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公開番号
2025001979
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023101818
出願日
2023-06-21
発明の名称
カテーテルシステム及びカテーテルシステムの操作方法
出願人
テルモ株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
A61B
1/01 20060101AFI20241226BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】バルーンカテーテルを用いた内視鏡下卵管形成術において、バルーンカテーテルの基端から内視鏡を挿入する際、湾曲した先端部が操作部内で引っ掛かったり、操作部から外部に露出したりすることを防ぎ、内視鏡を安定的に先端方向に向けて進行させる。
【解決手段】カテーテルシステム10は、可撓性を有する外管本体28と、外管本体の第1内腔に移動可能に設けられる内管本体42と、外管本体28の先端部と内管本体42の先端部とを互いに繋ぐ管状のバルーンと、内管本体42の基端に設けられ、バルーンの内腔に挿入される内視鏡22を進退動作させる操作部24とを備える。操作部24のケース50には、ケース50内における内視鏡22の先端部22Aを外部から視認可能にする視認部54を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
生体の管腔内に挿入され前記管腔に沿って進行可能なカテーテルシステムであって、
可撓性を有する外管と、
前記外管の内腔に前記外管の軸線方向に移動可能に設けられる内管と、
前記外管の先端部と前記内管の先端部とを互いに繋ぐと共に前記外管の径方向内方で拡張する管状のバルーンと、
前記内管の基端に設けられ、前記内管を通じて前記バルーンの内腔に挿入される内視鏡を前記内管に沿って進退動作させる操作部と、
を備え、
前記操作部は、前記内視鏡が内部に挿通されるケースと、
前記ケース内で前記内視鏡と接触し、前記ケースに対して前記内視鏡を前記内管に沿って移動させる送出部材と、
を有し、
前記ケースは、前記ケース内における前記内視鏡の先端部を外部から視認可能にする視認部を備える、カテーテルシステム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
請求項1記載のカテーテルシステムにおいて、
前記ケースの内部には、前記内視鏡が挿通される挿通部を有し、
前記視認部は、前記ケースにおいて前記挿通部に向かい合う、カテーテルシステム。
【請求項3】
請求項1又は2記載のカテーテルシステムにおいて、
前記視認部は、前記ケースの透明部又は半透明部である、カテーテルシステム。
【請求項4】
請求項1記載のカテーテルシステムにおいて、
前記視認部は、前記ケースに設けられた開口部である、カテーテルシステム。
【請求項5】
請求項1記載のカテーテルシステムにおいて、
前記視認部は、透明又は半透明の部材からなる窓部である、カテーテルシステム。
【請求項6】
請求項4又は5記載のカテーテルシステムにおいて、
前記視認部は、前記内視鏡の送出方向に沿って形成される、カテーテルシステム。
【請求項7】
請求項2記載のカテーテルシステムにおいて、
前記送出部材は、前記ケースの内部に設けられ前記挿通部に向かい合い、前記内視鏡を前記内管に向けて送出する際に前記内視鏡と当接する当接部を備え、
前記視認部は、前記当接部に向かい合って配置される、カテーテルシステム。
【請求項8】
請求項7記載のカテーテルシステムにおいて、
前記送出部材は、前記挿通部を挟んで前記内視鏡の送出方向と直交する方向に配置される一組の回転体からなり、
前記一組の回転体は、前記当接部を介して前記内視鏡を挟んで保持し、
前記操作部は、前記ケースの内部に設けられ前記回転体を収容する収容空間と、
前記収容空間に設けられ、前記当接部に向かい合い、且つ前記ケースの内面から前記当接部に向けて膨出した膨出部と、
を有し、
前記膨出部は、前記挿通部において最も前記当接部に向けて突出した頂部と、
前記頂部で開口し前記膨出部を貫通して前記内視鏡が挿通されるガイド孔と、
を備える、カテーテルシステム。
【請求項9】
請求項1記載のカテーテルシステムにおいて、
前記カテーテルシステムは、前記外管の前記内腔における前記外管と前記内管との間の空間に拡張用流体を供給し、前記拡張用流体によって前記バルーンを拡張させて前記管腔内に沿って先端方向に向けて進行させ、前記内管と前記内視鏡との間に灌流液を供給し、前記内管及び前記バルーンに対して前記内視鏡を後退させ、
前記バルーンの前記先端方向への進行動作と、前記内管と前記内視鏡との間に対する前記灌流液の供給と、前記内管及び前記バルーンに対する前記内視鏡の後退動作とが、前記拡張用流体によって前記空間を5~7気圧の範囲で加圧した状態で行われる、カテーテルシステム。
【請求項10】
生体の管腔内に挿入され前記管腔に沿って進行可能なカテーテルシステムの操作方法であって、
前記カテーテルシステムは、可撓性を有する外管と、
前記外管の内腔に前記外管の軸線方向に移動可能に設けられる内管と、
前記外管の先端部と前記内管の先端部とを互いに繋ぐと共に前記外管の径方向内方で拡張する管状のバルーンと、
前記内管の基端に設けられ、前記内管を通じて前記バルーンの内腔に挿入される内視鏡を前記内管に沿って進退動作させる操作部と、
を備え、
前記操作部は、前記内視鏡が内部に挿通されるケースと、
前記ケース内で前記内視鏡と接触し、前記ケースに対して前記内視鏡を前記内管に沿って移動させる送出部材と、
を有し、
前記ケースは、前記ケース内における前記内視鏡の先端部を外部から視認可能にする視認部を備え、
前記操作方法は、前記外管の先端部を前記管腔内に挿入して先端方向に向けて進行させ、且つ前記操作部によって前記内視鏡の先端部を前記バルーンの先端部まで進行させる挿入工程と、
前記外管の前記内腔において前記外管と前記内管との間の空間に拡張用流体を供給し、前記空間を5~7気圧の範囲で加圧することで前記バルーンの先端部を拡張させる加圧工程と、
5~7気圧の範囲で前記空間を加圧した状態で、前記バルーンの先端部を前記管腔内で前記先端方向に向けて進行させる前進工程と、
さらに5~7気圧の範囲で前記空間を加圧した状態で、前記バルーンと前記内視鏡との間に灌流液を供給する供給工程と、
前記灌流液を供給した状態で、前記操作部を操作することで前記内管に対して前記内視鏡を後退させる後退工程と、
を有する、カテーテルシステムの操作方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カテーテルシステム及びカテーテルシステムの操作方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、卵管の病変部(狭窄部又は閉塞部)を治療するためのバルーンカテーテルが開示されている。このバルーンカテーテルは、可撓性を有する外管と、外管に対して軸線方向に移動可能なように外管の内腔に配設された内管と、外管の先端部と内管の先端部とを互いに繋ぐ管状のバルーンと、外管の途中に設けられる操作部とを備える。バルーンの内側には、内視鏡が挿入される。ユーザが操作部を操作することで、外管に沿って内視鏡が先端方向に向けて進行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3921112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バルーンカテーテルを用いた内視鏡下卵管形成術では、バルーンを内視鏡と共に外管の先端開口から先端方向に突出させて生体の卵管口に挿入する。外管の先端部は、内視鏡の進行方向に対して湾曲しており、卵管口も進行方向に対して湾曲している。そのため、内視鏡を繰り返し使用すると、内視鏡の先端部が湾曲状に塑性変形した状態のままとなる。バルーンカテーテルの基端から内視鏡を挿入する際、湾曲した先端部が操作部内で引っ掛かったり、操作部から外部に露出したりすることで、内視鏡を安定的に先端方向に向けて進行させることができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の第1態様は、生体の管腔内に挿入され前記管腔に沿って進行可能なカテーテルシステムであって、可撓性を有する外管と、前記外管の内腔に前記外管の軸線方向に移動可能に設けられる内管と、前記外管の先端部と前記内管の先端部とを互いに繋ぐと共に前記外管の径方向内方で拡張する管状のバルーンと、前記内管の基端に設けられ、前記内管を通じて前記バルーンの内腔に挿入される内視鏡を前記内管に沿って進退動作させる操作部と、を備え、前記操作部は、前記内視鏡が内部に挿通されるケースと、前記ケース内で前記内視鏡と接触し、前記ケースに対して前記内視鏡を前記内管に沿って移動させる送出部材と、を有し、前記ケースは、前記ケース内における前記内視鏡の先端部を外部から視認可能にする視認部を備える、カテーテルシステムである。
【0007】
このカテーテルシステムによれば、操作部のケースに挿通された内視鏡を内管に向けて進行させるとき、視認部を通じて操作部内における内視鏡の先端部をユーザが確認できる。そのため、リユースによって内視鏡の先端部が湾曲した状態であっても、操作部内における先端部の進行状況を確認することで、誤った方向に先端部が進行することによる内視鏡の破損リスクを効果的に低減できる。
【0008】
(2)上記の(1)記載のカテーテルシステムにおいて、前記ケースの内部には、前記内視鏡が挿通される挿通部を有し、前記視認部は、前記ケースにおいて前記挿通部に向かい合ってもよい。
【0009】
この構成により、視認部によって、操作部の挿通部における内視鏡の進行を効果的に確認することができる。
【0010】
(3)上記の(1)又は(2)記載のカテーテルシステムにおいて、前記視認部は、前記ケースの透明部又は半透明部であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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