TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025008088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023109955
出願日
2023-07-04
発明の名称
デルタシグマ型変調器
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H03M
3/02 20060101AFI20250109BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】入力の前段に抵抗素子を接続した際の検出誤差を、より低減できるデルタシグマ型変調器を提供する。
【解決手段】デルタシグマ型変調器1において、量子化器チョッピング用スイッチ29を量子化器5の出力側に接続し、第1、第3アンプチョッピング用スイッチ10、13を、容量結合アンプ2の入力側及び出力側に接続する。第1、第3アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作により変調された信号を、量子化器チョッピング用スイッチ29によるチョッピング動作により復調する。第1、第3アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作を、量子化器チョッピング用スイッチの動作周波数の1/2の周波数で、且つ、互いの位相が90度異なるタイミングで行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容量結合アンプ(2)と、
この容量結合アンプの出力側に接続される相関2重サンプリング型の積分器(3)と、
この積分器の出力側に接続される量子化器(5)と、
この量子化器の出力側に接続される量子化器チョッピング用スイッチ(29)と、
前記容量結合アンプの入力側、又は入力側及び出力側に接続される少なくとも2つのアンプチョッピング用スイッチ(10、11,12、36~38)と、を備え、
前記アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作により変調された信号を、前記量子化器チョッピング用スイッチによるチョッピング動作により復調し、
前記アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作は、前記量子化器チョッピング用スイッチの動作周波数の1/2の周波数で、且つ互い位相が90度異なるタイミングで行われるデルタシグマ型変調器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記アンプチョッピング用スイッチ(10,13)は、前記容量結合アンプの入力側及び出力側にそれぞれ配置されている請求項1記載のデルタシグマ型変調器。
【請求項3】
前記アンプチョッピング用スイッチ(10,11)は、何れも前記容量結合アンプの入力側に配置され、それらの一方は、前記容量結合アンプを動作させる信号と、前記チョッピング動作用の信号とを論理合成した信号によりチョッピングされる請求項1記載のデルタシグマ型変調器。
【請求項4】
前記アンプチョッピング用スイッチのそれぞれと、前記容量結合アンプの入力端子、出力端子との間に、入力側動作用スイッチ及び出力側動作用スイッチを配置し、
前記入力側動作用スイッチ、及び前記出力側動作用スイッチは、基本動作周波数をFsとすると、それぞれ周波数Fs/2で、且つ互い位相が90度異なるタイミングで動作する請求項2記載のデルタシグマ型変調器。
【請求項5】
入力容量(12)と、
この入力容量に接続される相関2重サンプリング型の積分器(3)と、
この積分器出力側に接続される量子化器(5)と、
この量子化器の出力側に接続される量子化器チョッピング用スイッチ(29)と、
前記入力容量の入力側に配置される、少なくとも2つのアンプチョッピング用スイッチ(10,11)と、を備え、
前記アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作により変調された信号を、前記量子化器チョッピング用スイッチによるチョッピング動作により復調し、
前記アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作は、前記量子化器チョッピング用スイッチの動作周波数の1/2の周波数で、且つ互い位相が90度異なるタイミングで行われるデルタシグマ型変調器。
【請求項6】
前記アンプチョッピング用スイッチ(11,36~38)を、3つ以上備え、
前記アンプチョッピング用スイッチの2つ以上は、前記動作周波数の1/2よりも低い周波数で、且つそれぞれ異なる位相でチョッピング動作され、
前記アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作により変調された信号を、前記量子化器チョッピング用スイッチによるチョッピング動作により復調する請求項1又は5記載のデルタシグマ型変調器。
【請求項7】
前記アンプチョッピング用スイッチの1つ(11)は、前記容量結合アンプを動作させる信号と、前記チョッピング動作用の信号とを論理合成した信号によりチョッピングされる請求項6記載のデルタシグマ型変調器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デルタシグマ型の変調器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、デルタシグマ型の変調器において、A/D変換動作を行なう部分の入出力と、積分器における積分容量の入出力とにおいて、同じ周波数でチョッピングを行う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公開2022/0263520明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成において、入力の前段に、アンチエイリアスフィルタ等を構成する抵抗素子を接続することを想定する。この場合、スイッチドキャパシタ動作による電荷の吸い込みが発生し、抵抗素子にて電圧降下が生じるため、その電圧降下分が検出誤差となってしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力の前段に抵抗素子を接続した際の検出誤差を、より低減できるデルタシグマ型変調器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のデルタシグマ型変調器によれば、容量結合アンプ(2)、相関2重サンプリング型の積分器(3)、及び量子化器(5)を備える。量子化器チョッピング用スイッチ(29)を量子化器の出力側に接続し、少なくとも2つのアンプチョッピング用スイッチ(10、11,12、36~38)を、容量結合アンプの入力側、又は入力側及び出力側に接続する。そして、アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作により変調された信号を、量子化器チョッピング用スイッチによるチョッピング動作により復調する。アンプチョッピング用スイッチのチョッピング動作は、量子化器チョッピング用スイッチの動作周波数の1/2の周波数で、且つ互い位相が90度異なるタイミングで行われる。
【0007】
容量結合アンプの入力側において、アンプチョッピング用スイッチの前段に抵抗素子が接続される構成においても、容量結合アンプの入力側で行われるチョッピング動作の周波数を、量子化器の出力側で行われるチョッピングの1/2にすることで、スイッチドキャパシタ動作による電荷の吸い込み量を低減できる。また、少なくとも2つのアンプチョッピング用スイッチによるチョッピングの位相を、互いに90度異なるタイミングとすることで、チョッピングの切り替わりによって生じるオフセットも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態であり、デルタシグマ型変調器の構成を示す図
チョッピング用スイッチの詳細構成を示す図
主要なチョッピング用スイッチの制御信号を示すタイミングチャート
第2実施形態であり、デルタシグマ型変調器の構成を示す図
第3実施形態であり、デルタシグマ型変調器の構成を示す図
第4実施形態であり、デルタシグマ型変調器の構成を示す図
第5実施形態であり、デルタシグマ型変調器の構成を示す図
主要なチョッピング用スイッチの制御信号を示すタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のデルタシグマ型変調器1は差動型であり、容量結合アンプ2、第1積分器3、第2積分器4及び量子化器5を備えている。尚、図中で差動構成の各側の符号には「a,b」を付しているが、構成が対称であるため特段区別する必要がない限りは、符号に「a,b」を付さない。容量結合アンプ2を構成するオペアンプ6の入力端子と出力端子との間には、コンデンサ7と、スイッチ8及び9の直列回路とが並列に接続されている。スイッチ8及び9の共通接続点は、グランドに接続されている。オペアンプ6の入力端子には、電圧Vinp,Vinmが第1及び第2アンプチョッピング用スイッチ10及び11、並びにコンデンサ12を介して入力される。
【0010】
図1ではシンボル的に示しているチョッピング用スイッチ10,11は、図2に示すように、4つの単位スイッチSWを備えている。反転側、非反転側にそれぞれ直列に接続されるスイッチSW(+),SW(-)と、反転側、非反転側間にたすき掛け状態で接続される2つのスイッチSW(+),SW(-)とからなる。尚、各スイッチは、例えばNチャネルMOSFET等で構成される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大真空
圧電振動デバイス
1か月前
アズビル株式会社
電子回路
5日前
株式会社大真空
恒温槽型圧電発振器
1か月前
インターチップ株式会社
電子回路
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三栄ハイテックス株式会社
発振回路
1か月前
ミツミ電機株式会社
比較回路
12日前
個人
ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
2か月前
TDK株式会社
電子部品
8日前
TDK株式会社
電子部品
5日前
株式会社村田製作所
弾性波装置
1か月前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置
1か月前
株式会社村田製作所
電力増幅装置
2か月前
三栄ハイテックス株式会社
バッファ回路
1か月前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
2か月前
日本電波工業株式会社
水晶振動片及び水晶発振器
2か月前
ミツミ電機株式会社
弾性波フィルタ
21日前
京セラ株式会社
弾性波装置、分波器及び通信装置
2か月前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
5日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
矢崎総業株式会社
ノイズフィルター
1か月前
太陽誘電株式会社
フィルタおよびマルチプレクサ
2か月前
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振回路
2か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
20日前
日本電気株式会社
原子発振器
2か月前
ローム株式会社
正弦波発生回路、試験装置
2か月前
三菱電機株式会社
低歪増幅器
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
2か月前
ローム株式会社
発振回路
26日前
ローム株式会社
演算増幅器および半導体装置
1か月前
ローム株式会社
リニア電源回路
8日前
株式会社京三製作所
高周波信号発生装置
2か月前
ローム株式会社
PWM回路
1か月前
続きを見る
他の特許を見る