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公開番号2024177055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024021593,2023148520
出願日2024-02-16,2023-09-13
発明の名称塗工紙
出願人日本製紙株式会社
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類D21H 27/10 20060101AFI20241212BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】低温かつ低圧でヒートシール加工することができ、ヒートシール強度に優れた塗工紙を提供すること。
【解決手段】紙基材と、少なくとも一方の最表面にヒートシール性を備える塗工層を有する塗工紙であって、
前記塗工紙のクッション性の値(C)が21.5以下、かつ、前記塗工紙の塗工層表面の王研式平滑度の値(S)が15以上である塗工紙。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
紙基材と、少なくとも一方の最表面にヒートシール性を備える塗工層を有する塗工紙であって、
前記紙基材が、クルパック紙であり、
前記塗工紙の密度が0.50g/cm

以上0.79g/cm

以下であり、
前記塗工紙の突き刺し強度が6.0N以上12.0N以下であり、
前記塗工紙のクッション性の値(C)が18.0以下、かつ、前記塗工紙の塗工層表面の王研式平滑度の値(S)が23以上100以下であることを特徴とする塗工紙。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
下記条件でヒートシール強度測定を行った試験後の剥離部分が全面材破することを特徴とする請求項1に記載の塗工紙。
(ヒートシール強度測定)
塗工紙2枚を塗工層が向き合うように重ね、100℃、1kgf/cm

(0.1MPa)、0.5秒の条件でヒートシールした試験片を、温度23℃±1℃、湿度50±2%の環境に12時間以上静置したのち、JIS Z1707に準じ、15mm幅にカットした試験片を引張速度200mm/minでT字剥離する。
【請求項3】
前記塗工層が滑剤を含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の塗工紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも一方の最表面にヒートシール性を備える塗工層を有する塗工紙に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、原紙の表面に熱可塑性樹脂が塗工された塗工紙が注目されている。例えば、特許文献1には、紙基材の少なくとも一方の面上に、PHBHと接着剤を含有する塗工層を有する塗工紙が提案されている。このような塗工紙は、包装フィルムや、押出ラミで製造されるラミネート紙に比べ、熱可塑性樹脂の使用量が少ないことから、より環境に配慮した包装材料として評価されている。
これら塗工紙は、包装フィルムを製袋する包装機を用いて加工され、食品や衛生用品などの日用品の包装に用いられる。しかし、包装機は、包装フィルム(樹脂フィルム)用に設計されているため、包装フィルムと比べて硬い塗工紙をヒートシール加工する場合、ヒートシールしにくいという問題があった。
【0003】
この問題を解決する方法として、シーラーの押圧を高めて塗工紙を高圧でプレスする方法、又は、シーラーのプレス時の温度を高める方法の2つの方法が考えられる。しかしながら、プレス圧力を高める方法は、樹脂を用いることを前提とする包装機は、そもそも押圧を紙に必要な程度にまで高圧に設定することができないことが多い。また、プレス温度を高温とする方法は、内包物がチョコレートなどの高温に弱いものである場合には適用できないため、内包物が限定されてしまうというデメリットがあった。また、高圧、高温でのシールは、エネルギー消費が増えるためCO

発生量が多く、紙を用いたことによる環境への好影響を損ねてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-195717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
低温かつ低圧でヒートシール加工することができ、ヒートシール強度に優れた塗工紙を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の課題を解決するための手段は、以下の通りである。
1.紙基材と、少なくとも一方の最表面にヒートシール性を備える塗工層を有する塗工紙であって、
前記塗工紙のクッション性の値(C)が21.5以下、かつ、前記塗工紙の塗工層表面の王研式平滑度の値(S)が15以上であることを特徴とする塗工紙。
2.突き刺し強度が14N以下であることを特徴とする1.に記載の塗工紙。
3.S≧30であることを特徴とする1.または2.に記載の塗工紙。
【発明の効果】
【0007】
本発明の塗工紙は、クッション性が高く、塗工層表面が平滑であるため、低温、低圧条件でシールしても、ヒートシール強度に優れている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
突刺し強さ試験の概要図。
クッション性(C)の算出に用いる、荷重-変位曲線の一例を示す図。
100℃でのヒートシール強度の評価結果(◎、○、×)に応じてグループ分けした、実施例、比較例で得られた塗工紙のクッション性(C)と塗工層表面の王研式平滑度(S)との散布図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の塗工紙は、紙基材と、少なくとも一方の最表面にヒートシール性を備える塗工層を有し、
塗工紙のクッション性(C)が21.5以下、かつ、塗工層表面の王研式平滑度(S)が15以上である。
【0010】
クッション性(C)とは、JIS Z1707:2019 7.5突刺し強さ試験に準拠して測定した最大力である突き刺し強度(単位:N)を、この最大力となるときの針の移動距離(単位:mm)で除した値(突き刺し強度/針の移動距離、単位:N/mm)である。測定は、試験片を温度23度、湿度50%の環境下で24時間以上調湿した後、同環境下で試験に供して行った。
クッション性は、突刺し試験における1mm当たりの変形に要する力の大きさを表し、値が小さいほど小さな力で変形する。本発明において、クッション性(C)は21.5以下である。クッション性は、20.0以下が好ましく、19.0以下がより好ましく、18.0以下がさらに好ましく、14.0以下がよりさらに好ましい。クッション性の下限値は、例えば、10.0以上、11.0以上、12.0以上とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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