TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025007163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108376
出願日
2023-06-30
発明の名称
照明装置
出願人
ラクテン・メディカル,インコーポレイテッド
,
学校法人東海大学
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
A61N
5/06 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 光感受性物質が反応することを抑え、かつ室内の照度や患部を照らす照度の低下を抑えることができる照明装置を提供する。
【解決手段】 光感受性物質が反応する特定の波長域の光の照度を減少させるフィルタを介して照明する照明装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光感受性物質が反応する特定の波長域の光の照度を減少させるフィルタを介して照明する照明装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記フィルタを保持する保持具をさらに備え、
前記保持具は前記特定の波長域の光を透過しない、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記フィルタによって減少される光の波長は、650nm以上、660nm以上、若しくは670nm以上であり、750nm以下、740nm以下、730nm以下、若しくは720nm以下の範囲、又は650nm以上750nm以下、670nm以上750nm以下、650nm以上720nm以下、若しくは670nm以上720nm以下の範囲である、請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記フィルタは前記特定の波長域の光の照度を90%以上、例えば、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、又は99%以上減少させる、請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記光感受性物質と、特定の細胞に選択的に集積する成分とから組成される複合体を含む薬剤を投与された患者が入室している室内において使用される、請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記光感受性物質と、特定の細胞に選択的に集積する成分とから組成される複合体を含む薬剤を製造する製造室内において使用される、請求項1に記載の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、光感受性物質と、特定の細胞に選択的に集積する成分とから組成される複合体を含む薬剤の患者への投与、及び光感受性物質が反応する特定の波長の光の照射の2段階で構成される治療法が存在する。光感受性物質とは、特定の波長域の光と反応する物質である。同薬剤を投与し、特定の細胞に選択的に集積させた後、その細胞に特定の波長の光を照射することで、光感受性物質を活性化させ、生化学および物理学的プロセスにより、特定の細胞を壊死させ、あるいは、排除するものである。上記の治療は、特定の細胞以外にはダメージを与え難く副作用が小さいため、患者の負担が少ない治療法である。
【0003】
上記の薬剤に含まれる光感受性物質は、上記の治療において照射される光(以下、治療光と称する)以外の光、例えば太陽光及び照明等からの光とも反応し、薬剤の組成が変化し、所望の治療効果が得られないことがある。また、上記の薬剤が投与された患者が治療光以外の光を受けることによって、光過敏症を生ずる可能性がある。このようなことを防ぐために、患者が入室している室内、上記の薬剤を投与する準備を行う室内、及び上記の薬剤を製造する製造室内等では、光感受性物質が反応せず、かつ室内の照度の低下を抑えることができる照明装置が求められている。また、患部を照らす照明部を備える医療機器、例えば内視鏡等において、光感受性物質が反応せず、かつ照度の低下を抑えることができる照明部が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、光感受性物質が反応することを抑え、かつ室内の照度や患部を照らす照度の低下を抑えることができる照明装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、光感受性物質が反応する特定の波長域の光の照度を減少させるフィルタを介して照明する照明装置である。
【発明の効果】
【0006】
光感受性物質が反応することを抑え、かつ室内の照度や患部を照らす照度の低下を抑えることができる照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る照明装置の一部を拡大して示す斜視図である。
図3は、実施形態に係るフィルタ保持具を示す斜視図である。
図4は、実施形態に係るフィルタ保持具を示す断面図である。
図5は、内視鏡の照明部として使用される、実施形態に係る照明装置を示す模式図である。
図6は、照明光の波長に対する光エネルギーの関係を示すグラフである。
図7は、患者のQOL評価の結果を示すグラフである。
図8は、医療従事者の作業効率評価の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の記載に限定されるものではない。また、実施形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
【0009】
<実施形態>
以下、図1及び図2を参酌して、実施形態に係る照明装置を説明する。
実施形態に係る照明装置1は、光感受性物質が反応する特定の波長域の光の照度を減少させるフィルタ3を介して照明する。照明装置1は、フィルタ1及び光源2を備える。照明装置1は、フィルタ3を保持するフィルタ保持具4、光源2及びフィルタ3を支持する支持部6及び支持部6を固定するクリップ7をさらに備えても良い。
【0010】
フィルタ3は、光感受性物質が反応する特定の波長域の光の照度を減少させる。光感受性物質は、特定の波長域の光に反応する物質であり、例えば、特定の波長域の光を吸収して活性化する色素等である。このような色素として、650nm以上750nm以下の波長域の光を吸収して活性化するサロタロカン(6-({[3-({(OC-6-13)-ビス({3-[ビス(3-スルホプロピル)(3-スルホナトプロピル)アザニウミル]プロピル}ジメチルシラノラト-κ0,κ0’)[(フタロシアニナト(2-)κN29,κN30,κN31,κN32)-1-イル]シリコン}オキシ)プロポキシ]カルボニル}アミノ)ヘキサノイルの四ナトリウム塩(IRDye(登録商標)700DX、楽天メディカル社製)等を挙げることができる。光感受性物質がIRDye(登録商標)700DX(楽天メディカル社製)である場合、フィルタ3は、少なくとも波長域650nm以上750nm以下の光の照度を減少させることが好ましく、少なくとも波長域675nm以上750nm以下の光の照度を減少させることがより好ましい。また、フィルタ3は、少なくとも650nm以上、660nm以上、又は670nm以上であり、750nm以下、740nm以下、730nm以下、又は720nm以下の波長の光の照度を減少させることが好ましく、650nm以上750nm以下、670nm以上750nm以下、650nm以上720nm以下、又は670nm以上720nm以下の波長の光の照度を減少させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
歯茎みが品
19日前
個人
穿刺補助具
7か月前
個人
男性用下着
7か月前
個人
錠剤撒き器
5か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
マッサージ機
6日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
12日前
個人
染毛方法
2か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
収納容器
1か月前
個人
クリップ
26日前
個人
片足歩行支援具
27日前
個人
磁器治療器
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
5か月前
個人
動体視力強化装置
3か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
7か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
個人
除菌システム
27日前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
個人
マウスピース
7か月前
株式会社コーセー
化粧料
27日前
株式会社コーセー
美爪料
27日前
株式会社 MTG
浴用剤
13日前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
19日前
続きを見る
他の特許を見る