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公開番号2025001232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100711
出願日2023-06-20
発明の名称移送器具
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61M 31/00 20060101AFI20241225BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具を提供する。
【解決手段】移送器具10において、第1支持部26は、第1支持面261を含む第1支持本体32を有する。第1支持本体32は、該第1支持本体32の幅方向(矢印方向)の両側部から上方に突出する一対の突出部37を有する。一対の突出部37は、第1支持本体32の基端部から先端部まで延在している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、
シャフトと、前記シャフトの先端部に設けられて前記医療用シートを支持するための支持面を有する支持部とを含むキャリア部材を備え、
前記支持部は、前記支持面が形成された表面と、前記表面の反対面である裏面とを有し、
前記支持部は、前記支持面を含む支持本体を有し、
前記裏面から前記表面に向かう方向を上方としたときに、前記支持本体は、前記シャフトの軸方向に直交する幅方向の両側部から上方に突出する一対の突出部を有し、
一対の前記突出部は、前記支持本体の基端部から先端部まで延在する、移送器具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の移送器具において、
前記支持部は、前記支持本体の前記先端部における前記幅方向の両側から先端方向に延出した一対の延出部を有し、
一対の前記延出部は、一対の前記突出部から前記先端方向にさらに延びる延長突出部を有する、移送器具。
【請求項3】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記支持本体の先端縁は、前記幅方向に沿って直線状に延びている、移送器具。
【請求項4】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記支持面の幅は、先端方向に行くほど大きくなる、移送器具。
【請求項5】
請求項1又は2記載の移送器具において、
前記キャリア部材は、第1キャリア部材であり、
前記シャフトは、第1シャフトであり、
前記第1シャフトに沿って延在して前記第1シャフトに沿って移動可能な第2シャフトと、前記第2シャフトの先端部に設けられた押圧部とを含む第2キャリア部材をさらに備え、
前記押圧部は、前記支持面に支持された前記医療用シートを先端方向に押圧可能である、移送器具。
【請求項6】
請求項5記載の移送器具において、
前記支持部は、第1支持部であり、
前記支持面は、第1支持面であり、
前記第2キャリア部材は、前記押圧部に設けられて前記第1支持面よりも小さい第2支持面を有する第2支持部をさらに含み、
前記医療用シートは、前記第1支持面と前記第2支持面とによって支持される、移送器具。
【請求項7】
請求項6記載の移送器具において、
先端開口を有する外筒をさらに備え、
前記第1シャフト及び前記第2シャフトは、前記外筒の内部で前記外筒に沿って移動可能であり、
前記第1支持部及び前記第2支持部が前記外筒内に収容されるように前記第1シャフト及び前記第2シャフトを前記外筒に対して基端方向に移動させた第1位置において、前記第1支持部及び前記第2支持部は、湾曲変形した状態で前記外筒内に収容され、
前記第1支持部及び前記第2支持部が前記先端開口から突出するように前記シャフト及び前記第2シャフトを前記外筒に対して前記先端方向に移動させた第2位置において、前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記外筒から前記先端方向に露出することで展開する、移送器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば臓器移植に用いられる医療用シート(細胞シート)を生体の処置対象部に移送するための移送器具が開示されている。この移送器具は、外筒と、外筒内に摺動可能に支持されたスライド部材と、スライド部材の先端部に設けられたシート支持部材とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-000511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
医療用シートを処置対象部へとより効率的に移送することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の態様は、医療用シートを生体の処置対象部に移送するための移送器具であって、シャフトと、前記シャフトの先端部に設けられて前記医療用シートを支持するための支持面を有する支持部とを含むキャリア部材を備え、前記支持部は、前記支持面が形成された表面と、前記表面の反対面である裏面とを有し、前記支持部は、前記支持面を含む支持本体を有し、前記裏面から前記表面に向かう方向を上方としたときに、前記支持本体は、前記シャフトの軸方向に直交する幅方向の両側部から上方に突出する一対の突出部を有し、一対の前記突出部は、前記支持本体の基端部から先端部まで延在する、移送器具である。
【0006】
この構成によれば、他の生体組織で覆われている処置対象部に医療用シートを移送するときに、処置対象部と他の生体組織との間にキャリア部材を挿入すると、一対の突出部が処置対象部に対して他の生体組織を持ち上げる。これにより、支持部に載置された医療用シートと他の生体組織との間に適度な空間を形成することができる。これにより、支持部に載置された医療用シートと他の生体組織との接触が抑制され、あるいは、支持部に載置された医療用シートと他の生体組織との接触面積が低減されるため、他の生体組織で覆われている処置対象部への医療用シートの移送を容易に行うことが可能となる。
【0007】
(2)上記の(1)記載の移送器具において、前記支持部は、前記支持本体の前記先端部における前記幅方向の両側から先端方向に延出した一対の延出部を有し、一対の前記延出部は、一対の前記突出部から前記先端方向にさらに延びる延長突出部を有してもよい。
【0008】
この構成によれば、延長突出部が設けられているので、支持部よりも先端方向(前方)に存在する他の生体組織を持ち上げて、空間を形成することができる。これにより、他の生体組織で覆われている処置対象部への医療用シートの移送を一層容易に行うことが可能となる。
【0009】
(3)上記の(1)又は(2)記載の移送器具において、前記支持本体の先端縁は、前記幅方向に沿って直線状に延びてもよい。
【0010】
この構成によれば、支持部の先端側から支持部上に医療用シートを載せるときに、医療用シートを載せやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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