TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024171961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089340
出願日2023-05-31
発明の名称光硬化性組成物およびその光硬化物ならびに光硬化物の製造方法
出願人公立大学法人大阪,大阪ガスケミカル株式会社
代理人個人,個人
主分類C08F 2/50 20060101AFI20241205BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】光硬化物が高屈折率で耐熱性が高く、不溶化率も高い光硬化性組成物の提供。
【解決手段】下記式(1)で表されるラジカル重合性化合物(A)および金属酸化物粒子(B)を含む硬化性組成物を調製する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024171961000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">44</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">153</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、環Z1aおよび環Z1bは独立して多環式アレーン環を示し、A1aおよびA1bは独立してアルキレン基を示し、n1およびn2は独立して0以上の整数を示し、A2aおよびA2bは独立してヒドロキシル基を有するアルキレン基を示し、s1およびs2は独立して0または1を示し、X1aおよびX1bは独立してラジカル重合性基を示し、R1aおよびR1bは独立して置換基を示し、k1およびk2は独立して0以上の整数を示し、R2は置換基を示し、mは0~8の整数を示す)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表されるラジカル重合性化合物(A)および金属酸化物粒子(B)を含む光硬化性組成物。
TIFF
2024171961000012.tif
44
153
(式中、
環Z
1a
および環Z
1b
は独立して多環式アレーン環を示し、

1a
およびA
1b
は独立してアルキレン基を示し、n1およびn2は独立して0以上の整数を示し、

2a
およびA
2b
は独立してヒドロキシル基を有するアルキレン基を示し、s1およびs2は独立して0または1を示し、

1a
およびX
1b
は独立してラジカル重合性基を示し、

1a
およびR
1b
は独立して置換基を示し、k1およびk2は独立して0以上の整数を示し、


は置換基を示し、mは0~8の整数を示す)
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記式(1)において、環Z
1a
および環Z
1b
が縮合多環式アレーン環であり、A
2a
およびA
2b
が2級ヒドロキシル基を有するアルキレン基であり、s1およびs2が1であり、かつX
1a
およびX
1b
がアリル基または(メタ)アクリロイル基である請求項1記載の光硬化性組成物。
【請求項3】
チオール化合物(C)をさらに含む請求項1または2記載の光硬化性組成物。
【請求項4】
前記チオール化合物(C)が、下記式(2)で表されるジチオール化合物を含む請求項3記載の光硬化性組成物。
TIFF
2024171961000013.tif
47
153
(式中、
環Z
2a
および環Z
2b
は独立してアレーン環を示し、

3a
およびA
3b
は独立してアルキレン基を示し、p1およびp2は独立して0以上の整数を示し、

4a
およびA
4b
は独立してアルキレン基を示し、

3a
およびR
3b
は独立して置換基を示し、r1およびr2は独立して0以上の整数を示し、


は置換基を示し、qは0~8の整数を示す)
【請求項5】
前記金属酸化物粒子(B)が、アシル基を有するチタニア粒子である請求項1または2記載の光硬化性組成物。
【請求項6】
光重合開始剤(D)としてホスフィン系化合物をさらに含む請求項1または2記載の光硬化性組成物。
【請求項7】
溶媒(E)としてケトン類をさらに含む請求項1または2記載の光硬化性組成物。
【請求項8】
前記金属酸化物粒子(B)の割合が、前記ラジカル重合性化合物(A)100質量部に対して1~200質量部である請求項1または2記載の光硬化性組成物。
【請求項9】
請求項1または2記載の光硬化性組成物に光照射して光硬化物を形成する光硬化工程を含む光硬化物の製造方法。
【請求項10】
前記光硬化工程において、可視光線を光照射する請求項9記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光硬化塗膜、フォトレジストおよび印刷製版材などに利用できる光硬化性組成物およびその光硬化物ならびにこの光硬化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、有機材料と無機材料とを分子レベルで複合化した有機無機ハイブリッド材料は、有機材料に由来する特性(例えば、軽量性、易加工性、柔軟性など)と、無機材料に由来する特性(耐熱性、耐候性、高弾性率など)とを両立し得る材料として注目されている。
【0003】
特開2019-123806号公報(特許文献1)には、可視光の照射であっても、ラジカル重合で屈折率の高い硬化物が得られる硬化性組成物として、ポリシラン(A)、フルオレン骨格を有するラジカル重合性化合物(B)、チオール化合物(C)およびラジカル重合開始剤(D)を含む硬化性組成物が開示されており、光硬化塗膜、フォトレジスト、印刷製版材などに利用できることが記載されている。
【0004】
特開2019-172893号公報(特許文献2)には、光硬化することができ、高い屈折率および透明性を有し、かつ低コストで調製できる樹脂組成物として、チタン化合物および光硬化型樹脂を含有する樹脂組成物が開示されており、前記光硬化型樹脂としてフルオレン骨格を有するアクリレート樹脂が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-123806号公報
特開2019-172893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、近年の光学材料は、用途によっては、諸特性のバランスが求められ、光学特性および機械的特性において、それぞれ高度な特性を要求されるが、特許文献1の硬化物では充分ではなかった。すなわち、特許文献1の硬化物では、不溶化率、屈折率、耐熱性のいずれにおいても充分ではなかった。また、特許文献2の硬化物でも、屈折率および耐熱性が充分ではなかった。
【0007】
従って、本発明の目的は、光硬化物が高屈折率で耐熱性が高く、不溶化率も高い硬化性組成物およびその光硬化物ならびにこの硬化物の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者等は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、9,9-ビス多環式アリールフルオレン骨格を有するラジカル重合性化合物と金属酸化物粒子とを組み合わせることにより、光硬化物の屈折率、耐熱性、不溶化率を向上できることを見出し、本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明の態様[1]としての光硬化性組成物は、下記式(1)で表されるラジカル重合性化合物(A)および金属酸化物粒子(B)を含む。
【0010】
TIFF
2024171961000001.tif
43
154
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

公立大学法人大阪
硫化物
6日前
公立大学法人大阪
タケ由来ミミズ堆肥
14日前
公立大学法人大阪
リン化コバルト炭素複合粒子
1か月前
三菱ケミカル株式会社
ガス吸着フィルム
6日前
森村金属株式会社
蠕動運動で移動するロボット
19日前
飯田グループホールディングス株式会社
蟻酸生成装置
28日前
学校法人神奈川大学
化合物及びそれを含んでなる発光材料
7日前
鹿島建設株式会社
帯水層蓄熱システム及び帯水層蓄熱方法
1か月前
信越化学工業株式会社
熱伝導性樹脂組成物、及び高温高熱伝導シート
6日前
公立大学法人大阪
表面処理装置、表面処理方法、表面被覆樹脂基体の製造方法及び表面被覆フッ素樹脂基体
27日前
セイコーエプソン株式会社
時系列データ処理方法、学習方法、処理システム及び学習システム
6日前
公立大学法人大阪
消化管又は皮膚移植片対宿主病の診断用キット、診断用デバイス、及び罹患の可能性を判断する方法
18日前
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
湿度制御装置、プログラム、湿度制御システムおよび湿度制御方法
13日前
公立大学法人大阪
カプセルタンパク質とその多量体組成物およびそれを用いた医薬組成物
14日前
ユニチカ株式会社
透明シート
25日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
東レ株式会社
熱硬化性樹脂組成物
29日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
引抜成形品の製造方法
22日前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
5日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
3か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
5日前
株式会社コバヤシ
光硬化性組成物
1か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
2か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
22日前
富士フイルム株式会社
組成物
2か月前
アキレス株式会社
燻蒸用生分解性樹脂シート
1か月前
東亞合成株式会社
硬化性組成物
2か月前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
2か月前
伯東株式会社
ビニル化合物中の重合防止方法
1か月前
株式会社村田製作所
樹脂組成物
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子溶液及びその用途
29日前
株式会社リコー
炭素繊維含有樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
プリプレグおよびその製造方法。
2か月前
続きを見る