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公開番号2024172753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090686
出願日2023-06-01
発明の名称光学積層体、光学積層体の製造方法および光学積層体の評価方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人籾井特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約【課題】光学特性の測定を良好に行うことができる光学積層体を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による光学積層体は、光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、光学軸を有する第二光学部材と、をこの順に備え、前記第一光学部材は、前記偏光部材側に対し、接着層を介して25N/25mm以下の接着力で積層される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、光学軸を有する第二光学部材と、をこの順に備え、
前記第一光学部材は、前記偏光部材側に対し、接着層を介して25N/25mm以下の接着力で積層される、
光学積層体。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
保護部材をさらに備え、前記保護部材は、前記第一光学部材または前記第二光学部材の前記偏光部材が配置されない側に配置され、
前記保護部材は、基材と表面処理層とを有する積層フィルムである、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記積層フィルムの前記表面処理層は反射防止機能を有する、請求項2に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記接着層は、(メタ)アクリル系ポリマーを含む粘着剤組成物で形成される、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記第一光学部材または前記第二光学部材を表示素子本体に隣接して配置させる、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項6】
光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、を備える第一積層体を準備することと、
前記第一積層体に対して第1の測定を行い第1の評価結果を得ることと、
前記偏光部材側に光学軸を有する第二光学部材を積層して第二積層体を得ることと、
前記第二積層体に対して第2の測定を行い第2の評価結果を得ることと、
を有する、光学積層体の製造方法。
【請求項7】
前記第2の測定を、所望の形状にカットされた前記第二積層体に対して行う、請求項6に記載の製造方法。
【請求項8】
前記第2の測定を、前記第二積層体から前記第一光学部材を剥離した状態で行う、請求項6に記載の製造方法。
【請求項9】
前記第二積層体から前記第一光学部材を剥離する際の剥離力は、25N/25mm以下である、請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第1の評価結果および前記第2の評価結果から第3の評価結果を得ること、をさらに有する、請求項6に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体、光学積層体の製造方法および光学積層体の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置においては、画像表示を実現し、画像表示の性能を高めるために、一般的に、偏光部材、位相差部材等の光学部材が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
近年、画像表示装置の新たな用途が開発されている。例えば、Virtual Reality(VR)を実現するためのディスプレイ付きゴーグル(VRゴーグル)が製品化され始めている。VRゴーグルは様々な場面での利用が検討されており、視認性の向上が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
VRゴーグルでは、例えば、視認性の向上の観点から、多数の光学部材が用いられ得る。これらの光学部材は、予め、積層された状態で(光学積層体として)VRゴーグル内に搭載され得る。しかし、光学積層体の光学特性の測定が困難となる場合がある。
【0006】
上記に鑑み、本発明は、光学特性の測定を良好に行うことができる光学積層体の提供を目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1.本発明の実施形態による光学積層体は、光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、光学軸を有する第二光学部材と、をこの順に備え、前記第一光学部材は、前記偏光部材側に対し、接着層を介して25N/25mm以下の接着力で積層される。
2.上記1に記載の光学積層体は、保護部材をさらに備えてもよい、上記保護部材は、上記第一光学部材または上記第二光学部材の上記偏光部材が配置されない側に配置されてもよい。上記保護部材は、基材と表面処理層とを有する積層フィルムであってもよい。
3.上記2に記載の光学積層体において、上記積層フィルムの上記表面処理層は反射防止機能を有してもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載の光学積層体において、上記接着層は、(メタ)アクリル系ポリマーを含む粘着剤組成物で形成されてもよい。
5.上記1から4のいずれかに記載の光学積層体において、上記第一光学部材または上記第二光学部材を表示素子本体に隣接して配置させてもよい。
【0008】
6.本発明の実施形態による光学積層体の製造方法は、光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、を備える第一積層体を準備することと、前記第一積層体に対して第1の測定を行い第1の評価結果を得ることと、前記偏光部材側に光学軸を有する第二光学部材を積層して第二積層体を得ることと、前記第二積層体に対して第2の測定を行い第2の評価結果を得ることと、を有する。
7.上記6に記載の製造方法において、上記第2の測定を、所望の形状にカットされた上記第二積層体に対して行ってもよい。
8.上記6または7に記載の製造方法において、上記第2の測定を、上記第二積層体から上記第一光学部材を剥離した状態で行ってもよい。
9.上記8に記載の製造方法において、上記第二積層体から上記第一光学部材を剥離する際の剥離力は、25N/25mm以下であってもよい。
10.上記6から9のいずれかに記載の製造方法は、上記第1の評価結果および上記第2の評価結果から第3の評価結果を得ること、をさらに有してもよい。
【0009】
11.本発明の実施形態による評価方法は、光学軸を有する第一光学部材と、偏光部材と、光学軸を有する第二光学部材と、をこの順に備える光学積層体の評価方法であって、前記第一光学部材と、前記偏光部材と、を備える第一積層体に対して第1の測定を行い第1の評価結果を得ることと、前記偏光部材と、前記第二光学部材と、を備える第二積層体に対して第2の測定を行い第2の評価結果を得ることと、を有する。
12.上記11に記載の評価方法は、上記第1の評価結果および上記第2の評価結果から第3の評価結果を得ること、をさらに有してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態による光学積層体によれば、光学特性の測定を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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