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公開番号
2024167960
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084302
出願日
2023-05-23
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
国立大学法人 東京大学
代理人
弁理士法人IPX
主分類
A61B
5/145 20060101AFI20241128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】被計測者の身体的な負担が小さい非侵襲的手法にて血中成分を計測できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、プロセッサを備える。プロセッサは、受付ステップと、処理ステップと、を実行するように構成される。受付ステップでは、被計測者の脈波同期電磁波データの入力を受け付ける。処理ステップでは、脈波同期電磁波データの振幅及び位相のうち少なくとも一方に基づく特徴量を推定器に入力することで、被計測者の血中成分を推定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置であって、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、受付ステップと、処理ステップと、を実行するように構成され、
前記受付ステップでは、被計測者の脈波同期電磁波データの入力を受け付け、
前記処理ステップでは、前記脈波同期電磁波データの振幅及び位相のうち少なくとも一方に基づく特徴量を推定器に入力することで、前記被計測者の血中成分を推定する、もの。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記脈波同期電磁波データは、複数のプローブ電磁波周波数を用いて計測されたものであり、
前記特徴量は、複数のプローブ電磁波周波数における計測値から抽出される、もの。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記脈波同期電磁波データは、プローブ電磁波周波数を周期的に切り替えながら計測されたものである、もの。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特徴量は、前記脈波同期電磁波データの各波における前記振幅又は前記位相が最大となるピーク点の平均値を含む、もの。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特徴量は、前記脈波同期電磁波データの各波における前記振幅又は前記位相の大きさで並べた複数の計測点それぞれの平均値、又は、前記脈波同期電磁波データの各波における一定間隔ごとの計測値それぞれの平均値を含む、もの。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記処理ステップでは、前記脈波同期電磁波データと同時に計測された脈拍によって前記脈波同期電磁波データの各波の周期変動を補正し、
前記特徴量は、各波における一定間隔ごとの計測値それぞれの平均値を含む、もの。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記脈波同期電磁波データは、前記被計測者の人体で電磁波を反射させることで、又は前記被計測者の人体に電磁波を透過させることで取得されたものである、もの。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記推定器は、前記特徴量と紐付けられた血中成分の実測値を教師データとする機械学習によって構築される、もの。
【請求項9】
情報処理方法であって、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置の各ステップを備える、方法。
【請求項10】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
血糖値を計測する手法として、下記の文献に開示されるような侵襲式の計測方法が従来用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-185130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
侵襲式の計測方法は、痛みが発生するとともに、非衛生的である。そのため、一日に複数回の血糖値の計測が必要となる糖尿病の患者に対し、身体的な負担が非常に大きくなる。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、被計測者の身体的な負担が小さい非侵襲的手法にて血中成分を計測できる情報処理装置を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、プロセッサを備える。プロセッサは、受付ステップと、処理ステップと、を実行するように構成される。受付ステップでは、被計測者の脈波同期電磁波データの入力を受け付ける。処理ステップでは、脈波同期電磁波データの振幅及び位相のうち少なくとも一方に基づく特徴量を推定器に入力することで、被計測者の血中成分を推定する。
【0007】
このような態様によれば、非侵襲的に計測できる脈波同期電磁波データから、血中成分を高精度で推定できる。すなわち、被計測者の身体的な負担が小さい非侵襲的手法にて血中成分を計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システム1を表す構成図である。
情報処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
ユーザ端末3のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置2(プロセッサ23)によって実現される機能を示すブロック図である。
情報処理システム1によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。
脈波同期電磁波データの計測方法の模式図である。
脈波同期電磁波データの一例と、プローブ電磁波周波数の周期とを時系列で示すグラフである。
脈波同期電磁波データにおける計測点と特徴量の一例とを示す模式図である。
脈波同期電磁波データの周期変動の補正の一例を示すグラフである。
推定器に含まれる複素ニューラルネットワークの一例である。
推定器に含まれる判定チャートの一例である。
教師データ取得のための脈波同期電磁波データ及び血糖値の計測方法例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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