとんどの無極性化合物の高濃度混合物を含有し、一般的に比較的高濃度で存在するニコチンを含む。
【0010】
代替的な抽出プロセスでは、超臨界二酸化炭素などの超臨界条件下で、タバコ材料を溶媒と接触させる。そのようなプロセスの一つは、米国特許第2013/160777号に開示されており、超臨界流体と接触した供給材料内の揮発性物質が超臨界相に分離され得るという原理に依存する。任意の可溶性材料の溶解後、溶解した物質を含有する超臨界流体を除去することができ、供給物質の溶解成分を超臨界流体から分離することができる。超臨界抽出プロセスの一次生成物は、より低い温度および圧力で実行される溶媒支援抽出プロセスの「タバコアブソリュート」と実質的に類似しており、残留溶媒を含有せず、典型的には、高レベルのワックス状の無極性化合物を有し、一般的に比較的高濃度で存在するニコチンを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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