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公開番号2024169730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2024169085,2021168310
出願日2024-09-27,2019-09-30
発明の名称雨水排水配管構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03C 1/122 20060101AFI20241128BHJP(上水;下水)
要約【課題】サイフォン現象を適用して雨水を排水する際に、合流部において、枝管から本管に安定して排水を合流させることが可能な雨水排水配管構造を提供すること。
【解決手段】雨水排水配管構造100であって、上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管122と、前記本管122の高さ方向における途中に位置される合流部120Tに接続され、前記合流部120Tに外部から排水を流入させる枝管150と、を備え、前記本管122は、上方側に配置される第1縦配管123と、前記第1縦配管123の下方側に配置され前記第1縦配管123よりも大きな流路面積を有する養生管125と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建築物に配置され雨水を排水する雨水排水配管構造であって、
サイフォン式排水部材と、
前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を流下する本管と、
前記本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、
を備え、
前記本管は、
上方側に配置され前記サイフォン式排水部材に接続される第1縦配管と、前記第1縦配管の下方側に配置され前記第1縦配管よりも大きな流路面積を有する第2縦配管と、
を備え、
前記合流部は前記第1縦配管に形成され、
前記第2縦配管は、
前記合流部より下方に位置され、前記第1縦配管の外壁部との間に間隔をあけて配置された養生管である
ことを特徴とする雨水排水配管構造。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の雨水排水配管構造であって、
前記第2縦配管の呼び径は、
前記第1縦配管の呼び径よりも1サイズ以上大きく設定されている
ことを特徴とする雨水排水配管構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の雨水排水配管構造であって、
前記合流部が、
地表から10m以下に配置されている
ことを特徴とする雨水排水配管構造。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の雨水排水配管構造であって、
前記合流部が、
3階以下に配置されている
ことを特徴とする雨水排水配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、工場やショッピングセンター等の大型施設の建築物では、建築物の多用途化、複雑化が進む中で、屋上やバルコニー等に、サイフォン式排水部材を配置して、雨水を上層階から階下に向かって効率的に排水する技術が広く普及しつつある。
【0003】
サイフォン式排水部材を用いた雨水配管本体システムは、サイフォン式排水部材から流入した雨水に管内でサイフォン現象を発生させ、このサイフォン現象によって満管流とし排水能力を向上させるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-007250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、サイフォン現象を用いた雨水配管本体システムでは、本管の管内圧力は、上層階では負圧となるものの、下層階に近づくにつれて管内圧力が上昇し、下層階では、排水の管内圧力が正圧にまで上昇して、枝管からの排水を本管に合流させるのがしだいに困難となる。特に、本管の最下層に、排水の流れの向きを横方向(水平方向)に変換するエルボが設けられている場合、そのエルボが排水を受けることで、下層階における管内圧力が顕著に上昇する傾向がある。
その結果、排水を本管に合流させることが可能な箇所は限定され、管内圧力が正圧となる下層階での合流は不可能となっている。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、サイフォン現象を適用して上層階から階下に向かって雨水を排水する際に、途中階に設けられた合流部において、枝管から本管に安定して排水を合流させることが可能な雨水排水配管構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造であって、上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管と、前記本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備え、前記本管は、上方側に配置され前記サイフォン式排水部材に接続される第1縦配管と、前記第1縦配管の下方側に配置され前記第1縦配管よりも大きな流路面積を有する第2縦配管と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る雨水排水配管構造によれば、上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、サイフォン式排水部材から流入する雨水を上層階から階下に向かって流下する本管と、本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備え、本管が、上方側に配置されサイフォン式排水部材に接続される第1縦配管と、第1縦配管の下方側に配置され第1縦配管よりも大きな流路面積を有する第2縦配管と、を備えているので、サイフォン現象を適用して上層階から階下に向かって雨水を排水する際に、途中階に設けられた合流部において、枝管から本管に安定して排水を合流させることができる。
その結果、建築物の低い位置や下層階において、本管に枝管を接続することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の雨水排水配管構造であって、前記合流部は前記第1縦配管に形成され、前記第2縦配管は、前記合流部より下方に位置され、前記第1縦配管の外壁部との間に間隔をあけて配置された養生管であることを特徴とする。
【0010】
この発明に係る雨水排水配管構造によれば、合流部は第1縦配管に形成され、第2縦配管は、合流部より下方に位置され、第1縦配管の外壁部との間に間隔をあけて配置された養生管とされているので、第1縦配管と第2縦配管とを簡単な構造により接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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