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公開番号2025010040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024105241
出願日2024-06-28
発明の名称送風構造および空気調和機の室内機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人
主分類F04D 17/04 20060101AFI20250109BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】好適に騒音を抑制できる送風構造および空気調和機の室内機を提供することである。
【解決手段】送風構造21は、クロスフローファン22と、クロスフローファン22が設けられるハウジング30と、を備え、ハウジング30は、空気が吸い込まれる吸込口39を有するケース部31と、第1部材41と、を有し、第1部材41は、クロスフローファン22に空気が吸い込まれる吸込領域SRとクロスフローファン22から空気が吹き出される吹出領域BRとを区画する舌部44と、舌部44より吹出口40側に位置する吹出部43と、を有し、舌部44は非多孔質材からなり、吹出部43の一部は多孔質材51からなり、多孔質材51は、吹出部43の上面43aから下面43bにわたって設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送風構造(21)であって、
クロスフローファン(22)と、
前記クロスフローファン(22)が設けられるハウジング(30)と、を備え、
前記ハウジング(30)は、
空気が吸い込まれる吸込口(39)を有するケース部(31)と、
第1部材(41)と、を有し、
前記第1部材(41)は、
前記クロスフローファン(22)に空気が吸い込まれる吸込領域(SR)と前記クロスフローファン(22)から空気が吹き出される吹出領域(BR)とを区画する舌部(44)と、
前記舌部(44)より吹出口(40)側に位置する吹出部(43)と、を有し、
前記舌部(44)は非多孔質材からなり、
前記吹出部(43)の一部は多孔質材(51)からなり、
前記多孔質材(51)は、前記吹出部(43)の上面(43a)から下面(43b)にわたって設けられている、
送風構造。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1部材(41)の上方には熱交換器(12)が配置されており、
前記吹出部(43)の上面(43a)には、前記熱交換器(12)からの結露水を受けるドレンパン面(41a)が形成されており、
前記多孔質材(51)は、前記ドレンパン面(41a)のうちの前記熱交換器(12)と対向しない部分から前記吹出部(43)の下面(43b)にわたって設けられている、
請求項1に記載の送風構造。
【請求項3】
前記多孔質材(51)は、前記吹出部(43)のうちの鉛直方向における高さが最も低い部分とは異なる部分に設けられる、
請求項1に記載の送風構造。
【請求項4】
前記多孔質材(51)は、前記吹出部(43)のうちの前記舌部(44)よりも前記クロスフローファン(22)による空気の流れの下流側に配置され、
前記吹出部(43)のうちの前記多孔質材(51)からなる部分における前記クロスフローファン(22)による空気の流れの下流側の端部は、吸い込まれた空気が吹き出される前記吹出口(40)よりも前記舌部(44)の近くにある、
請求項1に記載の送風構造。
【請求項5】
前記吹出領域(BR)は、前記第1部材(41)側の第1壁面(45)と、前記吹出領域(BR)に対して前記第1壁面(45)と反対側の第2壁面(46)とによって形成され、
前記舌部(44)は、前記吹出領域(BR)側に位置する内端(44a)を有し、
前記第1壁面(45)は、前記吹出口(40)から前記内端(44a)までの第1寸法(S1)と、前記吹出口(40)から前記第1寸法(S1)の60%の位置までの第2寸法(S2)と、前記吹出口(40)から前記吹出部(43)のうちの前記多孔質材(51)からなる部分の前記吹出口(40)側の端部までの第3寸法(S3)と、を有し、
前記第3寸法(S3)は、前記第2寸法(S2)よりも長い、
請求項4に記載の送風構造。
【請求項6】
前記多孔質材(51)は、空気を透過するような構造を有し、かつ、前記吹出領域(BR)および前記吸込領域(SR)の両方に面する、
請求項5に記載の送風構造。
【請求項7】
前記吹出部のうちの前記多孔質材(51)からなる部分は、前記吹出領域(BR)に面する第1端面(54)を有し、
前記第1端面(54)は、第1幅(L1)を有し、
前記第1幅(L1)は、前記第1寸法(S1)の10%以上の寸法を有する、
請求項6に記載の送風構造。
【請求項8】
前記吹出部(43)のうちの前記多孔質材(51)からなる部分は、前記吸込領域(SR)に面する第2端面(55)を有し、
前記第2端面(55)は、第2幅(L2)を有し、
前記第2幅(L2)は、前記第1幅(L1)よりも短い、
請求項7に記載の送風構造。
【請求項9】
前記第2幅(L2)は、前記第1幅(L1)の50%以上の寸法を有する、
請求項8に記載の送風構造。
【請求項10】
空気調和機の室内機(11)であって、
請求項1から9のいずれか一項に記載の送風構造(21)と、
熱交換器(12)と、を備える、
室内機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送風構造および空気調和機の室内機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
クロスフローファンに関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1では、ファンケーシング全体が多孔質材によって形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-114000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クロスフローファンを有する送風構造には、騒音を抑制する点について改善の余地がある。
本開示の目的の1つは、好適に騒音を抑制できる送風構造および空気調和機の室内機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する第1観点の送風構造は、クロスフローファンと、前記クロスフローファンが設けられるハウジングと、を備え、前記ハウジングは、空気が吸い込まれる吸込口を有するケース部と、第1部材と、を有し、前記第1部材は、前記クロスフローファンに空気が吸い込まれる吸込領域と前記クロスフローファンから空気が吹き出される吹出領域とを区画する舌部と、前記舌部より吹出口側に位置する吹出部と、を有し、前記舌部は非多孔質材からなり、前記吹出部の一部は多孔質材からなり、前記多孔質材は、前記吹出部の上面から下面にわたって設けられている。
【0006】
この構成によれば、第1部材に設けられた多孔質材により、騒音が低減される。したがって、送風構造は、好適に騒音を抑制できる。
【0007】
第2観点の送風構造は、第1観点の送風構造において、前記第1部材の上方には熱交換器が配置されており、前記吹出部の上面には、前記熱交換器からの結露水を受けるドレンパン面が形成されており、前記多孔質材は、前記ドレンパン面のうちの前記熱交換器と対向しない部分から前記吹出部の下面にわたって設けられている。
【0008】
この構成によれば、ドレンパン面と第1部材の下面との間に空気層を設けることができるため、送風構造は、騒音をより抑制できる。
【0009】
第3観点の送風構造は、第1または第2観点の送風構造において、前記多孔質材は、前記吹出部のうちの鉛直方向における高さが最も低い部分とは異なる部分に設けられる。
【0010】
この構成によれば、ドレンパン面のうちの水分が溜まりやすい部分が多孔質ではないため、ドレンパン面に溜まった水分が下方へ漏れにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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