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公開番号
2024168836
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085828
出願日
2023-05-24
発明の名称
移動式車両洗浄装置
出願人
株式会社ネクスコ・メンテナンス関東
,
日本車輌洗滌機株式会社
代理人
個人
主分類
B60S
3/04 20060101AFI20241128BHJP(車両一般)
要約
【課題】 車両全体を洗浄できて、且つ、任意の設置場所に設置可能な移動式の車両洗浄装置を提供することにある。
【解決手段】 ゲート状の本体洗浄機20からその内側に向けて液体を噴射させて、本体洗浄機20を通過する車両90を洗浄する車両洗浄装置10である。本体洗浄機20は、左右一対のサイドフレーム31,31及びトップフレーム36からなるコ字形のゲート部30と、サイドフレーム31の下端に車両90の通行方向へ向けて敷設する土台部40と、ゲート部30に取り付けられた液体噴射用配管・噴射ノズル50と、を備えた本体洗浄機20の土台部40の外側に沿って重量物であるH型鋼53,53を上下に重ねて配置してなる固定機構52を有する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ゲート状の本体洗浄機からその内側に向けて液体を噴射させて、本体洗浄機を通過する車両を洗浄する車両洗浄装置であって、
本体洗浄機に、キャスターと、車両洗浄装置の設置面に対してキャスターを昇降させるアジャスターと、を有する移動機構を備え、本体洗浄機の移動が可能なことを特徴とする移動式車両洗浄装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
左右一対のサイドフレーム及びサイドフレームの上端どうしを架設するトップフレームからなるコ字形のゲート部と、サイドフレームの下端に車両の通行方向へ向けて敷設する土台部と、ゲート部に取り付けられた液体噴射用の配管及び噴射ノズルと、を備えた本体洗浄機の土台部の両端にそれぞれ移動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動式車両洗浄装置。
【請求項3】
左右いずれかのサイドフレーム及びサイドフレームの上端から車両の通行方向と直交する方向へ延びるトップフレームからなるL字形のゲート部と、サイドフレームの下端に車両の通行方向へ向けて敷設する土台部と、ゲート部に取り付けられた液体噴射用の配管及び噴射ノズルと、を備えた本体洗浄機の土台部の両端にそれぞれ移動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動式車両洗浄装置。
【請求項4】
移動機構のアジャスターは、キャスターを取り付ける基盤となる移動基部にキャスターを囲むように3本以上立設し、移動基部を上下高さ方向に調整可能な脚体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の移動式車両洗浄装置。
【請求項5】
本体洗浄機に重量物を配した固定機構を接続して、本体洗浄機を車両洗浄装置の設置面に固定可能なことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の移動式車両洗浄装置。
【請求項6】
トップフレームの真下に設置するとトップフレーム方向へ液体を噴射させる液体噴射用配管及び噴射ノズルを備えた移し置き可能な下部洗浄機を、本体洗浄機と組み合わせて設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の移動式車両洗浄装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、車両、特に各種作業等に用いられる大型車両を洗浄するための洗浄装置に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
冬期の雪氷作業に用いられる車両(雪氷車両)には凍結防止剤(塩化ナトリウム等)が付着し、発錆による腐食が生じ得る。そのため、雪氷作業を終えて車両が基地に戻ると当該車両の洗浄を行う必要がある。この洗浄を人力ではなく、機械(装置)による自動化を実現すべく、特許文献1の「車両移動型の車両下部洗浄装置」が開発された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63-74364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
但し、特許文献1の考案は、凍結防止剤が車両の下面に多く付着するとして、車両下部を洗浄することに限定されている。
しかし、必ずしも、凍結防止剤が車両下面だけに付着するとは限らず、腐食防止や清掃という観点からは、車両下部に限らず、車両全体を洗浄することが求められる。
【0005】
また、特許文献1の考案は、固定式(据え置き式)であって、一度設置したら基本的に移動することはできない。
しかし、雪氷車両に洗浄が必要になるのは冬期であって、通年ではない。従って、必要な時に必要な場所に設置できる移動式のものであれば、適材適所で好ましい。
【0006】
そこで、本願発明者は、車両全体を洗浄でき、且つ、任意の設置場所に設置可能な移動式(仮設式)の車両洗浄装置を提供すべく、鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成させるに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の第1の発明は、ゲート状の本体洗浄機からその内側に向けて液体を噴射させて、本体洗浄機を通過する車両を洗浄する車両洗浄装置であって、本体洗浄機に、キャスターと、車両洗浄装置の設置面に対してキャスターを昇降させるアジャスターと、を有する移動機構を備え、本体洗浄機の移動が可能なことを特徴とする移動式車両洗浄装置である。
第2の発明は、左右一対のサイドフレーム及びサイドフレームの上端どうしを架設するトップフレームからなるコ字形のゲート部と、サイドフレームの下端に車両の通行方向へ向けて敷設する土台部と、ゲート部に取り付けられた液体噴射用の配管及び噴射ノズルと、を備えた本体洗浄機の土台部の両端にそれぞれ移動機構を備えたことを特徴とする上記第1の発明に係る移動式車両洗浄装置である。
第3の発明は、左右いずれかのサイドフレーム及びサイドフレームの上端から車両の通行方向と直交する方向へ延びるトップフレームからなるL字形のゲート部と、サイドフレームの下端に車両の通行方向へ向けて敷設する土台部と、ゲート部に取り付けられた液体噴射用の配管及び噴射ノズルと、を備えた本体洗浄機の土台部の両端にそれぞれ移動機構を備えたことを特徴とする上記第1の発明に係る移動式車両洗浄装置である。
第4の発明は、移動機構のアジャスターが、キャスターを取り付ける基盤となる移動基部にキャスターを囲むように3本以上立設し、移動基部を上下高さ方向に調整可能な脚体であることを特徴とする上記第1の発明から第3の発明のいずれかに係る移動式車両洗浄装置である。
第5の発明は、本体洗浄機に重量物を配した固定機構を接続して、本体洗浄機を車両洗浄装置の設置面に固定可能なことを特徴とする上記第1の発明から第4の発明のいずれかに係る移動式車両洗浄装置である。
第6の発明は、トップフレームの真下に設置するとトップフレーム方向へ液体を噴射させる液体噴射用配管及び噴射ノズルを備えた移し置き可能な下部洗浄機を、本体洗浄機と組み合わせて設けたことを特徴とする上記第2の発明から第5の発明に係る移動式車両洗浄装置である。
【発明の効果】
【0008】
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明は、ゲート状の本体洗浄機からその内側に向けて液体を噴射させて、その本体洗浄機を車両が通過することで、車両下部のみではなく、車両全体を洗浄することが可能になる。また、キャスターを有する移動機構を備えることで、移動機構を使って本体洗浄機(車両洗浄装置)を移動することが可能になる。さらに、移動機構はキャスターの他にアジャスターを有しているので、移動が必要な時だけキャスターを降下させて移動を行い、移動が不要な時はキャスターを上昇させて移動しないようにできる。
(2)本願発明は、本体洗浄機がサイドフレーム(左右一対のタイプ又は左右一方のタイプ)とトップフレームと土台部と液体噴射用配管・噴射ノズルとからなる極めてシンプルな構造であるので、重量を最低限に抑えて(軽量化されて)、その移動が容易になる。また、移動機構が本体洗浄機の基礎である土台部の両端にそれぞれ備えているので、キャスターを使った移動が安定する。
(3)本願発明は、移動機構のアジャスターが、キャスターを取り付ける基盤となる移動基部にキャスターを囲むように3本以上立設し、移動基部を上下高さ方向に調整可能な脚体であるので、車両洗浄装置の設置面に対してキャスターを確実に昇降させることができる。
(4)本体洗浄機に重量物を配した固定機構を接続することで、移動機構でアジャスターを使いキャスターを上昇させて移動できないようにするだけでなく、確実に本体洗浄機を設置面に固定できる。
(5)車両下面への洗浄が可能な下部洗浄機を備えることで、車両全体の洗浄をより確実に行える。また、下部洗浄機を本体洗浄機とは別に設けて、本体洗浄機と下部洗浄機とを別々に移動し、設置場所で本体洗浄機と下部洗浄機と組み合わせて使用することで、車両洗浄装置の移動と設置が簡易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(1)。
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(2)。
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(3)。
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(4)。
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(5)。
本願発明に係る移動式車両洗浄装置を説明する説明図(6)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本願発明に係る移動式車両洗浄装置を構成する本体洗浄機20の一部を図示したものである。
図1に図示する本体洗浄機20は、コ字形のゲート部30と、土台部40と、を備える。なお、本願発明の本体洗浄機20は、これに液体噴射用配管・噴射ノズルを備えるが、ここでは「移動機構」を説明するために、液体噴射用配管・噴射ノズルの図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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