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公開番号
2024169676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2024166424,2021156789
出願日
2024-09-25,2021-09-27
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社クボタ
代理人
安田岡本弁理士法人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241128BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コネクタ端子間の間隔と接続端子間の間隔とが異なる電力変換装置において、構造の簡素化、コンパクト化を図る。
【解決手段】電力変換装置は、複数のコネクタ端子を有するコネクタと、コネクタに対して第1方向で離間して配置され、複数のコネクタ端子に対応する複数の接続端子を有するパワーモジュールと、各コネクタ端子と各接続端子とを接続する複数のバスバーと、各バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアを有する電流センサと、を備え、複数のコネクタ端子及び複数の接続端子は、第1方向に交差する方向である第2方向に並べて配置されると共に、隣接するコネクタ端子間の間隔である第1間隔と隣接する接続端子間の間隔である第2間隔とが異なるように配置されており、複数のバスバーは、第2方向に並べて配置されると共に、コネクタ端子と接続端子とにわたって直線状に延伸している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のコネクタ端子を有するコネクタと、
前記コネクタに対して第1方向で離間して配置され、前記複数のコネクタ端子に対応する複数の接続端子を有するパワーモジュールと、
各コネクタ端子と各接続端子とを接続する複数のバスバーと、
前記各バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアを有する電流センサと、
を備え、
前記複数のコネクタ端子及び前記複数の接続端子は、前記第1方向に交差する方向である第2方向に並べて配置されると共に、隣接するコネクタ端子間の間隔である第1間隔と隣接する接続端子間の間隔である第2間隔とが異なるように配置されており、
前記複数のバスバーは、前記第2方向に並べて配置されると共に、前記コネクタ端子と前記接続端子とにわたって直線状に延伸している電力変換装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
隣接する前記バスバーは、当該バスバー間の間隔である第3間隔が前記第1間隔と前記第2間隔とのうちの間隔の大きい側から間隔の小さい側に向かうにつれて漸次狭くなるように配置され、
前記電流センサは、前記磁性体コアが収容されると共に前記複数のバスバーが貫通する複数の貫通孔が形成されたセンサ本体を有し、
前記センサ本体は、前記隣接するバスバーのうちの一方が挿通される部位に対して他方の前記バスバーが挿通される部位が前記第1間隔と前記第2間隔とのうちの間隔の小さい側に傾くように前記隣接するバスバー間で屈曲されている請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記電流センサは、前記バスバーが載置される載置部を有し、
前記載置部は、前記第3間隔の狭い側に配置され、
前記センサ本体は、前記第3間隔の広い側に配置されている請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記複数のコネクタ端子は、前記第2方向の一側から他側に向かって順に配置された、第1コネクタ端子、第2コネクタ端子及び第3コネクタ端子を含み、
前記複数の接続端子は、前記第2方向の一側から他側に向かって順に配置された、第1接続端子、第2接続端子及び第3接続端子を含み、
前記複数のバスバーは、前記第1コネクタ端子と前記第1接続端子とを接続する第1バスバーと、前記第2コネクタ端子と前記第2接続端子とを接続する第2バスバーと、前記第3コネクタ端子と前記第3接続端子とを接続する第3バスバーとを含み、
前記センサ本体は、前記第1バスバーが貫通する前記貫通孔を有する第1部位と、前記第2バスバーが貫通する前記貫通孔を有する第2部位と、前記第3バスバーが貫通する前記貫通孔を有する第3部位とを有し、前記第1部位に対して前記第2部位が前記第1間隔と前記第2間隔とのうちの間隔の小さい側に傾き、前記第2部位に対して前記第3部位が前記第1間隔と前記第2間隔とのうちの間隔の小さい側に傾くように前記バスバー間で屈曲されている請求項2または3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記第1間隔は、前記第2間隔よりも狭く形成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示された電力変換装置が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された電力変換装置は、モータとバッテリとの間に設けられ、バッテリから供給された電力を三相交流電力に変換してモータに供給する装置である。この電力変換装置は、モータに供給される電流が流れるバスバーを有するパワーモジュールと、バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアを有する電流センサと、モータに接続されるコネクタとを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-19485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、電力変換装置として、図10に示すように構成されたものがある。この電力変換装置30は、コネクタ40とパワーモジュール50との間に、コネクタ40に備えられた複数のコネクタ端子80とパワーモジュール50に備えられた複数の接続端子90とを各々接続する複数のバスバー60と、各バスバー60が貫通する貫通孔170を有する電流センサ70とを配置している。
【0006】
複数のコネクタ端子80と複数の接続端子90とは、コネクタ40とパワーモジュール50との離間方向である第1方向X1に直交する第2方向X2に並べて配置されている。各貫通孔170は、電流センサ70を第1方向X1に平行に貫通している。また、貫通孔17は、第2方向X2に並べて形成されている。
【0007】
電力変換装置30において、図10に示すように、コネクタ端子80間の間隔100と、接続端子90間の間隔110とが異なっている場合、曲げ回数の多い複雑な形状のバスバー60での配線となり、電流センサ70の貫通孔170にバスバー60を通せない。
【0008】
そのため、バスバー60を第1バー60Aと第2バー60Bとに分割しなければならない。また、バスバー60を分割すると分割部分を支持する中継端子台31が必要となる。そうすると、電力変換装置30の構造が複雑化する。また、中継端子台31を設けることにより、部品点数が増えることに加えスペースをとってしまう。
【0009】
本発明は、前記問題点に鑑み、コネクタ端子間の間隔と接続端子間の間隔とが異なる電力変換装置において、構造の簡素化、コンパクト化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る電力変換装置は、複数のコネクタ端子を有するコネクタと、前記コネクタに対して第1方向で離間して配置され、前記複数のコネクタ端子に対応する複数の接続端子を有するパワーモジュールと、各コネクタ端子と各接続端子とを接続する複数のバスバーと、前記各バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアを有する電流センサと、を備え、前記複数のコネクタ端子及び前記複数の接続端子は、前記第1方向に交差する方向である第2方向に並べて配置されると共に、隣接するコネクタ端子間の間隔である第1間隔と隣接する接続端子間の間隔である第2間隔とが異なるように配置されており、前記複数のバスバーは、前記第2方向に並べて配置されると共に、前記コネクタ端子と前記接続端子とにわたって直線状に延伸している。
(【0011】以降は省略されています)
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