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公開番号2024179612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098595
出願日2023-06-15
発明の名称半導体モジュール
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社,株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H01L 25/07 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】インダクタンスの増加を抑制する半導体モジュールを提供する。
【解決手段】半導体モジュール10では、O1端子140とO2端子210とが接続されていることにより、第1モジュール11と第2モジュール12とが接続されている。また、第1モジュール11は、第2モジュール12と厚み方向に対向している。さらに、第1モジュール11における電流経路方向は、第2モジュール12における電流経路方向とは反対方向になっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
半導体モジュールであって、
第1モジュール(11)と、
第2モジュール(12)と、
を備え、
前記第1モジュールは、
一方向(Da)に延びている第1端子(110)と、
前記第1端子に接続されている第1電極(1711)と、第2電極(1712)と、印加電圧に基づいて前記第1および前記第2電極の間にて電流を流させる第1ゲート電極(1713)と、前記第1電極および前記第2電極に接続されている第1ダイオード(191)と、を含む第1素子(111)と、
前記第2電極に接続されている第3電極(1721)と、第4電極(1722)と、印加電圧に基づいて前記第3電極および前記第4電極の間にて電流を流させる第2ゲート電極(1723)と、前記第3電極および前記第4電極に接続されている第2ダイオード(192)と、を含む第2素子(112)と、
前記第3電極に接続されているとともに前記一方向に延びており、負荷(50)に接続される第2端子(140)と、
前記第4電極に接続されているとともに、前記一方向に延びている第3端子(150)と、
を有し、
前記第2モジュールは、
前記一方向に延びており、前記第2端子と接続されていることにより前記第1モジュールと前記第2モジュールとを接続させる第4端子(210)と、
前記第4端子に接続されている第5電極(2711)と、第6電極(2712)と、印加電圧に基づいて前記第5電極および前記第6電極の間にて電流を流させる第3ゲート電極(2713)と、前記第5電極および前記第6電極に接続されている第3ダイオード(291)と、を含む第3素子(211)と、
第7電極(2721)と、前記第6電極に接続されている第8電極(2722)と、印加電圧に基づいて前記第7電極および前記第8電極の間にて電流を流させる第4ゲート電極(2723)と、前記第7電極および前記第8電極に接続されている第4ダイオード(292)と、を含む第4素子(212)と、
前記第7電極に接続されているとともに、前記一方向に延びている第5端子(240)と、
前記第7電極に接続されているとともに、前記一方向に延びている第6端子(250)と、
を有し、
前記第1モジュールは、前記第1モジュールの厚み方向(DT)に前記第2モジュールと対向しており、
前記第1モジュールにおける電流経路方向は、前記第2モジュールにおける電流経路方向とは反対方向になっている半導体モジュール。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記第1端子は、前記第5端子と前記厚み方向に対向しており、
前記第1端子における電流経路方向は、前記第5端子における電流経路方向とは反対方向になっており、
前記第2端子は、前記第4端子と前記厚み方向に対向しており、
前記第2端子における電流経路方向は、前記第4端子における電流経路方向とは反対方向になっており、
前記第3端子は、前記第6端子と前記厚み方向に対向しており、
前記第3端子における電流経路方向は、前記第6端子における電流経路方向とは反対方向になっている請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記第1モジュールは、前記第1素子、前記第2素子、前記第1端子、前記第2端子および前記第3端子を覆う第1封止部(160)を有し、
前記第2モジュールは、前記第3素子、前記第4素子、前記第4端子、前記第5端子および前記第6端子を覆う第2封止部(260)を有し、
前記第1端子は、前記第1封止部から突き出ている第1突出部(1100)を含み、
前記第2端子は、前記第1封止部から突き出ている第2突出部(1400)を含み、
前記第3端子は、前記第1封止部から突き出ている第3突出部(1500)を含み、
前記第4端子は、前記第2封止部から突き出ている第4突出部(2100)を含み、
前記第5端子は、前記第2封止部から突き出ている第5突出部(2400)を含み、
前記第6端子は、前記第2封止部から突き出ている第6突出部(2500)を含み、
前記厚み方向における前記第1封止部の中心を通るとともに前記厚み方向と直交する面を第1中心面(So1)とし、
前記厚み方向における前記第2封止部の中心を通るとともに前記厚み方向と直交する面を第2中心面(So2)とすると、
前記第1突出部は、前記第1中心面よりも前記第5突出部側に位置しており、
前記第2突出部は、前記第1中心面よりも前記第4突出部側に位置しており、
前記第3突出部は、前記第1中心面よりも前記第6突出部側に位置しており、
前記第4突出部は、前記第2中心面よりも前記第2突出部側に位置しており、
前記第5突出部は、前記第2中心面よりも前記第1突出部側に位置しており、
前記第6突出部は、前記第2中心面よりも前記第3突出部側に位置している請求項2に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記第1モジュールは、
前記第1電極に接続されている第1リードフレーム(121)と、
前記第2電極に接続されている第2リードフレーム(122)と、
前記第3電極および前記第2リードフレームに接続されている第3リードフレーム(123)と、
前記第4電極に接続されている第4リードフレーム(124)と、
前記第1素子、前記第2素子、前記第1端子、前記第2端子、前記第3端子、前記第1リードフレーム、前記第2リードフレーム、前記第3リードフレームおよび前記第4リードフレームを覆う第1封止部(160)と、
を有し、
前記第2モジュールは、
前記第5電極および前記第4端子に接続されている第5リードフレーム(221)と、
前記第6電極に接続されている第6リードフレーム(222)と、
前記第7電極に接続されている第7リードフレーム(223)と、
前記第8電極および前記第6リードフレームに接続されている第8リードフレーム(224)と、
前記第3素子、前記第4素子、前記第4端子、前記第5端子、前記第6端子、前記第5リードフレーム、前記第6リードフレーム、前記第7リードフレームおよび前記第8リードフレームを覆う第2封止部(260)と、
を有し、
前記第1リードフレーム、前記第2リードフレーム、前記第3リードフレームおよび前記第4リードフレームの少なくとも一部は、前記第1封止部から露出しており、
前記第5リードフレーム、前記第6リードフレーム、前記第7リードフレームおよび前記第8リードフレームの少なくとも一部は、前記第2封止部から露出しており、
前記第2封止部から露出している前記第5リードフレーム、前記第6リードフレーム、前記第7リードフレームおよび前記第8リードフレームの面積(S5、S6、S7、S8)のいずれかは、前記第1封止部から露出している前記第1リードフレーム、前記第2リードフレーム、前記第3リードフレームおよび前記第4リードフレームの面積(S1、S2、S3、S4)のいずれかよりも大きくなっている請求項1または2に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記第1モジュールの外形と、前記第2モジュールの外形とは、同じとされている請求項1または2に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記第3素子および前記第4素子の耐圧は、
前記第1素子の耐圧の0.5以上、1.0未満とされており、
前記第2素子の耐圧の0.5以上、1.0未満とされている請求項1または2に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記半導体モジュールは、
前記第1端子に接続されているとともに、前記一方向に延びている第1延長部(31)と、
前記第3端子に接続されているとともに、前記一方向に延びている第2延長部(32)と、
前記第5端子および前記第6端子に接続されているとともに、前記一方向に延びている第3延長部(33)と、
前記第1延長部および前記第3延長部に挟まれているとともに、前記第1延長部および前記第3延長部と接続されている第1コンデンサ(41)と、
前記第2延長部および前記第3延長部に挟まれているとともに、前記第2延長部および前記第3延長部と接続されている第2コンデンサ(42)と、
を備える請求項1または2に記載の半導体モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体モジュールに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、第1のパワーモジュールと、第2のパワーモジュールと、第3のパワーモジュールと、を有する3レベルインバータ装置が知られている。第1のパワーモジュールでは、第1のパワートランジスタが上アームとされ、第1のダイオードが下アームとされている。第2のパワーモジュールでは、第2のパワートランジスタが上アームとされ、第3のパワートランジスタが下アームとされている。第3のパワーモジュールでは、第2のダイオードが上アームとされ、第4のパワートランジスタが下アームとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-39221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された3レベルインバータ装置では、第1のパワーモジュールおよび第2のパワーモジュールの間を配線で接続するとともに、第2のパワーモジュールおよび第3のパワーモジュールの間を配線で接続する必要がある。これらの配線のため、3レベルインバータ装置のインダクタンスが増加する。
【0005】
本開示は、インダクタンスの増加を抑制する半導体モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、半導体モジュールであって、第1モジュール(11)と、第2モジュール(12)と、を備え、第1モジュールは、一方向(Da)に延びている第1端子(110)と、第1端子に接続されている第1電極(1711)と、第2電極(1712)と、印加電圧に基づいて第1および第2電極の間にて電流を流させる第1ゲート電極(1713)と、第1電極および第2電極に接続されている第1ダイオード(191)と、を含む第1素子(111)と、第2電極に接続されている第3電極(1721)と、第4電極(1722)と、印加電圧に基づいて第3電極および第4電極の間にて電流を流させる第2ゲート電極(1723)と、第3電極および第4電極に接続されている第2ダイオード(192)と、を含む第2素子(112)と、第3電極に接続されているとともに一方向に延びており、負荷(50)に接続される第2端子(140)と、第4電極に接続されているとともに、一方向に延びている第3端子(150)と、を有し、第2モジュールは、一方向に延びており、第2端子と接続されていることにより第1モジュールと第2モジュールとを接続させる第4端子(210)と、第4端子に接続されている第5電極(2711)と、第6電極(2712)と、印加電圧に基づいて第5電極および第6電極の間にて電流を流させる第3ゲート電極(2713)と、第5電極および第6電極に接続されている第3ダイオード(291)と、を含む第3素子(211)と、第7電極(2721)と、第6電極に接続されている第8電極(2722)と、印加電圧に基づいて第7電極および第8電極の間にて電流を流させる第4ゲート電極(2723)と、第7電極および第8電極に接続されている第4ダイオード(292)と、を含む第4素子(212)と、第7電極に接続されているとともに、一方向に延びている第5端子(240)と、第7電極に接続されているとともに、一方向に延びている第6端子(250)と、を有し、第1モジュールは、第1モジュールの厚み方向(DT)に第2モジュールと対向しており、第1モジュールにおける電流経路方向は、第2モジュールにおける電流経路方向とは反対方向になっている半導体モジュールである。
【0007】
これにより、第1モジュールおよび第2モジュールを流れる電流による磁界の向きが互いに異なる方向になる箇所が発生する。このため、第1モジュールと、第2モジュールとは、互いに磁界を打ち消し合う。したがって、第1モジュールおよび第2モジュールにおけるインダクタンスの増加が抑制される。よって、半導体モジュールのインダクタンスの増加が抑制される。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における半導体モジュールを示す回路図。
半導体モジュールの第1モジュールのドレイン側から見た図。
第1モジュールのソース側から見た図。
図2および図3のIV-IV線断面図。
図2および図3のV-V線断面図。
図3のVI-VI線断面図。
図3のVII-VII線断面図。
図2および図3のVIII-VIII線断面図。
半導体モジュールの第2モジュールのドレイン側から見た図。
第2モジュールのソース側から見た図。
半導体モジュールの延長部およびコンデンサを示す斜視図。
延長部およびコンデンサの断面図。
半導体モジュールの第1転流経路を示す回路図。
半導体モジュールの第2転流経路を示す回路図。
半導体モジュールの第3転流経路を示す回路図。
半導体モジュールの第4転流経路を示す回路図。
第1モジュールのドレイン側から見たときの第1転流経路および第3転流経路を示す図。
第2モジュールのドレイン側から見たときの第1転流経路および第3転流経路を示す図。
第1モジュールのドレイン側から見たときの第2転流経路および第4転流経路を示す図。
第2モジュールのドレイン側から見たときの第2転流経路および第4転流経路を示す図。
第2実施形態における半導体モジュールの第1モジュールのドレイン側から見た図。
第1モジュールのソース側から見た図。
半導体モジュールの第2モジュールのドレイン側から見た図。
第2モジュールのソース側から見た図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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