TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024167495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083595
出願日2023-05-22
発明の名称走行モード切換報知方法および装置
出願人日産自動車株式会社,ジヤトコ株式会社
代理人個人,個人
主分類F16H 61/02 20060101AFI20241127BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】運転者がモード選択スイッチを操作したときに、走行モードが確かに切り換わったことを目視によらずに体感で知ることができるようにする。
【解決手段】車両は所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備え、運転者の操作により、走行モードの切換が可能である。走行中にスタンダードモードからスポーツモードに切り換えられたとき、あるいは、スポーツモードからスポーツ・プラスモードに切り換えられたときに、変速線によらずにダウンシフトを実行する。逆に、スポーツ・プラスモードからスポーツモード、あるいは、スポーツモードからスタンダードモードに切り換えられたときは、変速線によらずにアップシフトを実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備えるとともに、車両の走行モードとして少なくとも第1の走行モードとこの第1の走行モードよりも変速線が高車速側となる第2の走行モードとに運転者の操作により切換が可能な車両において、
第1の走行モードでの走行中に第2の走行モードへ切換操作がなされたときに、変速線によらずにダウンシフトを実行する、
走行モード切換報知方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
ダウンシフト実行前にダウンシフト後のエンジン回転数を求め、このエンジン回転数が所定値以上である場合は、ダウンシフトを実行しない、
請求項1に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項3】
所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備えるとともに、車両の走行モードとして少なくとも第1の走行モードとこの第1の走行モードよりも変速線が高車速側となる第2の走行モードとに運転者の操作により切換が可能な車両において、
第2の走行モードでの走行中に第1の走行モードへ切換操作がなされたときに、変速線によらずにアップシフトを実行する、
走行モード切換報知方法。
【請求項4】
アップシフト実行前にアップシフト後のエンジン回転数を求め、このエンジン回転数が所定値以下である場合は、アップシフトを実行しない、
請求項3に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項5】
走行モード切換操作に伴うダウンシフトの実行後、所定時間の間、アップシフトを禁止する、
請求項1に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項6】
上記の所定時間の間に車両が停車したときは、アップシフト禁止を解除する、
請求項5に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項7】
上記の所定時間の間に上記変速線に基づくダウンシフトが生じたときは、アップシフト禁止を解除する、
請求項5に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項8】
上記の所定時間の間に、変速段毎に設定される所定量以上のエンジン回転数上昇があったときは、アップシフト禁止を解除する、
請求項5に記載の走行モード切換報知方法。
【請求項9】
所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備えるとともに、車両の走行モードとして少なくとも第1の走行モードとこの第1の走行モードよりも変速線が高車速側となる第2の走行モードとに運転者の操作により切換が可能な車両において、
第1の走行モードでの走行中に第2の走行モードへ切換操作がなされたことを検出する走行モード切換検出部と、
上記の走行モード切換操作を検出したときに、変速線によらずに上記自動変速機のダウンシフトを実行する変速制御部と、
を備えてなる走行モード切換報知装置。
【請求項10】
所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備えるとともに、車両の走行モードとして少なくとも第1の走行モードとこの第1の走行モードよりも変速線が高車速側となる第2の走行モードとに運転者の操作により切換が可能な車両において、
第2の走行モードでの走行中に第1の走行モードへ切換操作がなされたことを検出する走行モード切換検出部と、
上記の走行モード切換操作を検出したときに、変速線によらずに上記自動変速機のアップシフトを実行する変速制御部と、
を備えてなる走行モード切換報知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、自動変速機を備え、いわゆるスポーツモード等の複数の走行モードに運転者の操作により切換可能な車両において、走行モードの切換がなされたことを運転者に報知する方法および装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ステップ変速を行う自動変速機にあっては、一般に、車速とアクセルペダル開度とをパラメータとして各段の変速線を設定した変速マップに従って、変速が行われる。ここで、特許文献1に記載されているように、例えば、スタンダードモード、スポーツモード、等として複数の走行モードを備え、運転者が状況に応じていずれかの走行モードを選択することができる車両が知られている。このような車両では、各々の走行モードに対応した変速線が予め設定されており、例えばスポーツモードではスタンダードモードよりもエンジン回転数が相対的に高くなるように変速が行われ、スポーティな走行を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-133755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
走行モードの切換は、例えば運転席付近に設けられたスイッチを運転者が操作することでなされるが、実際に走行モードが切り換わったかどうかを運転者が知るためには、スイッチに付随する走行モードの表示やインストルメントパネルに設けられた走行モードの表示などを目視で確認する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明に係る走行モード切換報知方法は、
所定の変速マップに従ってステップ変速を行う自動変速機を備えるとともに、車両の走行モードとして少なくとも第1の走行モードとこの第1の走行モードよりも変速線が高車速側となる第2の走行モードとに運転者の操作により切換が可能な車両において、
第1の走行モードでの走行中に第2の走行モードへ切換操作がなされたときに、変速線によらずにダウンシフトを実行する。
【0006】
また、第2の発明では、
第2の走行モードでの走行中に第1の走行モードへ切換操作がなされたときに、変速線によらずにアップシフトを実行する。
【0007】
すなわち、運転者が走行モードの切換を行ったときに、車両運転条件にかかわらずダウンシフトもしくはアップシフトが実行される。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、走行モードの切換に伴ってダウンシフトもしくはアップシフトが実行されるので、運転者は、体感として走行モードの切換が確かに行われたことを知ることができ、目視による確認が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
自動変速機を備えた車両の構成説明図。
スタンダードモードからスポーツモードさらにスポーツ・プラスモードへと走行モード切換を行ったときのダウンシフトを説明するタイムチャート。
ダウンシフト後のエンジン回転数が所定値以上となるためにスポーツモードへの切換時のダウンシフトが行われない例を示したタイムチャート。
スポーツ・プラスモードからスポーツモードさらにスタンダードモードへと走行モード切換を行ったときのアップシフトを説明するタイムチャート。
アップシフト後のエンジン回転数が所定値以下となるためにスポーツモードへの切換時のアップシフトが行われない例を示したタイムチャート。
走行モード切換に伴うダウンシフト後のアップシフト禁止を停車により解除した例を示すタイムチャート。
走行モード切換に伴うダウンシフト後のアップシフト禁止を通常のダウンシフトにより解除した例を示すタイムチャート。
走行モード切換に伴うダウンシフト後のアップシフト禁止を所定のエンジン回転数上昇により解除した例を示すタイムチャート。
走行モード切換に伴うダウンシフト後のアップシフト禁止を所定のエンジン回転数上昇により解除した異なる例を示すタイムチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、一実施例の車両のパワートレインの構成を示している。一実施例は後輪駆動の形式であって、内燃機関1(以下、エンジン1という)にステップ変速が可能な自動変速機2が接続されており、自動変速機2の出力により終減速装置3を介して駆動輪4を駆動している。自動変速機2は、遊星歯車機構および複数の摩擦締結要素(クラッチないしブレーキ)を含んで構成される有段の変速機構を備えている。この自動変速機2の変速段は、ATコントローラ5によって制御される。例えば図示しないセレクタが自動変速レンジ(いわゆるDレンジ)を選択している場合には、主にアクセルペダル開度と車速とをパラメータとして所定の変速マップに基づいて適当な変速段が選択され、自動に変速が行われる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日産自動車株式会社
モータ
27日前
日産自動車株式会社
電動機
27日前
日産自動車株式会社
組電池
27日前
日産自動車株式会社
二次電池
21日前
日産自動車株式会社
カバー部材
7日前
日産自動車株式会社
車両用シート
6日前
日産自動車株式会社
非水電解質二次電池用電極
21日前
日産自動車株式会社
気体分離膜及びその製造方法
1日前
日産自動車株式会社
車載制御方法及び車載制御装置
27日前
日産自動車株式会社
物体検出方法及び物体検出装置
7日前
日産自動車株式会社
遠隔支援方法及び遠隔支援装置
1日前
日産自動車株式会社
電動車両の制御方法及び電動車両
1日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
27日前
日産自動車株式会社
走行モード切換報知方法および装置
1日前
日産自動車株式会社
回転電機用ハウジング及び回転電機
1日前
日産自動車株式会社
車両用入力装置及び車両用入力方法
1日前
日産自動車株式会社
配車管理システム及び車両管理方法
1日前
日産自動車株式会社
車両用入力装置及び車両用入力方法
1日前
日産自動車株式会社
車両制御方法及び車両制御システム
27日前
日産自動車株式会社
車両の制御方法及び車両の制御装置
27日前
日産自動車株式会社
アノテーション方法及びアノテーション装置
28日前
日産自動車株式会社
蒸発燃料処理システムの故障診断方法及び故障診断装置
14日前
日産自動車株式会社
電動車両の充電制御方法、充電制御装置及び充電システム
27日前
日産自動車株式会社
状態判定方法、状態判定装置及び状態判定用学習済みモデル
7日前
日産自動車株式会社
ユーザ状態判定装置、ユーザ状態判定方法、及びコンピュータプログラム
27日前
日産自動車株式会社
リアクトルの磁気バイアス制御方法及びリアクトルの磁気バイアス制御装置
13日前
住友電装株式会社
車載装置、プログラム及び情報処理方法
7日前
個人
保持機
1か月前
個人
回転伝達機構
4か月前
個人
免震留具
8日前
個人
振り子式免震装置
1か月前
株式会社フジキン
配管
3か月前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
個人
弁装置
4か月前
個人
ロックナット
3か月前
藤井電工株式会社
フック
1か月前
続きを見る