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公開番号2025002218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102239
出願日2023-06-22
発明の名称航海データ記憶装置および航海データ記憶方法
出願人日本無線株式会社
代理人個人
主分類G08G 3/00 20060101AFI20241226BHJP(信号)
要約【課題】目的とする情報を効率的に取得可能にする航海データ記憶装置を提供する。
【解決手段】船舶内での音声を集音する集音機器2と、集音機器2で集音された音声データを日時と関連付けて記憶する音声記憶部3と、集音機器2で集音された音声データから、人の声および所定の音の少なくとも一方をイベントデータとして抽出して日時と関連付けて記憶するイベント記憶部4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船舶内での音声を集音する集音手段と、
前記集音手段で集音された音声データを日時と関連付けて記憶する音声記憶手段と、
前記集音手段で集音された音声データから、人の声および所定の音の少なくとも一方をイベントデータとして抽出して日時と関連付けて記憶するイベント記憶手段と、
を備えることを特徴とする航海データ記憶装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記集音手段を複数備え、
前記音声記憶手段は、前記集音手段ごとに前記音声データを記憶し、
前記イベント記憶手段は、前記集音手段ごとに前記イベントデータを抽出して記憶する、
ことを特徴とする請求項1に記載の航海データ記憶装置。
【請求項3】
船舶内での音声を集音するステップと、
集音した音声データを日時と関連付けて記憶するステップと、
集音した音声データから、人の声および所定の音の少なくとも一方をイベントデータとして抽出して日時と関連付けて記憶するステップと、
を備えることを特徴とする航海データ記憶方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶内の音声やレーダ画像などを記憶する航海データ記憶装置(VDR;Voyage Data Recorder)および航海データ記憶方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
所定の船舶にはVDRを搭載することが義務付けられており、このVDRには、日時に対応した船位、船速、船首の方位などのセンサーデータのほかに、音声データやレーダ画像データ、各種アラームなどの航海データが記憶される。この航海データは、事故調査の他、船主による運行管理の分析、検査、保守サービスなどを目的として取得および分析される。
【0003】
このようなVDRの航海データは、近年、高品質化が要求されており、特に音声データや画像データが大容量となる傾向にある。一方、記録日時と紐づいて航海データが記憶されているため、ユーザは、日時の範囲を指定して航海データを取得する。しかし、目的とする情報の記録日時がわからない場合や曖昧な場合などには、十分広い範囲のデータを取得し、その中から目的とする情報を見つけ出していた。
【0004】
また、音声データについては、VDRに接続された複数のマイクユニットやVHF(Very High Frequency)無線機からの音声データが記憶される。しかし、目的とする情報が含まれる音声データがどの機器から収集されているかがわからない場合や曖昧な場合などには、すべての機器を対象として音声データを取得して、目的とする情報を見つけ出していた。
【0005】
一方、警告音を発した船内装置を特定することが可能な航海データ記憶装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この航海データ記憶装置は、航海中の音声を記録する音声記録装置と、装置名と該装置が発する警告音を関連づけてデータベース化した警告音記録装置と、音声記録装置に収録された音声と警告音記録装置に格納された警告音を解析し比較する音声比較装置と、音声比較装置の比較結果を表示する表示装置と、を備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-168081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、従来、目的とする情報の記録日時や機器がわからない場合などには、広い範囲の音声データやすべての機器の音声データを取得して、その中から目的とする情報を見つけ出さなければならず、多大な労力と時間を要していた。特に、VDRが搭載された船舶上で情報の取得を行う場合が多く、作業時間が船舶の運航スケジュールに基づいて制限されるため、目的とする情報を効率的に取得できるようにする技術が求められていた。一方、特許文献1に記載の航海データ記憶装置では、警告音を発した船内装置を特定することは可能であるが、目的とする情報を効率的に取得することはできない。
【0008】
そこで本発明は、目的とする情報を効率的に取得可能にする航海データ記憶装置および航海データ記憶方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、船舶内での音声を集音する集音手段と、前記集音手段で集音された音声データを日時と関連付けて記憶する音声記憶手段と、前記集音手段で集音された音声データから、人の声および所定の音の少なくとも一方をイベントデータとして抽出して日時と関連付けて記憶するイベント記憶手段と、を備えることを特徴とする航海データ記憶装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の航海データ記憶装置において、前記集音手段を複数備え、前記音声記憶手段は、前記集音手段ごとに前記音声データを記憶し、前記イベント記憶手段は、前記集音手段ごとに前記イベントデータを抽出して記憶する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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